CD化概況

  ormandy に関する録音のCD化情報を年代に区切ってざっとまとめてみました。CD化された内容については、Compact Disc , Super Audio CD をご覧ください。なお、どの曲(演奏)がCD化されているかということについては、横田さんの Ormandy Discography に詳細にまとめられていますので、そちらをご覧頂いた方がよいでしょう。ただ、最近は音源保有会社以外のディストリビューターからCD化されることも多く、それらの全てを網羅しているわけではありません。


(1)1921-1930
 ハンガリーからアメリカに渡った Ormandy がViolinistとして遺した録音や Salon Orchestra を指揮した録音等(CAMEO, OKHE, ODEON, PARLOPHONE等各社)

 ・Biddulph WHL064/5 , The Art of Eugene Ormandy (as violinist and conductor)等にて一部復刻。


(2)1931-1936  Minneapolis Orchestra (米RCA Victor)

 ・Biddulph WHL064/5 , The Art of Eugene Ormandy (as violinist and conductor)等にて一部復刻。
 ・History - Maestro Brilliante(History 205236-303〜205240-303)にて一部復刻。
   (timcompany)


以下、特に断りのない限り Philadelphia Orchestra を指揮した演奏です。

(3)1936-1942 (米RCA Victor)
  この時期の録音はSP録音です。復刻は多くありませんが、Rachmaninoff,Feuermann,Rubinstein 等との著名なソリストとの録音は結構復刻されています。
 ・Biddulph WHL046
     Eugene Ormandy conducts Philadelphia Orchestra
     Pathetique Symphony and Pictures at an Exhibition(arr. Cailliet)
 ・History - Maestro Brilliante(History 205236-303〜205240-303)
    にて一部復刻。(timcompany)
 ・米BMG/RCA,Naxosにて一部復刻。(Rubinstein,Rachmaninoff との Recording等)


(4)1943-1968 (米Columbia) 

(4.1) 1943-1958 Monoural期
  残念ながら、Columbia の膨大なモノラル期の録音は殆ど復刻されていません。
  ・米Sony Classical MasterWorks Heritage Series 及び
    Essential Classics Series にて一部復刻。
  ・History - Maestro Brilliante(History 205236-303〜205240-303)にて一部復刻。
    (timcompany)
  ・アメリカの現代作品については、Albany Records により一部復刻。
  ・The Philadelphia Orchestra, The Centenial Collection にて一部復刻。

(4.2) 1959-1968 Stereo期
  ステレオ期の録音はかなりの数が復刻されています。
  ・米Sony Classical MasterWorks Heritage Series 及び
   Essential Classics Series にてかなり大量に復刻。
  ・Sony Classical Japan 及び Sony Super Audio CD にて一部復刻。
  ・アメリカの現代作品については、Albany Records により一部復刻。
  ・The Philadelphia Orchestra, The Centenial Collection にて一部復刻。

(5)1968-1980 (米RCA)
 最近のBMG Funhouse(2008.9月現在はBMG Japan に3期に渡る復刻で重要な音源の殆どがCD化された。日本BMG Funhouseの復刻から漏れた録音も、タワーレコード・ジャパン が「RCA プレシャス・セレクション 1000」シリーズで補遺的に殆どCD化している。


(5.1)米BMG
 下記 Series にて復刻。ただし、在庫はそう多くないと思われる。ただ、日本BMG Funhouseとタワーレコード・ジャパンがかなりの量の録音をCD化してくれたので、これらのCDを探す意義はあまり無い。このシリーズでしか入手できない物はVan Cliburn Collection くらいと思われる。

    RCA Victor Silver Seal, RCA Victor Gold Seal, RCA Victrola
    RCA Victor Dolby Surround Series, RCA Victor Basic100, 
    RCA Classic Navigator, RCA Victor 60+, RCA Victor Van Cliburn Collection

  ※下記は比較的新しいシリーズなので、上記よりは比較的入手容易と思われる。
    RCA Red Seal High Performance Series
    RCA Artur Rubinstein Collection

(5.2)日本BMG Funhouse
  ・ユージン=オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の芸術(限定盤)
     1期(15枚-1999/6)
     2期(20枚-2001/4)2期の内容については下記ページを参照下さい。
         Ichikawaさんのページ, 横田さんのページ
    3期 (20枚-2003/12) 3期の内容についてはこちらをどうぞ。

   ※なお、これら全55枚のブックレットの解説のタイトルを義行さん(クラシック音楽整理帳)が
     ホームページに整理されていますので、こちらも参考にどうぞ。解説は連載形式で各CDに
     またがっていますが、これを見ればどの解説がどのCDにあるのかひと目で分かります。

  ・2 for 1 Series等

(5.3)タワーレコード・ジャパン
  ・タワーレコード RCA プレシャス・セレクション 1000
     TowerRecords RCA Precious Selection 1000 Series (1期〜4期)
    埋もれていたRCAの音源を掘り起こすというタワーレコード・ジャパンの好企画。
    Ormandy/Philadelphia の未CD化音源も多数復刻されています。


(6)1980-1983 米Angel(EMI), 米Delos , 米Telarc, 米CBS Masterworks
  1980年以降、RCAとの契約を終了したOrmandy/philadelphia は上記4社と録音を行っており、これらは殆どCD化されている。EMI録音は廃盤になっていて入手困難なものもあるが時折廉価盤で復刻されることもあるので気長に待つのが吉かも。


(7)Live in Moscow 1958
  1958年のモスクワライブの音源がCD化されています。


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