The Art of Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra vol.III



BMG FUNHOUSE(2003年12月当時、2008年9月現在は BMG Japan)から 2003年12月17日 に発売されました。全て初回限定盤。

RCA Red Seal
BVCC-38282〜38303[全20タイトル]
Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra の芸術 vol.III

  世界中のオーマンディ・ファンからの熱いリクエストに応え、ついに第3弾が実現! 日本初発売、世界初CD化音源を多数含むRCA録音復刻シリーズのクライマックス。


●オーマンディ&フィラデルフィアのRCA録音を総ざらい
  カラヤン&ベルリン・フィルと並び、20世紀におけるオーケストラ芸術の最高峰と称えられるユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団。分厚くしなやかな弦を土台に、管楽器・金管楽器に名だたる名手を配することで生み出された「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」は、ほぼ半世紀にわたって世界中の音楽ファンを魅了してきた。この名コンビが1968年から1980年までの12年間にRCAに残した膨大な録音から選りすぐってCD化してきた「ユージン・オーマンディ&フィラデルフィアの芸術」(1999年第1弾と2001年発売第1弾の15+20=35タイトル)は、日本だけでなく世界のオーマンディ・ファンの間にセンセーションを巻き起こし、ヨーロッパ主義偏重を超えて、オーマンディとフィラデルフィアが到達した高い境地を純粋に再評価するきっかけとなった。

●特徴及び注目点
  最後のシリーズとなる今回は、過去2回に劣らず多彩で幅広いレパートリーによる、世界初CD化音源を多数含むファン垂涎のラインナップ。前回のシリーズ発売以降、CD化の要望が高かった録音を多数収録。

<日本初発売>
 ・チャイコフスキーの交響曲第2番・第3番
 ・アイヴズのオーケストラ・セット第1番

<多彩な現代音楽のラインナップ>
  ショスタコーヴィチの交響曲第13番〜第15番、アイヴズ、ペンデルツキ、パーシケッティなど、積極的に現代音楽を取り上げているにも拘わらずこれまで省みられなかったオーマンディ/フィラデルフィアの20世紀音楽への積極的な貢献を刻印した名盤が復活。


●充実したデータのブックレット
  自伝を残さず、また日本での不当な評価によりその詳細があまり伝わっていないオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団に関する正確なレコーディング・データ、ディスコグラフィカル・インフォメーションなどを含む、資料的に充実したライナーノーツにより、オーマンディの業績を見つめなおす。

●オリジナルLPのジャケット・デザイン使用。

●最新のリマスタリング
  JVC K2 24ビット・96kHzリマスタリングおよびK2レーザー・カッティングによる音質向上で、よりマスターテープに近いクオリティを実現。

●世界初CD化音源を含む特典CDプレゼント!(2004年6月終了)
  シリーズ20枚のうち、10枚お買い上げの方に、世界初CD化(一部日本未発売音源)となる特典CD2種類のうち、お好きな方をプレゼントという特典があります。無論、20枚全部購入すれば2種類のCDとも入手出来ます。応募方法の詳細は商品に記載されているとのこと。


●ラインナップ概要(詳細はこちら)

[1]モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」&シューベルト:交響曲第8番「未完成」
[2]マーラー:交響曲第2番「復活」 [2CD]
[3]メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」
[4]ワーグナー:「ニーベルングの指環」管弦楽曲集
[5]R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき&ドン・キホーテ
[6]チャイコフスキー初期交響曲集[2CD]
     交響曲第1番「冬の日の幻想」・第2番「小ロシア」・第3番「ポーランド」
[7]チャイコフスキー:交響曲第4番&プロコフィエフ:古典交響曲
[8]チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
[9]チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(抜粋)
[10]チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」(抜粋)
[11]グリエール:交響曲第3番「イリア・ムローメツ」&ラフマニノフ:3つのロシアの歌
[12]プロコフィエフ:交響曲第5番&ピーターと狼[語り:デイヴィッド・ボウイ]
[13]プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」
      ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」
[14]ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番[ヴラディミール・アシュケナージ(ピアノ)]
      ピアノ協奏曲「黄河」
[15]ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バービイ・ヤール」
[16]ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」
      ブリテン:「ピーター・グライムズ」~4つの海の間奏曲
[17]ショスタコーヴィチ:交響曲第15番&バルトーク:4つの管弦楽曲
[18]アイヴズ:交響曲第2番&交響曲第3番「キャンプの集い」 
[19]アイヴズ:交響曲「アメリカの休日」&ニュー・イングランドの3つの場所
[20]ペンデルツキ:ウトレンニャ〜キリストの埋葬&パーシケッティ:交響曲第9番「ヤーニクルムの丘」

[1]BVCC-38282
 Brahms:Tragic Overture Op.81 [1977]
 Schubert:Symphony no.8 "Unfinished" [1968]
 Mozart:Symphony no.41  "Jupiter" [1968]

[2]BVCC-38283/4 [2CDs]
 Brahms:Alto Rhapsody Op.53 [1969]
 Wagner:Music from "PARSIFAL"(Prelude[1970],Good Friday Spell[1970])
 Mahler:Symphony no.2 "Resurrction" [1970]    

[3]BVCC-38285
 Mendelsshohn:Incidential Music to "A Midsummer Night's Music"(Excerpts) [1976]
 Wagner:The Flying Dutchmann Overture [1970] & Prelude (ActIII) 
        from "Lohengrln" [1972]

[4]BVCC-38286
 Wagner: Highlights from "Der Ring Des Nibelungen"

[5]BVCC-38287
 R.Strauss:Also Sprach Zarathustra [1975] & Don Quixote [1972]

[6]BVCC-38288/9 [2CDs]
 Tchaikovsky
  Symphony no.1 "Winter Dreams" [1976]
  Symphony no.2 "Little Russian" [1976]
  Symphony no.3 "Polish" [1974]

[7]BVCC-38290
 Tchaikovsky:Symphony no.4[1973]
 Prokofiev:Symphony no.1 "Classical" [1972]
 
[8]BVCC-38291
 Tchaikovsky:"Manfred" Symphony [1976]

[9]BVCC-38292
 Tchaikovsky:Ballet "Swan Lake" (Excerpts by Ormandy) [1972]

[10]BVCC-38293
 Tchaikovsky:Ballet "Sleeping Beauty" (Excerpts by Ormandy)[1973]

[11]BVCC-38294
 Gliere:Symphony no.3 "Ilya Murometz" [1971]
 Rachmaninoff:Three Russian Songs for Chorus and Orchestra Op.41[1973]
 
[12]BVCC-38295
 Prokofiev:Symphony no.5 [1975]& Peter and the Wolf Op.67 [1975-77]

[13]BVCC-38296
 Prokofiev:Alexander Nevsky[1974-75]
 Rachmaninoff:The Bells[1973]

[14]BVCC-38297
 Rachmaninoff:Piano Concerto no.3[1975]
 Yellow River Concerto [1973]
 
[15]BVCC-38298
 Dmitri Shostakovich(1906-1975)
 Symphony no.13 in B-flat minor Op.113 "Babi Yar" [1970]

[16]BVCC-38299
 Shostakovich:Symphony no.14[1971]
 Britten:From "Peter Grimes" [1976]

[17]BVCC-38300
 Shostakovich:Symphony no.15[1972]
 Bartok:Four Pieces for Orchestra[1969]

[18]BVCC-38301
 Ives:Symphony no.2 [1973]& no.3 "The Camp Meeting" [1968]

[19]BVCC-38302
 Ives:Holiday Symphony [1974]&Three Places in New England [1974]

[20]BVCC-38303
 Penderecki:"Utrenja,The Entombment of Christ" [1970]
 Persichetti:Symphony no.9 Op.113 "Janiculum"[1971]


●ユージン・オーマンディ(1899-1985) Eugene Ormandy 略歴(詳細はこちら)

  1899年、ハンガリーのブダペスト生まれ。5歳でブダペスト音楽院に入学。ヴァイオリンを学び、2年後には公開の演奏会に出演するなど、神童ぶりを発揮。さらに9歳より名匠フーバイのもとで研鑚を重ねた。1921年、アメリカに渡り、ニューヨークのキャピタル劇場のコンサートマスターに就任。24年には急病で倒れた指揮者の代役としてデビュー。1927年、アメリカの市民権を獲得。1931年にはトスカニーニの代役としてフィラデルフィア管弦楽団に登場、成功を収め、同年より1936年までミネアポリス交響楽団の常任指揮者をつとめた。1936年、ストコフスキーのもとでフィラデルフィア管弦楽団の共同指揮者に就任、その2年後にはストコフスキーの退任にともなって音楽監督に昇格、1980年にリッカルド・ムーティにその地位を譲るまでこオーケストラの第2の黄金期を築き上げた。レパートリーは幅広く、同時代・現代音楽への取り組みも積極的だった。レコーディングもミネアポリス時代から多く、RCAにはそのミネアポリス〜フィラデルフィアのSP時代と、1968年にCBSから移籍してから1980年にかけての最円熟期の名盤が残されている。1967年5月、1972年5月、1978年6月、1981年5月の4回来日。1985年3月12日、フィラデルフィアで死去。享年85歳。


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2004.1.18(2008.9.12追記修正)