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Iriarte Jauregia (Bidania-Goiatz, スペイン)
スペイン、バスク地方。Mがネットで探し当てたこの日のホテルも前日の古城ホテルに劣らないすばらしさで、Mは絶対に泊まりたいホテルということで予約をしていた。ホテルは山あいの小さな村にあり、前日のホテルからはわずか70kmしか離れていない。Mによればモダンなアコモデーション、ミシュランの星を獲得しているレストランということで、昨晩のホテルとともにこの旅のハイライトとでも言えそうなホテルだった。

旅の回数が増えるにつれて、いいホテルに行く場合は、早めの時間に着いてホテルに滞在すること自体を楽しむようになってきた。そこでこの日はホテルには午後1時過ぎにチェックインした。部屋は漆喰の白壁、むき出しの黒い梁で、モダンな内装。バスルームからトイレにかけて天井は斜めに下がっていて、それもモダンなレイアウトだった。窓から見ると、外には牛が草を食んでいてのどかな山あいの風景が広がっていた。

まず、1階のサロンでQuick & Easy Lunch。カーニャ(スペイン語で生ビール)、その後グラスで白ワイン、そしてスモークサーモンとクリームチーズのサンドイッチをいただいた。おいしい軽めのランチで、ディナーへの期待が高まった。オーダーするたびに黒服のウェイターは「パーフェクト」を連発。笑ってしまった。

スペインのディナーはとても夜遅い時間に始まる。それでも最も早い時間帯の20時に予約してレストラン「BAILARA」に降りていった。真っ白いテーブルクロスにワインのグラス類が光り輝いて並んでいて、格調の高さを感じさせる。先ほどの黒服のウェイターがいて、オーダーし終わるとまたまた「パーフェクト」。

アミューズで始まり、スターターとして炙ったツナ・ロインのハニー&マスタード風味をシェアーし、メインの料理として僕はラム、Mはロブスターをいただいた。ワインはグラスで白ワインをいただいたあと、RIBERAの赤をボトルでいただいた。スペインの高級ワインの産地のこのワインは、とてもいい香りのワインであった。料理はミシュランの星を獲得しているだけあって、とても上質な味わいであった。

前日に続いて、すばらしいホテルであった。日本ではまだこのホテルを知っている人はいないかもしれない。どうしてこんな山あいの小さな村にこんなにいいホテルがあるのだろう?

昔は荘園領主の館だったそうだ。


ラム。

ロブスター。

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