6月30日回帰狂騒曲 人混みをかき分け重慶大厦へ。エレベータが待てず9階まで階段を駆け上がった。
一緒に上がってきたカメラマンが言った。
そこはお祭り状態だった。でも人民解放軍を探す余裕はなかった。探すなんて無理なのはすぐわかった。
英軍兵士と記念撮影するやつ。ユニオンジャックと五星紅旗。
お互い仕事を忘れて記念撮影するフリーカメラマン。
11時30分頃。スターフェーリーのターミナルに行った。すでに多くの人が集まり12時を待っていた。踊る人、歓声をあげる人、浴衣であるく日本人、チャイナドレスのお姉さん、ビルの陰ではレポーターがレコーダーにしゃべっている。兵士はあちこちに立っている。まだ襟章は英軍のままである。
続々と人は集まってくる。
時計台からビクトリア湾沿いプロムナードまで人人人。一瞬の静寂。
カウントダウンなしで、12時になった。
一斉に霧笛がなり、クラクションが鳴った。
警備車のところに人が集まっていた。中にいる兵士が襟章を付け替えている光景だった。一人が襟章を付けて車外に出るたびに歓声があがり、みんなが握手を求めていた。
これがが唯一返還を感じさせてくれた。
何が変わるか香港返還・・・それは今日からである。 |