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©つくば市で活動している小学生のサッカークラブです!


少年サッカー指導の姿
-こうあってほしい、そしてこうありたい-         鈴木俊二

鈴木コーチ

  私がコーチ陣に加えていただいたきっかけは4年前に息子が東光台SCに入会した際、自分でもサッカーをやっていたため、清水さんをはじめコーチ陣から誘いがあったからです。初めは子供たちと一緒に楽しくサッカーをやっていただけでしたが、真剣にボールを追いかけている子供たちに刺激され、自分も「真剣に指導しないと申し訳ない」と思うようになり指導者の資格を取得しました。
  低学年では学校以外のたくさんの友達とも知合いになり、身体を動かすこと、汗を掻くことの喜びを感じること。そして何よりもサッカーが大好きになってほしいと思います。
  高学年ではただ単にサッカーが好きというだけではなく、日常生活の中で他人をあてにせず何でも自分でやる。「今やろうと思ったのにぃ〜」「おかあさんがぁ〜、おとうさんがぁ〜」は卒業してほしいです。次に自分でやることは何かを常に意識し、行動してほしいと思います。そうすることの積み重ねがやがて試合中のプレーにも現れてきます。次にどのポジションでどんなプレーをなど自分の創造性がどんどん拡がってきます。 また、練習や試合の中に目的を持ち、自分が努力したことによって成果が見出せたことによる達成感を味わってほしいと思います。その結果に勝利があり敗戦があり,その中で「負けたこと(できなかったこと)の悔しさ、勝ったこと(できたこと)の嬉しさ」などをたくさん経験してほしいと思います。
   さらに、たくさんの仲間達と触れ合う中で他人に対する思いやりが持てる人になってほしいと思います。サッカーの試合は自分一人ではできません。チームメートだけでなく試合の際の対戦相手、審判、コーチ、保護者の方々は全て仲間です。何においてもルールは絶対ですが対戦相手も審判も敵ではありません。仲間がいて初めて試合ができるのです。「ありがとうございます」という感謝の気持ちを忘れずに、そしてその感謝を態度で示せるようになってほしいと思います。
  一人のコーチとしては、子供達それぞれの個性を大切に、長所を伸ばすことを心がけ、尚且つ他人を思いやる心、チームプレーができる子供、仲間を引っ張っていける、キャプテンになれる子供を理想に掲げて指導していきたいと思います。そのためにはどんな小さな良いところでもいいから見つけ出してでも「褒めて上げる」ことを心がけて行きたいと思います.でもそれは決してお世辞ではなく、どんなことでも心からそう思えるようになりたいと思います。
  いささか、格好良すぎですが「理想を掲げること」が何事もきっかけだと思うからです・・・
                                                                    二〇〇五年六月九日