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東光台SCへ                                        清水保明

清水コーチ

 小柳さんの転勤が決まった際、市内某所に呼び出され、染谷さんに協力して東光台SCを手伝うよう説得された清水です。それ以来、 私が05年4月に大阪に転勤になるまでの、11年間、東光台SCのお世話になりました。手伝い始めた当初は、まだ、父母のバックアップ体 制が整っておらず、試合の抽選会への出席、ユニホームの管理などもコーチが行なっていましたが、次第に父母会が充実し、役員さんを 中心に運営が進められるようになりました。今では、高学年と低学年にそれぞれ役員がおり、東光台SCの活動を支えて頂いていることに 大変感謝しております。年々、年間の試合数が増加傾向にあり、役員の方々も大変かと思いますが、よろしくお願い致します。

 東光台SCには、サッカーが好きで入ってきた子、親に奨められて入った子、友達と一緒に遊びたくて入った子、など動機はそれぞれです。 また、体の大きい子、小さい子、体力のある子、ない子、身体能力の高い子、低い子と個人差もいろいろあります。また、入団時期が異 なると技術レベルが大きく異なります。それだけに、どこに照準を当てて指導するかはなかなか難しい問題です。低学年は、サッカーを 好きになって貰いかつキックが正確かつ強く出来れば十分です。一方、高学年ともなれば、スポーツを通して、体と気持ちを鍛えつつ、 努力、集中、工夫、チームワークといったことを体感して欲しいと思っています。練習試合では、全員に等しく出場の機会を与えるが、 主要な大会には一定以上の技術を持った選手で臨むといった緊張感も高学年には必要かなと思います。

 スポーツの語源は「暇つぶし」だそうですが、私としましては、決して遊び・暇つぶしに終わって欲しくないと思っております。また、 コーチの方は、プレーだけでなく、子供達が「努力、集中、工夫、チームワーク」と言った点で良い姿勢・習慣を示した時にも、是非、 ほめてあげて下さい。その一言が、良い習慣を身に着ける第一歩になるかもしれないからです。11年間の中で、試合に負けて泣いた子は、 一人しかいませんでした(通常、サッカーは終了時には、ヘトヘトなるので、勝ち負けよりも早く終わって欲しいと言う気持ちも出てき ます)。その彼の勝ちたい気持ちや悔しいと思う気持ちは、賞賛に値するのですが、その時には、うまく褒めて上げることが出来ません でした。

 「次に何をするか?」を自分で考える習慣は、サッカーの上達にも欠かせない重要なポイントです。集合、ストレッチ、練習の準備、 コートの準備、後片付け、クールダウンなどが子供たちだけで出きるのがベストですが、そのような学年は未だありません。試合に勝て なくても、これが出来るチームになれば、東光台SC史上、最強の学年ですね。
                                                                    二〇〇五年六月四日