Photo Page 2001.10.03 

横浜美術館
『奈良美智展"I don't mind,if you foget me."』


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 横浜美術館正面入り口
 美術館の正面は海側を向いている、桜木町駅から見えるのは裏の姿なのだ。本日は秋晴れのすがすがしい日で青空がきれいだった。10時開館時に人は並んでいなかった。

 美術館内フロアー
 フランスのオルセー美術館に似ている。
 チケット売場はこのロビーにあり、展示会場は2階になる。はじめての人にはちょっと分かりづらい。

 奈良展はじめの犬の作品
 展示作品は基本的に撮影禁止。でも、会場入り口にあるこの作品だけは許可されている。(ただしストロボは使えない)

 犬とツーショット
 この作品はさわっても乗ってもいい。作品にふれるのは楽しくて、みんな記念撮影していた。ファンにはこういう配慮がうれしい。

 別の角度より

 横浜美術館発行のRGB誌より

写真はいずれも35mmネガフィルムからの反転スキャニングしたものです。
photo data: camera/Nikon F80. film/FUJI スペリア400. date/2001.9.23


<10/3の「ひとりごと記事」>

 10/3(水)『奈良美智展"I don't mind,if you foget me."』


 はじめて奈良美智(ならよしとも)の絵を見た時、てっきり美智(みち)という女性が描いているのかと思った。確か数年前、名古屋でほそぼそと(?)個展を開いていたのを知ってはいたが、いつの間にか有名人になってビックリしている。

 奈良の絵はご存じの通りシンプルなライン(隈取り)で描かれた女の子。一見可愛いらしく見えるが、よく見ると、上目遣いしていたり、キバをむいたり、タバコを吹かしたり、ちょっとグレている。建て前と本音、かわいさと残酷さを併せ持ち、子供の頃の共通体験に郷愁を感じてしまうのだ。ベタベタなセンチメンタリズムでないところが人気の秘訣だろうか。

 さて、展覧会を観て感じたのは、印刷もオリジナルも一緒だったということだ。

 普通、展覧会でオリジナル作品を観ると、印刷と違って色に深みがあったり、筆跡から作者のエネルギーを感じたりして『やっぱオリジナルは良いよね』と感心させられることが多い。でも、奈良さんの絵は絵本で観ていたのとまったく同じ印象なんです。というのは、彼の描く女の子を観る時は、形や色づかいに感動しているわけではなく、少女の表情からさっする内面を観ているんだと思う。だから印刷で観るのもオリジナルで観るのも、作品から受ける印象はさほど変わらないんじゃないだろうか。

 この作品展で面白かっのは、入り口に飾られた犬の立体物、この作品だけ自由にさわっていいし(子供は乗ってもいい)写真を撮ってもいいんだ。これはファンにとってありがたいことだ。(写真参照のこと)

 そうそう、「Time of My Life 2001」というインスタレーションには、奈良が描いた素描(落書き)がずらっと貼ってあるんだが、その中にブライス人形を描いたものもあった。ギョロリとした目がそっくりで、『なんとか人形』というキャプションがついていた。プライスファンにはちとうれしい。



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