デトニの部屋特別分室

憧れの欧州鉄路

「(日本)国鉄」末期・・・最悪の乗り心地、低水準のスピード、接客設備・・・大学時代、当時の私鉄全社訪問(完乗ではありません)を達成したあと・・・次なる目標は「憧れの欧州鉄路」でした。今となっては、大学時代に余裕のある日程で行けなかったのが悔やまれるが、就職直前にやっと実現したのを皮切りに「病み付き」になってしまいました。お馴染みの車輌、珍しい車輌・・・これを機に、ボチボチ発表していきたいと思います。

表紙の写真

1980年3月4日 フランス国鉄 ボルドー(サン・ジャン)【Bordeaux St.Jean】にて

アサヒペンタックス SPF SMCタクマー 120ミリ F2.8 プラスX

ターミナル駅のみならず、中間駅でも壮大なドームに覆われた駅は多い。就職を目前に控えた1980年。TGVなどまだ無い時代、在来線を電気機関車牽引で200キロ運転を行う、TEE『アキテーヌ号』に乗った。パリ・オステルリッツ駅より580キロを3時間50分で走破する快速ぶりと国内専用のTEE客車(写真左に停車中・・・大きな窓と断面形状に注目!・・・今は、どうなっているのでしょう?)の素晴らしい乗り心地を満喫して、ワインで有名な南フランスのボルドーに到着した。一般の急行列車の最後尾には、恐ろしくクラシックな・・・それでいてうらぶれたところなど微塵も無い郵便車が連結されていた。幼い頃から描いていたヨーロッパの鉄道風景が、そこにあった。

典型的なイコライザ式台車を履いていたが・・・何と、最高速度は(幹線の急行列車の標準)160キロ!「あちら」の客車の最高速度は「ブレーキ力」で決められているのだ!この郵便車の側面には「ポスト」があった。一体、このポストは・・・ふつうのポストと同じ感覚で投函してよいものなのか・・・郵便物の宛先が(列車の行き先と)反対だったら・・・r(?_?)。


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