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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.475 やよいさん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
桂はすべて消える 10手台

くるくる展示室No.475 やよい

持駒の桂を打っていくしかない形。 74桂、52玉、64桂、42玉と逃げられて、43との守りが強力で困ったように見えます。 でも大丈夫。 続けて54桂と迫ると、同とでは34桂、32玉、22とで詰むので取ることはできません。

ここですぐに33玉もありますが、いったん32玉と逃げて44桂、33玉(同とは23とまで)と桂を使わせるのが正解です。

  74桂、52玉、64桂、42玉、54桂、32玉、44桂、33玉、

桂を4枚並べたところで、34歩と捨てて26との活用を図ります。 同玉は35と、33玉、24とまでなので、44玉と桂を取ります。 それでも35とと攻めて、ここからはと金横追いで全部の桂が消えて詰め上がります。

くるくる展示室No.212 u-maku   34歩、44玉、35と、54玉、45と、64玉、55と、74玉
  65と まで17手

作者 「桂を横に4連打してから全て消す手順で、最短手数を狙ったものです。 桂の横4連打自体はくる展No.212があり、配置も似たような感じになってしまいましたがご容赦下さい。」

四桂を横に連打し、それをすべて消す。 四桂連打からその桂を消す趣向は将棋図巧第64番が有名ですが、だいたい縦型か斜め型で、 本図の横型の四桂追戻しはちょっと新鮮ですね。 くる展212でも三輪さんが23手の四桂を消す案を書かれていました。 本作は8手で四桂を発生、8手でその四桂を消すという、余分な手がないくるくるらしい表現です。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
桂を並べそれをパックマンのように喰って行く王の動きが、面白い?
松崎一郎さん:
王様競馬。
川石隆志さん:
ヒントと攻方の銀二枚の配置から解答に至る。 今回、解答までに最も時間がかかった作品。
山下誠さん:
並べた桂を玉で掃除していく、整然とした手順。
小山邦明さん:
34歩が好手(一歩千金)。 打った桂もきれいに消滅。
S.Kimuraさん:
打った桂馬が立て続けに消えていくのが面白い.
占魚亭さん:
4連続で打った桂を玉に取らせる後半が面白かったです。
池田俊哉さん:
四桂連打から四枚の桂が消える。 香ではある筋と思うが、桂では面白く、43との配置が秀逸
inokosatoshiさん:
34桂馬が打ちづらい。 うーん。 どこで間違えたのか桂馬2枚が残ってしまう。

63飛成まで15手解。 上記解説でご確認ください。


くるくる展示室No.475 解答:9名 正解8名

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  川石隆志さん  小山邦明さん
  占魚亭さん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。