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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.447 やよいさん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
8×4+α 30手台

くるくる展示室No.447 やよい

初形の金の並びと出題コメントから、8手サイクルで斜めに送る趣向と分かります。 打歩詰の形で、54飛とか歩を取っても打開できません。 73角成も同銀で相変わらず打歩詰。 結局打歩詰を打開するには金を捨てるしかなさそうです。

65金、同玉、56金、同玉と捨てていけば斜めに送れるけど、流石に途中で逃げられて続かない。 64金と捨てて75角と引くのが有望そうです。 65・74・73と3箇所逃げ場所がありますね。 65玉なら66歩、74玉、84馬まで。 74玉は84馬、65玉で斜めに一つ動かすことができますが、73玉として74歩捨てを入れさせた方が2手長く、8手になるので、これが正解でしょう。

  64金、同玉、75角、73玉、74歩、同玉、84馬、65玉、

金はまだ3枚あるので、もう3回楽しみましょう。

  55金、同玉、66角、64玉、65歩、同玉、75馬、56玉、
  46金、同玉、57角、55玉、56歩、同玉、66馬、47玉、
  37金、同玉、48角、46玉、47歩、同玉、57馬、38玉、

ここからは収束。 といっても、24飛がいるので1手詰。

  28飛 まで33手

作者「馬角の斜め送り、玉の軌跡がらせんを描く8手サイクルで、くる展No.415の対になる図です。」

くる展No.415は横送り趣向なので、気づいた人はいなかったのですが、 「一歩戻る手が入ってらせん状に移動する、おもしろい軌跡」 という点で今回の作品と共通しています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

松崎一郎さん:
食らいつく馬角尻目に一歩下がって二歩進む。
あいうえおさん:
2サイクル目、歩の頭に金が出る手が少々やりにくかったですが、他の問題に比べると素直で解きやすかったです (正しく解けていれば、ですが)。

55金を同歩なら、24飛の利きが通るので、74馬までですね。

山下誠さん:
ゆったりとした角と馬の連動が心地よい。2四飛もうまい配置。
ひろぽんさん:
金捨てが気持ちいい
角の頭が丸いから打ち歩にならない配置ですね
蛇塚の坂本さん:
角と馬の道中記面白い。
S.Kimuraさん:
玉が回りながら登ってくるところが面白いですね.
おかもとさん:
ヒントの通り、8手サイクルが4回。 どこから作ったのだろう。

作者のことば通り、くる展No.415からでした。

池田俊哉さん:
わざわざいったん戻って馬を引き寄せるところが面白い
inokosatoshiさん:
24飛車が絶妙に配置。他では不詰や早詰みに
浜野乙三さん:
ヒントが強力でなんとか詰みました。

くるくる展示室No.447 解答:10名 全員正解

  あいうえおさん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  浜野乙三さん  ひろぽんさん  蛇塚の坂本さん
  松ア一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。