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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.308 やよいさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
桂はすべて消える 40手台

くるくる展示室No.308 やよい

なんとなく横送りになりそうな感じがする初形です。

作者 「四桂追戻り詰めで以前「四桂を縦に打った後、跳ねさせてから消す」というのを作りました (くる展No.213)が、本図は「横に打った後、跳ねさせて消す」です。 配置も手順も強引ですが、一応くるくるになっているかと。」

くる展No.213は盤面9枚のすっきりした初形でした。 本作はちょっと広がった配置ですが、4枚の桂が活躍するストーリーは同様。 持駒からの登場に始まって、四桂の跳ねる活躍、そして最後4枚ともフェアドアウトする終幕と、三幕物のくるくるです。

まずは2枚ずつペアで登場する第1幕。

  49桂、47玉、39桂、56玉、
  67角、同玉、
  79桂、77玉、69桂、86玉、
  96飛、85玉、

4枚そろったところで、全部の桂が跳ねる横趣向、第2幕が始まります。

  77桂、74玉、73銀成、75玉、87桂、64玉、63成銀、55玉、
  47桂、44玉、43銀成、45玉、57桂、34玉、33成銀、25玉、

銀のアシストで活躍した四桂、これが終幕ですべて消えてしまいます。
その前に最後の趣向に向かうための準備の幕間。

  26歩、同金、同金、同玉、17金、37玉、

再び最初と同じ37に戻ったところで金追いの趣向で終幕です。

  39香、47玉、
  38金、57玉、48金、67玉、58金、77玉、68金、87玉、78金 まで45手

ちょっとごちゃごちゃした感もありますが、桂がすべて消えるのが好評でした。 こういうストーリーのあるくるくるもいいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
下段に打った4枚の桂が全て跳ねて、全て取られる。楽しい構成です。
波多野賢太郎さん:
ちょっと最初は悩みましたが、四枚目の桂を打ったあたりで解けそうな感じになりました。打った桂が跳ねて最後は消えて詰むので、とてもスッキリで面白い作品でした。
長谷繁蔵さん:
桂が消えるか不安で消え易い順をさがしました
蛇塚の坂本さん:
玉が天井を横移動し左から右へ桂を消して行く所がスッキリ気持ち良かった。
占魚亭さん:
玉の軌跡が対称形と思ったが、微妙に違った。
鈴木彊さん:
桂4枚下段に打って玉を8筋まで追い、次に打った桂4枚が再度上るという趣向。
見事な構想に酔いしれる。
ぬさん:
どうやって桂を消すのかと思ったら、そうやって消すのですか。
S.Kimuraさん:
最初は,17手目に67桂としていたのですが,いつの間にか,馬が効いていたのですね.
攻めダルマンさん:
途中68香車打って苦戦しました。くるくるにしてはややこしいと思いましたが収束綺麗なので満足。
隅の老人Bさん:
打った4桂を次々と跳ねて、続いて、この4桂を消しての終局。
発想を実現させる創作力の確かさ。やよいさんて、誰かな?
ハマGさん:
これで正解でしたら「桂はすべて消える」のヒントのおかげです
池田俊哉さん:
四桂を打って舞台を作る序から、すべての桂が飛んで金追いでなぎ払われて行く。ストーリー性が感じられる作品。二手めの変化が四桂詰?

49桂に46玉は、58桂、47玉、39桂、56玉、48桂まで。たしかに四桂詰です。

小山邦明さん:
打った桂が跳ねて最後には消え、収束は金の横滑りとは見事。
嵐田保夫さん:
2九金の遠征で詰め上がるとは初形からは浮かびにくい。桂の華麗な捌きに意外性がブラスされた。

くるくる展示室No.308 解答:15名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん
  鈴木彊さん  隅の老人Bさん  攻めダルマンさん  占魚亭さん  ぬさん
  長谷繁蔵さん  波多野賢太郎さん  ハマGさん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。