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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.288 TETSU
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
どこから飛を打つか 10手台

くるくる展示室No.288 TETSU

パラッとした配置で、広そうな玉。 でも、よく見ると、2枚の角がよく利いていて、案外身動きが取りにくいことに気づきます。 単に詰めることだけを考えると、39飛とか28飛とか誘われる手もあるとはいえ、くるくるなので、「ああ、この2枚角のレールの間を動く趣向だな」と思えばすんなり作意手順に入れるでしょう。

  19飛、38玉、39飛、47玉、
  37飛、56玉、57飛、65玉、
  55飛、74玉、75飛、83玉、
  73飛成、92玉、

飛のジグザグ追い。 ここまで来ると角が邪魔で93龍とはできないので、角をさばいて収束します。

  91角成、同玉、82角成(龍) まで17手

シンプルな初形からちょっと珍しい飛のジグザグ追いの趣向が飛び出す、くるくるらしい作品でした。

2枚の角を84と64あたりに置いて、73飛生、92玉、93飛生、81玉、91飛生という展開もちょっと考えたのですが、くるくるらしからぬ恐ろしげな配置になってしまったので断念。 逆コースならなんとかなるかな。

ジグザグ追いとしては、途中金捨てを含む龍のジグザグ追いをくるくる展示室No.132で菅野哲郎さんが発表していますので、あわせてごらんください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
二枚角の利きを縫ってまっすぐに逃げる玉の動きがよい。
伊藤美昭さん:
初手迷うが面白い趣向
占魚亭さん:
この枚数で飛車鋸ができるとは。シンプルでいいですね。
小山邦明さん:
3択の初手の飛の打ち場所が決まれば一気に解決で飛の楽しい動き。
Pathfinderさん:
飛車の動きと玉の動きの対比がいいですね。
蛇塚の坂本さん:
初手の1九飛が意外でした。二枚の角と飛の連係素晴らしいです。
ぬさん:
既にくるくるで発表されていてもおかしくない手順。
やまかんさん:
ジグザク飛車か、気持ちよい飛車の活用。
S.Kimuraさん:
初手28飛としてしばらく悩んでいました.
隅の老人Bさん:
縦に使ったり横に使ったり、そうそう成れるのもありました。
藤田卓志さん:
エスカレーターに乗って逃げる玉。
それを飛車が階段を使って追いかけていく様子が楽しい。
池田俊哉さん:
大飛鋸とでもいうべき豪快な作品。
はやしさん:
出雲のイナズマですか。
やぶいりさん:
大ノコを振るう。

くるくる展示室No.288 解答:16名 全員正解

  池田俊哉さん  伊藤美昭さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  塚崎彰仁さん  ぬさん  Pathfinderさん
  はやしさん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん  やぶいりさん  やまかんさん
  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。