棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
歩とと金の並びがきれいな初形。 まずは馬を作って趣向の準備です。 38と、同玉、28角成、47玉、 37馬と行きたいのですが、48の銀が利いています。 57歩がなければ、57と、同銀と銀を動かすことができるのですが・・・ 「そうだ、46ととすれば57玉で歩が消せるじゃないか。それから56とと戻れば(同玉なら46馬だ)」 はい、正解です。 歩の消去から銀を動かすまで、と金の三段活用。 46と、57玉、56と、47玉、57と、同銀不成、37馬、56玉、 57とを不成で取るのが重要なところ。 46馬を防がなければいけません。 これで斜めに一つずれて同じ形。 しばらく趣向を楽しみましょう。 55と、66玉、65と、56玉、66と、同銀不成、46馬、65玉、 64と、75玉、74と、65玉、75と、同銀、55馬、74玉、 73と、84玉、83と、74玉、84と、同銀、64馬、83玉、 82と、93玉、92と、83玉、93と、同銀、73馬、92玉、 ついに左上まで追い詰めました。 19の角も成り込んで、収束します。 91馬、83玉、73角成 まで27手 銀のお供連れで馬で送るのは、江戸時代に既に将棋玉図(桑原君仲)第100番で作られています(くるくるNo.116を参照)。 本作はそれに歩の消去を加えたところがポイントでした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
くるくる展示室No.284 解答:13名 全員正解
嵐田保夫さん 池田俊哉さん S.Kimuraさん キリギリスさん 國吉進さん 小山邦明さん 隅の老人Bさん 占魚亭さん ぬさん 広瀬稔さん やぶいりさん やまかんさん 山下誠さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。