周辺のみの配置(周辺図式?)の回転対称大駒図式で、アート展示室にもよさそうな初形。
もちろん、手順はしっかりくるくるです。
この手順は飛と角の配置でも成立しますが、成不成の非限定を避けて龍と馬にしました。
まずは31馬。 22合は同龍で無駄合なので、素直に14玉と逃げます。
続いて32馬と行くのは23歩合で失敗。 89の馬が効いています。
この馬筋を避けるには・・・ そう、歩をたたけばいいですね。
歩は3枚あるので、3回繰り返して楽しみましょう。
31馬、14玉、15歩、同玉、
42馬、16玉、17歩、同玉、
53馬、18玉、19歩、同玉、
隅に追い詰めれば、もう逃げ場はありません。
64馬、18玉、28馬(28龍) まで15手
馬で王手して歩をたたく。 なんということはない手順ですが、繰り返せば趣向詰になります。
くるくるでは、解きたくなる初形も重要な要素。
本作のあしらいは、くるくる向け創作の参考になるかもしれません。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 蛇塚の坂本さん:
- 馬の効きをかわしながらの龍の縦の威力を感じました。
- ぬさん:
- 馬の王手に対する捨合をちょっとだけ読みました。
- 永安克志さん:
- 数学的には2回対称ですね。
馬が「王子様に何回もアタックする乙女」のようでした。
- 小山邦明さん:
- 歩のアシストで玉方の馬筋を避ける馬の動きが面白い。
- 長谷繁蔵さん:
- 12玉21飛43飛54馬34角(玉方)
- 山下誠さん:
- 単純な仕組みだが、玉の直進が面白い動き。
- S.Kimuraさん:
- シンプルな形なのに玉が19まで行くのは驚きです.
31龍13玉を、39龍13桂11玉にして4手逆算すると1辺巡り?になりますが、詰上りが19玉ではないのであまりおもしろくないかな。
- 占魚亭さん:
- 原理図という感じ。
そう、原理図がくるくるの原点です。
- 隅の老人Bさん:
- 行きは飛行機、帰りは鈍行。最終手、28竜or28馬、どちらの解答が多いかな?
龍と馬の勝負?は4対13で28馬の勝ちでした。
- 名無し名人さん:
- 捨合は同龍で無駄合なんですね。
- ひろぽんさん:
- 馬筋をうまく避けて詰ます。楽しめました。
- 藤田卓志さん:
- 馬の利きを頭に入れるまで、目がチカチカしました。
歩と馬での追いかけっこが面白かったです。
最終手は28馬のほうが、盤面は綺麗ですが…。
- 池田俊哉さん:
- 89馬の効きに触らぬように馬歩で玉を追い落とす。
これ以上展開してしまうとヤボか
あまり展開すると、くるくるじゃなくなってしまうことも・・・
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