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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.272 TETSU
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
馬の利きに注意 10手台

くるくる展示室No.272 TETSU

周辺のみの配置(周辺図式?)の回転対称大駒図式で、アート展示室にもよさそうな初形。 もちろん、手順はしっかりくるくるです。 この手順は飛と角の配置でも成立しますが、成不成の非限定を避けて龍と馬にしました。

まずは31馬。 22合は同龍で無駄合なので、素直に14玉と逃げます。
続いて32馬と行くのは23歩合で失敗。 89の馬が効いています。
この馬筋を避けるには・・・ そう、歩をたたけばいいですね。
歩は3枚あるので、3回繰り返して楽しみましょう。

  31馬、14玉、15歩、同玉、
  42馬、16玉、17歩、同玉、
  53馬、18玉、19歩、同玉、

隅に追い詰めれば、もう逃げ場はありません。

  64馬、18玉、28馬(28龍) まで15手

馬で王手して歩をたたく。 なんということはない手順ですが、繰り返せば趣向詰になります。 くるくるでは、解きたくなる初形も重要な要素。 本作のあしらいは、くるくる向け創作の参考になるかもしれません。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
馬の効きをかわしながらの龍の縦の威力を感じました。
ぬさん:
馬の王手に対する捨合をちょっとだけ読みました。
永安克志さん:
数学的には2回対称ですね。
馬が「王子様に何回もアタックする乙女」のようでした。
小山邦明さん:
歩のアシストで玉方の馬筋を避ける馬の動きが面白い。
長谷繁蔵さん:
12玉21飛43飛54馬34角(玉方)
山下誠さん:
単純な仕組みだが、玉の直進が面白い動き。
S.Kimuraさん:
シンプルな形なのに玉が19まで行くのは驚きです.

31龍13玉を、39龍13桂11玉にして4手逆算すると1辺巡り?になりますが、詰上りが19玉ではないのであまりおもしろくないかな。

占魚亭さん:
原理図という感じ。

そう、原理図がくるくるの原点です。

隅の老人Bさん:
行きは飛行機、帰りは鈍行。最終手、28竜or28馬、どちらの解答が多いかな?

龍と馬の勝負?は4対13で28馬の勝ちでした。

名無し名人さん:
捨合は同龍で無駄合なんですね。
ひろぽんさん:
馬筋をうまく避けて詰ます。楽しめました。
藤田卓志さん:
馬の利きを頭に入れるまで、目がチカチカしました。
歩と馬での追いかけっこが面白かったです。
最終手は28馬のほうが、盤面は綺麗ですが…。
池田俊哉さん:
89馬の効きに触らぬように馬歩で玉を追い落とす。
これ以上展開してしまうとヤボか

あまり展開すると、くるくるじゃなくなってしまうことも・・・


くるくる展示室No.272 解答:17名 全員正解

  池田俊哉さん  井上賢一さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  塚ア彰仁さん  永安克志さん  名無し名人さん
  ぬさん  長谷繁蔵さん  ひろぽんさん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん
  やぶいりさん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。