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みなさん、こんにちは。
詰将棋の楽しみはいろいろ。 その中でも趣向詰はおもしろく、 繰返しの美しさに魅せられて詰将棋の楽園に入り込む人も少なくないようです。
残念なのは、おもしろい趣向詰でも、配置が複雑で解く気がしなかったり、 序や収束が難しくてなかなか解けない問題が多いこと。
そこで、この「くるくるおもちゃ箱」では、 はじめて趣向詰に触れる人が楽しめることを目的として、いろいろな人の作品を紹介し、 そのままでは難しい作品は、おもちゃ箱流にアレンジして紹介していきたいと思います。
目標レベルは、詰パラ読者なら半分以上が暗算で解けること (解答者の半分ではありませんぞ)。
例えば、趣向詰で有名な黒川一郎さんのはじめての趣向詰「やすり」
美しい61手詰ですが、TETSUには暗算では解けません (; ;)
そこで、このようにアレンジ。 これならTETSUでもOK。
このような試みについて、おもちゃ箱掲示板にてご意見をお聞かせいただければ幸いです。 「人の作品に手を加えるなんてけしからん」など、いろいろとあると思いますが、よろしくお願いします。
また、このコーナーにふさわしい作品を (オリジナルでもアレンジでも) ご存じの方は、メールで教えてください。
- 岡崎正博さん:
- 面白い試みですね。
これなら、分類で、「人の作品に手を加える」ことにはなりません。
こうして分類していけば、趣向詰めの分類が出来上がりますね。
ディスプレーの蔭から密かに応援し、楽しみにしています。(^^)
- Kitaさん:
- 「くるくるおもちゃ箱」楽しみですね。 ずっと前に近代将棋から出た「ポケット詰将棋」の中の「趣向のエキス」という言葉を思い出しました。
これからの展開が楽しみです。
- 銀杏さん:
- 「くるくるおもちゃ箱」の企画は大賛成。
"趣向入門" と "趣向手順分類"の両方の意味があります。
(なお「クルクル」の方が字感が良いのでは?)
この "趣向の素描" の元祖は幕末(?)の中島主計でしょう。
シンプルなものしか扱わないので、"趣向手順分類" の方は中途半端になってしまいますが、 ある程度は分類しながら並べていこうと思います。
くるくるをひらがなにしたのは、特に意味はなくて、TETSUの好み。
- 塚本惠一さん:
- 「クルクルおもちゃ箱」は私も大賛成です。 ぜひ完成させて下さい。
趣向部分の抽出は法律的には「2次著作物」なので原作者の了解が必要ですが、 ほとんど「引用」なので原作と著者を明示するなら問題ないでしょう。
詰将棋の引用、改変については、いろいろな意見がありそうですが、 原作者を明示することで、問題はないのではないかと思っています。 これを不可とすると、詰将棋の研究はほとんど不可能になってしまいますし。
- Uraさん:
- 基礎をちゃんと固めると大きな建物が建てられるように、 趣向の基本をしっかりとしたものにするのは、非常に大切なことです。 「くるくる」を見て育つ詰将棋作家が出てきたときには、 また素晴らしい世界が開けそうです。
- 神無七郎さん:
- くるくるおもちゃ箱の連載、毎回チェックしています。
今回くるくるNo4aを見て思ったのですが、原理図と一緒に、 その原理での代表的作品というのを一緒に出題してはどうかということです。 (もちろん選題はTETSUさんの主観で)
これなら原理図だけでは物足らない人も満足できるのではないかと思います。
趣向の体系的な整理と名作アンソロジーとしての両面を兼ね備えるのは難しい仕事かもしれませんが、 TETSUさんならできると期待しています。
神無七郎さん、いつも見ていただき、ありがとうございます。
代表的作品の選出はTETSUにはとても無理です。
TETSUが知っているのは、古図式、昭和50年近辺とここ3年ぐらいの作品だけなので くるくるの作品も、ほとんど詰将棋データベースで見つけたものです。
その趣向の初めての作品、シンプルな作品などを基準に選んでいます。
七郎さん、あるいは趣向詰に詳しい方が選題していただけるのなら、一緒に出題するのは可能ですが。
とりあえず、出題した作品の原作を鑑賞できるようにしようと思います。