先月、アップルのオンラインストアで新しいiPadを購入しました。
出荷予定日: 1-2 週と表示されていたのですが、注文した翌日に届いてびっくり。
さっそく使ってみて困ったのはJavaやFlashのコンテンツを見ることができないこと。
上の盤面も当然表示されません。
そういう環境の方のために棋譜ファイルをリンクするようにしてはいるものの、やはり図面が見られないとわかりにくいので、
とりあえず図面の画像ファイルも張るようにします。
作品集「おもちゃ箱」は、作ったときJavaがまだ一般的でなかったためJavaScriptの将棋盤を利用しているので
幸いiPadでも見ることができました。でもJavaScriptもオフにしている方も多いので、今ならHTML 5の将棋盤を待った方が良いのかな。
さて、10手台の優しい趣向詰を揃えた「くるくるひな祭り」、トップバッターはくるくるの大御所、老花現象さんです。
初手、桂は打てないので25歩。 これに対して14玉は26桂までなので、34玉。
46桂、44玉で打歩詰。 かといって歩は4枚しかないので、35歩と打っていくのは足りなくなりそうです。
ここは26桂と一見非効率な方から打つのが好手。 打歩詰回避の手筋の一つ、緩み打ちです。
26桂、44玉なら続けて45歩と打てるので、次のサイクルに入ることができます。 続けて楽しみましょう。
25歩、34玉、26桂、44玉、
45歩、54玉、46桂、64玉、
65歩、74玉、66桂、84玉、
85歩、94玉、86桂 まで15手
初形も詰上りもきれいで、子供たちに出題すると喜ばれそう。 枚数が多くて並べるのが面倒という方は、3段目の歩の代わりに詰方13飛14香でもOKです。
大御所の楽しいくるくる原点作品でした。
- 作者:
- 歩打ち桂打ちの繰り返し。 3手目46桂打は打歩詰となるので、これを回避して26桂打。 この打歩詰回避を繰り返します。 これで、易しく楽しいくるくる趣向詰となっているでしょうか。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 三輪勝昭さん:
- 暗算で読んでいるので自信ないのですが、歩を続けて打っちゃうと足りなくなるのですよね。
パズル的面白さはあるかもしれないが、打った駒がそのまま残るのは詰将棋としてどうかな?
- 市橋宗士さん:
- 銀歩の間に、「歩」「桂」の4本柱が出現、(と)金がなくても詰むんですね。 また、3段目の歩の並びが美しい。
- 朝鳥さん:
- 桂馬の利きを制限するのは盲点でした。
- 長谷繁蔵さん:
- 思わず吹き出しました。面白い。
- 長谷川琴さん:
- これは簡単
- やきのりさん:
- 歩と桂を順番にはめこんでゆく感触、レゴを思い出しました。
- やぶいりさん:
- 心地よい4拍子
- S.Kimuraさん:
- 桂馬を反対から打たなければ大丈夫.
- DD++さん:
- 打ち歩詰め回避物なのに歩を温存して桂を先に消費していく不思議な感覚。
- 渡辺さん:
- これは迷うところがほとんどないですね。
- 隅の老人Bさん:
- 格子戸を風が吹き抜ける。秘曲集を思い出しました。
- 堀米隆朗さん:
- 難しくはないのですが、暗算で解こうとすると、右手を歩、左手を桂と決めて、指折り数えながらです。
- 藤田卓志さん:
- カニの横歩きみたいです。(右利き)
- maimaiさん:
- 初めての解答です。
狙いがはっきりして、変化もなくすっきり解けました。
- 占魚亭さん:
- 桂の打ち場所がポイント。
- 池田俊哉さん:
- 9筋に向かって追い出すのがポイント。「包み込むように」の格言とは逆ですね
- タクさん:
- 素直な横送りでした。
- 鈴木康夫さん:
- この打歩詰にならないように桂を緩めて打つ手筋は過去のくるくるにも有ったので新鮮味に欠けます。
同じ作者のくるくる展示室No.35が同趣向ですね。
朝鳥さん、かめぞうさん、maimaiさん、noriさんから初解答。 ありがとうございます。
久し振りの解答の方もいて、20名を超える盛況でした。
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