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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.35 老花現象さん
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出題時のコメント:

この形にこの作者とくれば もう解くっきゃない。13手。


盤面トーフの美形。 玉を51に置きたいところですね。 それでは詰まないけど (^^;

桂を打つしかない形ですが、23桂だと21玉、43桂だと41玉で打歩詰で、さあ困った。
あ、でも、23桂21玉なら、13桂で打歩詰を打開できそう。 13桂、同歩、22歩、12玉、24桂まで。
というわけで、どうも23桂、41玉が正解のようです。
42歩、51玉までは必然。 ここでまた43桂、63桂と2箇所の桂打ちがあります。
63桂の方が良さそうに見えるけど、61玉で打歩詰。 71玉の余地を残す43桂が緩み打ちの好手。
これで趣向が見えてきました。

作者 「打歩詰回避のため、桂の緩め打ちを繰り返す。」

  23桂、41玉、42歩、51玉、
  43桂、61玉、62歩、71玉、
  63桂、81玉、82歩、91玉、
  83桂 まで13手


打歩詰回避という高級手筋がはいった珍しい趣向ですが、手が少ないのでとっつきやすく、久々に解答者が20名に達しました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

鈴木康夫さん:
どちらから桂を打っても打歩詰になると誤解しましたが
23桂に21玉は打開できることを発見してからは一直線。
玉が逃げる方向の反対側から桂の王手をするのは記録展7と同じですが
こちらの意味づけの方が高尚ですね。

記録展示室で初登場の鈴木さん、解答でも初登場。 これからもよろしくお願いします。

中澤照夫さん:
桂を打って、歩を打って破調なし。
コマンさん:
桂と歩を交互に打つテンポがよい。
吉川慎耶さん:
打ち歩も関わってくるので作者らしい作。
隅の老人Bさん:
玉の横這い、蟹歩き。老花さんは、11玉から始めたかったのでは?

21歩、23香を置けば・・・

長谷繁蔵さん:
暗算の時桂の打ち換え有りと思って盤に並べたら23桂以下意外とカンタン ヘェーという感じ

いつもハガキで解答をくださる長谷さん、今月は全国大会でいただきました。
協力詰の作品も届いているのでお楽しみに >みなさん

井上順一さん:
打歩詰回避のための限定桂打ち3回。
いのてつさん:
この手筋はソッポ打ちって言うのかな?
真・Tさん:
初めてです。よろしくお願いします。
持駒7枚で13手。そんな説明も不要なくらい簡単ですが、なんか面白いです。

こちらこそよろしくお願いします。

涼秋さん:
一瞬どちらから桂馬を打っても打歩詰と思ってしまいました。
小峰耕希さん:
一番素直な手順が作意なのに、つい桂を左から打ってしまい四苦八苦。
スラゴさん:
はじめて解答を送ります。よろしくお願いいたします。
初形21王にしなかったのは、2手目21王の変化を残しておきたかったから?

スラゴさんも初解答。これからもよろしくお願いします。
確かに21玉型で22歩から始めることができますね。31玉から始めたのは、初手の23桂と43桂の対称性がおもしろいと感じたからかな?

小五郎さん:
きれいな形、作者名あてができそうな作品です。
hiroさん:
13手詰で持駒7枚であれば、詰方は打つ手だけですので、すぐに桂、歩、桂、歩のコンビネーションが思い付きました。夏向きの流れる手順、いいなあと思います。
いつも解きたくなるような詰将棋の出題、頭が下がる思いです。暑い日が続くかと思いますが、お体に気を付け、お過ごし下さい。

今月も老花現象さんなど夏向きの作品を出題していますので、お楽しみください。

S.Kimuraさん:
簡単な形なのに,変化に打ち歩詰めが出てくるのが面白いです.
あっちゃんさん:
たまにはこんな並べ詰もいいかも。
諏訪冬葉さん:
▲23桂▽21玉▲22歩 も
▲43桂▽41玉▲42歩 も打ち歩詰になると思って初手を見つけるのに数日かかりました。

くるくる展示室No.35 解答:20名 全員正解(下記)

 あっちゃんさん  石堂郁夫さん  石原守さん  井上順一さん  いのてつさん
 S.Kimuraさん  小五郎さん  小峰耕希さん  コマンさん  鈴木康夫さん
 隅の老人Bさん  スラゴさん  諏訪冬葉さん  躑躅さん  中澤照夫さん
 長谷繁蔵さん  hiroさん  真・Tさん  吉川慎耶さん  涼秋さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。