斜めに並んだと金と桂がきれいですね。 持駒銀一色と合わせ、一目で趣向詰とわかる形です。
まずは銀打による斜め追い。
42銀、32玉、33銀打、23玉、24銀打、14玉、15銀打、25玉、
33銀に43玉や24銀に34玉は16馬で簡単。 最後まで銀を打たせてから25玉と逃げます。
と金の守りが邪魔ですが、ちょうどいいところに桂がありました。
37桂、同と、26馬、34玉、
37桂に34玉と逃げるのは16馬の一発。 取るしかなく、と金の防御をそらすのに成功しました。
あとは繰り返しを楽しむだけ。 どんどん行きましょう。
46桂、同と、35馬、43玉、
55桂、同と、44馬、52玉、
64桂、同と、53馬 まで23手
- 作者:
- 銀を4連打して、そのつなげた4枚の銀を活かした詰将棋を、という感じでできました。
前半の銀打追いは、くるくる展示室No.37枝中さん、くるくる展示室No.93利波偉さんを思い出しました。
後半、枝中さん作では単純な金追い、利波さん作では金をはがしながらと金追い、本作ではと金を桂捨てでそらしながら馬追いと、それぞれ異なるのがおもしろいところ。
趣向に関係ない駒がほとんどないので、詰上りもきれいですね。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 市橋宗士さん:
- 桂の斜列が消失し、銀の斜列が出現、これぞマジック。この形・手順・手数で、こんな簡潔に表現できるんですね。
- やきのりさん:
- 一気に駆け上がって下りは駒を捌いてサクサク。変化のためか捨駒の有無のせいか、前半は遅く後半は早く感じました。
- 市原誠さん:
- 易しかったけど、とても楽しかったです♪
- ronさん:
- 銀桂フル活用ですか。こう桂馬をポンポンと捨てていく作品って軽快な味が出ますよね。
- 大森常一さん:
- リズミカルな桂跳ね。
- 長谷繁蔵さん:
- 後半面白い
- きたさん:
- 配置も手順も美しい
- やぶいりさん:
- 王様が裏門を抑える。
- 嵐田保夫さん:
- そこのけそこのけお馬が通る。美的センスが光る銀と桂とと金のコントラストが映える逸品。
- 鈴木康夫さん:
- 4連続の金頭桂で決める。
- 三輪勝昭さん:
- 収束は工夫出来そう。
- 池田俊哉さん:
- 銀の階段を作って桂の捨て絞り。妙案81番のオマージュかな
将棋妙案81番は、簡潔な配置の二枚追い捨絞り趣向。 くるくるNo.92で紹介しています。
- タクさん:
- 最初ちょっと悩みましたが、その後は楽しい斜めの行き帰りでした。
- S.Kimuraさん:
- 序盤が悩みましたが,銀を斜めに並べて打つとは驚きました
- 隅の老人Bさん:
- 配置図も妙なら、最終図も妙。これぞ「くるくる」、楽しいな。
- 中澤照夫さん:
- 桂の鎖が消えて銀の鎖へ。玉はそれを一周。
- やよいさん:
- くる展37のバリエーション、桂ハネでひねりを加えていますね。
- 占魚亭さん:
- 桂馬を犠牲に銀の階段を昇る。
- やまかんさん:
- 斜めを意識した配置と動きが美しい。
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