盤面パラッと5枚だけ。 これでつかまるのか、という形ですが、そこはくるくる。 大丈夫です。
金は1枚しかないので、まずは桂打ち。 右から打ちますか? それとも左から?
・64玉は65金まで ・55玉は56金、64玉、65金まで
・43玉は44金、42玉、34桂、31玉、22とまで
どちらにしても、45玉と逃げるよりなさそうです。
ここでまた左右の桂打ちの選択。 左右は保留にして、どんどん追いかけてみましょう。
?6桂、45玉、?7桂、36玉、?8桂、27玉、39桂、28玉、
最後は16香があるので19桂では取られてしまいます。 39桂に18玉では29金の1手詰。
29金、37玉、38金と追っていくと、桂を右から打っていた場合は桂を取られてしまうので、36玉とか逃げられてダメ。
桂は左から打つのが正解とわかります。
66桂、45玉、57桂、36玉、48桂、27玉、39桂、28玉、
29金、37玉、38金、46玉、47金、55玉、56金、64玉、65金 まで17手
作者 「狙いは桂馬の階段を作ってそれを金さんが登っていくストーリです。」
桂連打と金追いの組み合わせは、縦追いでは昔から作られてきましたが、斜め追いは珍しい。
斜めに追う趣向は、枠の配置で駒が多くなるのが普通なのに、こんな簡素な初形で実現できたとはすばらしいですね。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- ほいさん:
- 配置が少なく綺麗な作品ですね。好くるくる作。
- K.Komineさん:
- 単純な手順でも往復するとくるくる度UP。
- S.Kimuraさん:
- 盤面に5枚だけなのに,桂馬の打つ場所が限定されているのがすごいですね.
- 長谷繁蔵さん:
- 9手詰かと思ったら・・・
- 占魚亭さん:
- 桂馬の階段を上る金がどことなくユーモラス。
- 嵐田保夫さん:
- 初手の意外性が秀逸。一目4六桂とした人は誰?(アンタだよ)
- 凡骨生さん:
- 今の小生は階段を昇るのがくつうです。
- きたさん:
- 桂を右から打つか左から打つか、ちょっと考えさせられた
- 池田俊哉さん:
- 桂で作るエスカレータ。右から打つのか左から打つのかが問題
- やまかんさん:
- 桂馬の階段を作って上る。
- しろねこさん:
- 最終図が桂馬の階段上になっています。面白い状態です。
- 隅の老人Bさん:
- この簡素な配置で、エスカレターとは!
そう言えば、エルカレターでは歩かないように、ですね。
枝中さんの盤面歩一色の銀のエスカレータ(くる展No.37)もびっくりしましたが、それと同じ枚数で桂のエスカレータもできるとは!
- 鈴木康夫さん:
- 角2枚で作ったレールはスカスカに見えるが逃げられない。
23とたった1枚で変化を支えているのが素晴らしい。
- タクさん:
- 少ない駒数と配置で、こんなにも楽しい手順が出来るなんて、すごいですね。
- 渡辺さん:
- 玉が隣りだったら一発なのに。
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