持駒金銀桂香各4枚のいわゆる四槓子持駒。 くるくるですから1サイクルで金銀桂香1枚ずつ打つことが想定されます。
まずは16銀と打ってみるところ。 17玉は29桂、同と、27金までなので、36玉か37玉。
37玉なら29桂と打って攻めが続きそうです。 ということは36玉でも37香と捨てればOKですね。
16銀、36玉、37香、同玉、29桂、同と、27金、47玉、
これで4枚使って2筋移動させることに成功しました。
途中37香や29桂に47玉は上記手順が短縮されるので早く詰みます。
まだ金銀桂香3枚ずつありますので、あと3回楽しみましょう。
36銀、56玉、57香、同玉、49桂、同と、47金、67玉、
56銀、76玉、77香、同玉、69桂、同と、67金、87玉、 76銀、96玉、97香、同玉、89桂、同と、87金 まで31手
16枚の持駒をひたすら打って31手。 四槓子持駒の短手数タイ記録となりました。
四槓子持駒は余詰の危険性が高く、作例もほとんどありません。
このようなきれいな初形で、四種連打の趣向詰ができるとは奇跡的。
記憶に残る作品です。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- ほいさん:
- 役満並の配牌を叩き打つ気持ちよさ。
- 躑躅さん:
- この持駒できれいに出来てますね。
64とでは余詰むのが少し惜しいです。
- K.Komineさん:
- 他の手順はまず考えられないので変化は一切読んでない。
- S.Kimuraさん:
- 44と,や64馬は余詰め防止用でしょうか.
はい。44とがないと36銀から45銀で簡単。また64馬が64とだと21手目65歩の余詰です。
- 占魚亭さん:
- テンポのいい物量攻め。
- 嵐田保夫さん:
- 不謹慎かもしれないが津波のような寄せ。
- 凡骨生さん:
- 打って打って又打って、綺麗な裾模様ですね。
- きたさん:
- 「ひたすら打つべし」、これほど的確なヒントも珍しい
- 池田俊哉さん:
- 打って打って打ちまくる。角2枚が惜しいのか、全駒にできなかったのが惜しいのか...
- やまかんさん:
- よくぞ作ったという感じ。感心する作品。
- 隅の老人Bさん:
- くる展? 16連打、これは記録展では?
全着手駒打は47手(24連打)の作品があります。本作はくる展向けの投稿だったのでくる展で出題しましたが、四槓子持駒の短手数タイ記録なので、記録展でもよかったですね。
- 鈴木康夫さん:
- 四槓子持駒の綺麗な趣向連打。14手目56玉の変化は少し悩みました。
57香以下でも詰みますが、実は57金、55玉、56香までで詰み。
- 渡辺さん:
- ミシンのように縫うような動きが面白い。
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