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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.134 池田俊哉さん
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出題時のコメント:

と金はターンスイッチ。40手台


池田さん、第2弾は昔懐かし龍追い作品。 龍追いといっても、古典的な斜め龍追いと違って、龍がジグザグに動きます。 10月の出題では、奇しくもNo.132 菅野哲郎さんの作品も龍の動きがジグザグでした。
これを支えるのが銀4枚の配置。 飛と銀以外は歩とと金だけですっきり。 龍追いといっても、配置も手順もイマドキの作品です。
まずは84飛からスタート。

  84飛、72玉、82飛成、63玉、
  62龍、54玉、64龍、45玉、
  44龍、36玉、46龍、27玉、
  26龍、38玉、28龍、47玉、48と、36玉、

途中で玉が斜めの筋から外れる変化もありますが、いずれも簡単。 27玉まで行ってからはじめて38玉とよけて、28龍に47玉、48と、36玉と、くるっと回って向きを変えます。 ここからは逆向きのジグザグ追い!

  26龍、45玉、46龍、54玉、
  44龍、63玉、64龍、72玉、
  62龍、83玉、82龍、74玉、85と、63玉、

左上でもくるっと回って、方向転換。 ここまで来ると出題コメントの「と金はターンスイッチ」の意味がわかります。

  62龍、54玉、64龍、45玉、
  44龍、36玉、46龍、27玉、
  26龍、38玉、28龍、49玉、48龍 まで45手

作者:
追いまわしの一往復半。盤面飛銀歩でちょっと涼しい感じ。
最終手の余詰は65か93の歩を香に変えれば消せますが、そこまで気にしなくても良いかな、と思います。

龍追いだけでは物足りない人は、おまけでと金追いも楽しめるサービス?
きれいな初形からジグザグ龍追い1往復半、くるくるにぴったりの楽しい作品でした。
ところが最後に波乱が。 28龍まで43手で詰めてしまった方が3名。 もうターンできないので錯覚しやすい?

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
似た龍の鍵の手行きだが1往復半は巧い。
長谷繁蔵さん:
面白い手順。2度下がるとは・・・
w masakiさん:
と金は強力
やまかんさん:
はさみうち作戦。
中澤照夫さん:
易しい龍追い。玉は1往復半。
占魚亭さん:
スイッチの感触がいいですね。
池田俊哉さん(作者):
変化を飛ばせば考えるところがない一往復半です。
二往復させたいところですが、この構成では難しいので、これはこれで
隅の老人Bさん:
使用駒に魅力あり。褒めるなら、これだな。
hiroさん:
龍の独擅場、魅せる1往復半。1つ目のターンスイッチは横に動き、2つ目のターンスイッチは縦に動く。個人的には感激しました。
井上順一さん:
この形で1往復半の龍追いはみごと。
はやしさん:
1往復半。
藤井規之さん:
初解答です。よろしくお願いします。
特に134が楽しめました。

初解答、ありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。

嵐田保夫さん:
と金の漸進の味よし。
鈴木康夫さん:
折り返して左上で詰むのかと思いました。
S.Kimuraさん:
42手目に18玉として,危うく43手詰にするところでした.

くるくる展示室No.134 解答:16名 正解13名(下記)

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  井上順一さん  S.Kimuraさん  螽斯さん
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  w masakiさん  長谷繁蔵さん
  はやしさん  凡骨生さん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。