池田さん、第2弾は昔懐かし龍追い作品。 龍追いといっても、古典的な斜め龍追いと違って、龍がジグザグに動きます。 10月の出題では、奇しくもNo.132 菅野哲郎さんの作品も龍の動きがジグザグでした。
これを支えるのが銀4枚の配置。 飛と銀以外は歩とと金だけですっきり。 龍追いといっても、配置も手順もイマドキの作品です。
まずは84飛からスタート。
84飛、72玉、82飛成、63玉、
62龍、54玉、64龍、45玉、
44龍、36玉、46龍、27玉、
26龍、38玉、28龍、47玉、48と、36玉、
途中で玉が斜めの筋から外れる変化もありますが、いずれも簡単。 27玉まで行ってからはじめて38玉とよけて、28龍に47玉、48と、36玉と、くるっと回って向きを変えます。
ここからは逆向きのジグザグ追い!
26龍、45玉、46龍、54玉、
44龍、63玉、64龍、72玉、
62龍、83玉、82龍、74玉、85と、63玉、
左上でもくるっと回って、方向転換。 ここまで来ると出題コメントの「と金はターンスイッチ」の意味がわかります。
62龍、54玉、64龍、45玉、
44龍、36玉、46龍、27玉、
26龍、38玉、28龍、49玉、48龍 まで45手
- 作者:
- 追いまわしの一往復半。盤面飛銀歩でちょっと涼しい感じ。
最終手の余詰は65か93の歩を香に変えれば消せますが、そこまで気にしなくても良いかな、と思います。
龍追いだけでは物足りない人は、おまけでと金追いも楽しめるサービス?
きれいな初形からジグザグ龍追い1往復半、くるくるにぴったりの楽しい作品でした。
ところが最後に波乱が。 28龍まで43手で詰めてしまった方が3名。 もうターンできないので錯覚しやすい?
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 凡骨生さん:
- 似た龍の鍵の手行きだが1往復半は巧い。
- 長谷繁蔵さん:
- 面白い手順。2度下がるとは・・・
- w masakiさん:
- と金は強力
- やまかんさん:
- はさみうち作戦。
- 中澤照夫さん:
- 易しい龍追い。玉は1往復半。
- 占魚亭さん:
- スイッチの感触がいいですね。
- 池田俊哉さん(作者):
- 変化を飛ばせば考えるところがない一往復半です。
二往復させたいところですが、この構成では難しいので、これはこれで
- 隅の老人Bさん:
- 使用駒に魅力あり。褒めるなら、これだな。
- hiroさん:
- 龍の独擅場、魅せる1往復半。1つ目のターンスイッチは横に動き、2つ目のターンスイッチは縦に動く。個人的には感激しました。
- 井上順一さん:
- この形で1往復半の龍追いはみごと。
- はやしさん:
- 1往復半。
- 藤井規之さん:
- 初解答です。よろしくお願いします。
特に134が楽しめました。
初解答、ありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。
- 嵐田保夫さん:
- と金の漸進の味よし。
- 鈴木康夫さん:
- 折り返して左上で詰むのかと思いました。
- S.Kimuraさん:
- 42手目に18玉として,危うく43手詰にするところでした.
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