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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.119 u-makuさん
くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱
出題時のコメント:

ちょっと捨て駒も。10手台


さざんか詰将棋大会などで、作家、解答者として活躍されているu-makuさん。 おもちゃ箱ではくるくる展示室で初登場です。

初手53銀などでは54玉で続かないので、35馬の一手。 54玉に53馬とダイブ。 このあたりで本作のテーマ「馬の回転」が見えてきます。

  35馬、54玉、53馬、65玉、75馬、56玉、57馬、65玉、

57馬から35、53、75と回って57馬で1回転。
馬の1回転だけなら、くるくる展示室No.110 たけとひでさんなど類例がありますが、本作はこれだけでは終わりません。
65玉に75馬では56玉で千日手。 取った飛を64飛と捨ててしまうのが好手で、ここから捨駒を交えた馬の逆回転が始まります。

  64飛、同玉、75馬、54玉、53銀成、44玉、43成銀、54玉、44成銀、同玉、53馬 まで19手

45は塞がっているので、53馬までで詰上り。

馬の回転は、龍の回転追いと比べて作例が少ない。 それは、馬で王手するごとに玉が戻る手が発生するので、この変化の処理が難しいからです。 本作ではそれを逆手にとり、1回転したあとの逆回転で還元玉で詰みというユニークな構成を実現しました。

中央での回転は駒数が増えることが多いのですが、それでも中央にこだわったのは作者の美意識。 そして僅か11枚の駒で逆回転まで含めたのは、作者の作図力の確かさを示しています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
途中に入る捨駒が、妙に感触良かったです!
やまかんさん:
手順はまあまあ?1枚多くても77飛は避けるべきかな。

捌けないのが気になる? 77香、58歩ぐらいでもOKですが、形が広がってしまうのが痛い。

ほいさん:
くるくる還元玉ですね。まくさん、初入選おめでとうございます。
S.Kimuraさん:
玉を逆に回すのに捨て駒が要るのですね
凡骨生さん:
簡単な風車ながら面白い。
中澤照夫さん:
馬の一周半。
長谷繁蔵さん:
上手く出来ています。
ストンリバーさん:
あぶり出しでもなさそうですが。
しろねこさん:
変化手順がない。なるほど大駒の馬が四方八方に飛ぶ。
嵐田保夫さん:
たまには気楽な双玉もいい。
フェレルさん:
おいらも詰将棋創作をしますが、こんなにかわいいのは作れません。これはセンスの問題でしょうね。これからも楽しみにさせていただきます。
隅の老人Bさん:
くるくる回ると思ったら、途中でバック。そりゃないね。
占魚亭さん:
馬が大活躍。
上田大輔さん:
馬が飛び石を伝っているんだなとおもいました。
渡辺さん:
一周回って強引に戻る。
74香の存在意義を考えると64飛と捨てるのが見えますね。

くるくる展示室No.119 解答:17名 全員正解

  嵐田保夫さん  市原誠さん  上田大輔さん  S.Kimuraさん  しろねこさん
  ストンリバーさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  塚崎彰仁さん  躑躅さん
  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  フェレルさん  ほいさん  凡骨生さん
  やまかんさん  渡辺さん   

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。