くるくる展示室は、一番投稿作品が多いコーナー。 やさしく楽しい趣向詰ということで、解答者にも大人気です。
そのくるくる展示室を牽引する作家が老花現象さん。 これまで出題した118作のうち41作と、なんと3分の1以上が老花現象さんの作品です。
本作はくるくる展示室No.105(酒井博久さん)からの発想。 こちらの主役は93の飛車です。
飛車を動かすには83馬がジャマ、83馬を消すには74角がジャマ、74角を消すには34とが・・・
という関係で、と金3枚角馬を捨てまくる趣向です。
12と、同玉、
23と上、11玉、12と、同玉、
56角、11玉、12角成、同玉、
56馬、11玉、12馬、同玉、
23と、11玉、12と、同玉、
13飛成 まで19手
捨てる順序が完全に限定されているのがポイント。 最後は主役の飛車が登場して清涼詰。
- 作者:
- 93飛を使うために、邪魔な詰方の駒を捨てる。
12へ繰り返し、捨てまくる。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 山崎健さん:
- これなら私にも解けます!
- 中澤照夫さん:
- 83馬の邪魔駒消去。
- 渡辺さん:
- 邪魔駒を全部捨ててすっきりとした詰め上がり。捨てる順序も決め方が巧い。
- 深和さん:
- 易しい戯作ですが、83馬に作者の気遣いが感じられます。
おもちゃ箱初解答です。
パラでは初級と謳う保育園、幼稚園でも自分のようなヘボにはむずかしい。でもくるくるは看板通り"やさしく楽しい"のが嬉しいですね。
また機会があったら参加したいです。
初解答、ありがとうございます。 くるくるは出題される機会も多いので、ぜひまたお楽しみください。
- 長谷繁蔵さん:
- キレイに捌ける
- やまかんさん:
- 気持ちいい清涼詰。
- 池田俊哉さん:
- 何も考えるところのない手順が美しい。角と馬の違いは限定のためですね
83角だと56角不成から12角成でもよい。 あまり気にすることはないのですが、くるくるなので、余計なことを考えなくてすむ気配りですね。
- 上田阿吽さん:
- と金と大駒の移動距離の対照が印象に残りました。あと、同じ大駒でも角のほうは水風船をアスファルトに叩きつけるような感触だったのですが、飛車のほうは成るときに、と金とおなじように濡れた足で床の上をぺたぺたと歩いているような感触を覚えたのがなんとも不思議で面白かったです
- 増田智彬さん:
- ここまで徹底して繰り返されると見事なものですよね。
- たくぼんさん:
- これだけ捨てないと詰まないとはねえ
- 隅の老人Bさん:
- あれも邪魔なら、これも邪魔。
リサイクル?、詰将棋にはありません。
- narumiさん:
- 9一飛成ばかり考えていて、なかなか解けなかった。
解けたときはそれなりに快感。
- タクさん:
- 邪魔駒消去の記録にもなるのでしょうか?タクさん
酒井さんが記録作を募集して、岩田俊二さんの11枚捨てまくる作品が誕生しています。
こちらを参照 ===> 同一地点の捨駒コンクール応募作
- 占魚亭さん:
- 趣向作をはじめて自力で解きました。テンポが良くて、楽しかったです。
- S.Kimuraさん:
- 左辺にある飛車,馬,角は,全て成り駒でもそうでなくても良さそうですが何か意味があるのでしょうか.
なるべく軽い配置にするため生駒にしたいが、83馬だけは角では成不成の非限定が発生、ということで、この配置になっていると思われます。
- 嵐田保夫さん:
- こういうのは最終形が見えていてまさしくノータイム。
- hiroさん:
- 一度断念しましたが執念で解きました。清涼詰、一足早く夏の風が吹き抜けました。
- 諏訪冬葉さん:
- ここまで押し売りを徹底するとは・・・
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