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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.106 老花現象さん
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出題時のコメント:

打歩詰打開トレーニング。20手台


打歩詰の局面。 26銀と引ければ簡単ですが71の角が利いています。
打歩詰打開の手筋はいろいろ。 玉の移動場所を作ってあげるのもその一つ。
29桂、同香成と香を移動させれば、27に動けるようになって打歩詰を打開できます。
18歩、27玉に26飛、37玉とすると、またまた打歩詰。
もうおわかりですね。 打歩詰打開をサイクルに組み込んだ趣向詰だ!

  29桂、同香成、18歩、27玉、26飛、37玉、
  49桂、同香成、38歩、47玉、46飛、57玉、
  69桂、同香成、58歩、67玉、66飛、77玉、
  89桂、同香成、78歩、87玉、86飛 まで23手

打歩詰の手筋がお得意な老花現象さん。 見事に送り趣向に組み込んで、楽しい作品に仕立てました。

本作はくるくる展示室No.98(金子清志さん)からの発想。 金子作に比べると飛追いの2手が加わっています。
もっとも趣向詰は、論理的な構成が同じでも表現が異なれば別個の作品になるので、みなさんも既存の作品を参考にしてどんどん作ってみましょう。

作者:
くる展98(金子さん作)の角を飛に替えてみました。
桂打ち/香成り/歩打ち/玉逃げ/飛寄り/玉逃げ。
この6手1組を3回(と5/6回)繰り返す趣向です。

これが打歩詰打開の手順となり、玉を誘導して詰上げます。
詰上りで、8段目に歩が4枚一間置きに並び、9段目に成香が4枚一間置きに並びます。
これが、作者の欲目でキレイに感じます。

初形も詰上りもきれい。 まじりけのない手順もきれいな正統派くるくるでした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

hiroさん:
王は横にしか動けない。飛桂歩による片道旅行。
大貧民さん:
暗算で解けるのところがいいね。
馬屋原さん:
リズムよく打ち捨て
凡骨生さん:
これも四桂の宣告か?
嵐田保夫さん:
地域穴埋め公共工事。
長谷繁蔵さん:
最後にアッサリ
松田浩輔さん:
易しくて,楽しめました
中澤照夫さん:
くるくるの老舗。破調なし。
魚熊さん:
コピペで解答を作ったので、6手ごとに改行になってしまいました。

全手順書いていただきました。 展示室の解答は最終手と手数だけでもOKですよ。

渡辺さん:
これも簡単ですね。
S.Kimuraさん:
71角がぽつんと寂しそう

35銀も玉にできれば71角は省けるのですが (^^;

隅の老人Bさん:
くるくるの名手、老花さん。
手順に感心、75王の配置に感服。
タクさん:
打歩詰回避による一本道(戻りなし)の玉の横送り、ですね。
鈴木康夫さん:
上段では良く見かける筋ですが、飛の動きと組み合わせて面白くなっています。
スイカズラさん:
5手目2六飛に気付くまでにちょっと時間を要しましたが、そこに気付けばあとはスラスラ手が進みました。なるほどまさに打歩詰打開トレーニングですね。

くるくる展示室No.106 解答:17名 全員正解(下記)

  嵐田保夫さん  魚熊さん  馬屋原さん  S.Kimuraさん  小野寺さん
  スイカズラさん  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  大貧民さん  タクさん
  躑躅さん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  hiroさん  凡骨生さん
  松田浩輔さん  渡辺さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。