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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.151 吉田京平さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
連続□か□ 30手台

記録展示室No.151 吉田京平

全手順飛か角の長手数記録は松下拓矢さんが記録展No.149の13手(その後改良して15手)が記録でしたが、 吉田京平さんから17手の作品の投稿がありました。

ところが、その日のうちに再び吉田さんから 「さらに2倍以上に伸ばした図ができました」 との連絡が。

作者「連続飛か角記録作品(36回)が狙いです。
2手進めた途中図(左図)は、全手順飛か角の長手数記録作品(35手)にもなっています。
記録展示室の松下さんの作品を見て、私も挑戦してみました。」

ということで、本作は連続飛か角の回数記録(36回)、 そして2手進めた図が全手順飛か角の長手数記録(35手)になります。

それでは手順を見ていきましょう。 初手45とに同角は46角までなので同飛。 それでも46角と捨てると、同飛で35飛と34の飛の活用が可能になります。

  45と、同、46、同

後手の持駒は今取った角以外は歩しかないので、これは飛の王手に角合、角の王手に飛合という趣向が始まりそうな予感がしますね。

  35、45合、同、同
  77、66合、同、同
  53、54合、同成、同
  37、46合、同、同

4手目と同じような局面になりました。 しかし、今度は34にあった飛が持駒になっています。 35飛では45角合、同飛、同角でさっきと同じ局面に戻ってしまうので、57飛と縦に使って局面を進めます。

  57、56合、同、同
  77、66合、同、同
  35、45合、同、同
  37、46合、同、同

これまで持駒が飛のときは65には54角か66飛が利いていたのですが、ついに両方共どかすことに成功しました。

  65飛 まで37手

松下作は飛の王手に飛合と1種類だけなのに対し、吉田作は飛角の2種類で交互に繰り返すことで長手数につながったわけです。
記録作ですが、手順の趣向性に加えて初形を壺のような対称形にしたところ、端を一切使わない純風船図式など、遊び心にあふれた作品でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
飛角を打ち合っているうちに6五飛にたどり着く。 よく出来ている。
松崎一郎さん:
連続飛か角(36回)。
蛇塚の坂本さん:
飛と角だけの応酬だけで作品が出来るとは驚きです。
S.Kimuraさん:
3手目から始めれば,全手順飛か馬になったのではないでしょうか.

3手目の図も全手順飛か角の記録作として登録しました。

ひろぽんさん:
打って剥がしてまた打ってポジションをずらしていく
おかもとさん:
飛角知恵の輪、ややこしややこし。
inokosatoshiさん:
25手目、37角か、77角か? ちょっと迷う。
池田俊哉さん:
二手目から双方連続大駒着手で、65飛打を得るまでのパズル的作品。 ただ、21手目35飛で5手目に戻る迂回順は、この構成では仕方ないかも知れないがちょっと気になる

すぐに元の局面に戻り千日手コースとわかるので、それほど問題ないかと。

占魚亭さん:
飛角乱舞。
たくぼんさん:
初手だけが大駒の手はないので除いた方が良いと思うけど記録の関係かな?

連続飛か角の記録を1手延ばす狙い。 初形を対称形にする狙いもあるかも。


記録展示室No.151 解答:10名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん  おかもとさん
  占魚亭さん  たくぼんさん  ひろぽんさん  蛇塚の坂本さん
  松崎一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。