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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!
記録展示室 No.96 金少桂さん
記録に挑戦!
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
石垣軌跡曲詰面積最大 40手台

記録展示室No.96 金少桂 軌跡の趣向はこれまで周辺巡りなど限られたパターンしか作られていませんでした。 TETSUが軌跡曲詰という名前を付けてからいくつか登場してきましたが、その一つが軌跡が石垣(密集長方形)になる石垣軌跡曲詰。 永安克志さんの「終演」(アート展No.34)が7×3=21の最大面積の記録として登録されました。 本作はそれを8×3=24に更新する石垣軌跡曲詰の面積最大記録作品です。

作者 「新ジャンルの記録ができたらとりあえず挑戦してみたくなってしまう記録マニアです。 21の次の24は6×4と8×3の2パターンあり、どちらも実現できそうだったので、頑張ってみました。 6×4も作ってはみたのですが、軌跡の崩れる変同が消えず、結局8×3の方が先にうまくいきました。 完成してしまえばただの金鎖+呼び押さえという変わり映えしない手順なんですが、こういう記録作はやはり閃き一発ですね。」

これからより大きい面積になってくると、閃きとともに実現の技術も問われそう。 究極は9×9の全格巡り。 これは夢のまた夢としても、今後どこまで近づけるのでしょうか。

本作がどのように8×3の軌跡を実現したのか、手順を見ていきましょう。

  23と、34玉、33金、44玉、43と、54玉、53金、64玉、
  63と、74玉、73金、84玉、83と、94玉、

前半は金ずらしで玉を24から94に移動、4段目の8マスをカバーします。 ここから5段目、6段目の8マスを通る復路の趣向が始まります。

  95飛、同玉、
  96歩、同玉、97歩、85玉、
  86歩、同玉、87歩、75玉、
  76歩、同玉、77歩、65玉、
  66歩、同玉、67歩、55玉、
  56歩、同玉、57歩、45玉、
  46歩、同玉、47歩、35玉、

9筋で金香を入手。7段目の歩打にまっすぐ下がるのは頭金があるので、斜めに下がるほかありません(横に寄るのは歩捨てが不要なので早い)。 また6段目の歩を取らずに逃げるのは、7段目の歩打を省略できるので、やはり早い。 結果として一つの筋で歩を2枚使わせながら順次右に移動していきます。

  36歩、同玉、37香、26玉、27金、25玉、36金 まで47手

37香にこれまで通り25玉だと36金まで45手。 この解答もお一人。 数え間違えの可能性もあるので正解扱いにしましたが、8×3の軌跡曲詰だと、玉が少なくとも23回動くので47手以上になりますね。

収束も非限定なくきれいに決まって、ノンストップ、重複なしで石垣軌跡が完成。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
歩と玉の鬼ごっこが面白かった。
山下誠さん:
素朴な仕組みでこの面積を実現するところに感心しました。
小山邦明さん:
どんな記録作かわかって解いていても楽しい作品でした。
池田俊哉さん:
3 x 8=24、雲出川で面積を稼ぐ。通常雲出川は逃げ方に非限定が出やすいが、持ち香の威力でうまく限定している
馬屋原剛さん:
全く同じ構想で3×9を創っていたが、余詰が消えてくれない。
ふと展示室が更新されたのを見ると、本作があり驚いた。
この構想でいくなら3×9を実現してから発表して欲しかった。
隅の老人Bさん:
こんな記録があるなんて。最大とか、今迄の記録は幾つでしょうか。

7×3の21。 石垣軌跡曲詰の面積最大記録作品(旧)をご覧ください。

占魚亭さん:
これ以上の軌跡は無理……かな?

いや、まだまだ。

S.Kimuraさん:
玉が6段目を右に行って,最後に5段目を戻ると予想したのですが,違っていました.

記録展示室No.96 解答:9名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  馬屋原剛さん  S.Kimuraさん  小山邦明さん  隅の老人Bさん
  占魚亭さん  長谷繁蔵さん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。