全応手桂の長手数記録作品で初登場したほいさん。
続いて本作は、全応手香の長手数記録作品(21手)です。
- 作者:
- ピンされた馬による逆王手のギミックで、香車を強制的に途中下車させることが狙いです。
(角駅停車?)
このギミックにより、すぐに19手の作品を作ることができました。
作成が簡単だったため、投稿したい気持ちをぐっと抑え(大人になりました。)21手まで創作できました。
64金、同香、
43銀、同香、44と、同香、45銀、同香、46桂、同香、
65角、同香、64金、同香、
66桂、同香、65銀、同香、64金、同香、
63銀 まで21手
投稿時に詳しい解説を書いていただきましたので、本作の解説は作者におまかせしましょう。
【説明】 ほい
まずは、初手の毎度の逆王手(ズルイ)を解決します。
直後から、攻方はいつでも▲4六桂〜▲6五角の収束に入ることができます。
その時、逆王手の仕組みによって先手は、持駒「金金銀銀」が必要であり、右辺で予め入手する必要があります。
(といっても順番に毟るだけです。)
受方は、▲4六桂を取るために、途中桂馬では取れません。
受方の空間の問題から、▲3五金を残すのは自明で、(紛れ余詰さえ気にしなければ)簡単な流れになっています。
(1)2二と配置について
柿木先生によりますと、7手目から、▲6三銀△同香▲4五銀△同香▲4六桂△同香▲6五角△同香と決めた後、
▲5三竜△同王▲5四銀△同王に△3二角!というこれぞ詰将棋の手が出て余詰んでしまいます。この対策となります。
(2)2五と配置について
3手目▲4四と△同金▲同金△同香▲4三銀!から、△同竜▲同銀不成△同桂▲5三竜〜▲5一竜にて、右辺に逃げる展開となり、
攻方強力なため、余詰みます。その対策となります。
(3)二枚のと金について
全体を左に寄せることで、2枚のと金を1枚に出来る可能性はありますが、本作は、全応手がテーマであり、
2枚を1枚にしたところで、最早初形の暑苦しさはどうしようもなく、
逆に紛れが簡単になったほうがマシと考えこの図としましたがいかがでしょうか。。。。(逃げてます。。。)
以上です。
記録に挑戦にまた投稿できるなんて、信じられないです。
毎度暑苦しい初形ですが、作者(?)を信じて全て同香と取っていただければ、スラスラとけて解後感も悪くないと思いたいです。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 鈴木康夫さん:
- 全応手香の記録ですね。全て「同香」に成っているのが素晴らしい。
逆王手が縛りになっているので却って考え易かったです。
- 凡骨生さん:
- 玉方応手香連続10回ですね。
「連続香応手回数」の記録も調べてみたところ、これまでの全応手香の記録作(ドうえもんさん)の8回が記録なので、本作の10回で記録更新です。
- 螽斯さん:
- 記録75,76は全応手歩、香の新記録ですか。特に76はすべて「同」香なのが凄い。
- 中澤照夫さん:
- 玉方全着手同香。
こちらは易しい。
- 天津包子さん:
- 手順前後で大苦戦 逆王手怖がらない怖がらない
- 不透明人間さん:
- やはり下方の桂と角に目が行きます。3八桂を4二香で取らせる方針を定めて順序が決まりました。逆王手によって香を漸進させるのはうまい。2桁達成おめでとうございます。
- S.Kimuraさん:
- 香車は4枚しかないのに歩の記録よりも手数が長いのは意外でした.
- 池田俊哉さん:
- こちらも前作に似た手触りながら、逆王手回避の64金の繰り返しが入ったのは収穫
- 隅の老人Bさん:
- 今度こそ、連続同香の記録かな?
それにしても、いろいろな記録があるものですね。
- kbnrkさん:
- こちらは全応手香の長手数記録だろうか。やはり構図の取り方が上手いと思う。
- 占魚亭さん:
- 4筋で得た駒を6筋に投入。
- 渡辺さん:
- 玉方全手順同香の最長手順と決め打ちで紛れを全く読んでいません。
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