かなり力のはいった初形。
    先手の玉に王手がかかっているので、まずは34銀から入ります。 
    54玉と金を取るのは64龍までなので、同桂と取ります。 
     
    ここで、龍筋を通すために46香、同桂に誘われるところ。
    以下44銀成で詰みそうですが、同桂が逆王手で逃れ。 
    31香の利きを何とかする必要があります。 
    その手段が、44銀成、同桂、36銀、同桂と3筋をふさぐ手(44銀成に同馬は、46香、同桂、36銀、54玉、53龍)。 
    36をふさいでから46香、同桂なら逆王手になりません。 
    
      34銀不成、同桂、44銀成、同桂、36銀、同桂、46香、同桂、
     
    ここまで来れば、出題コメントの意味が全応手桂と分かりますね。 
    いろいろ手のある局面。
    76金の質駒を見て、56銀と捨てるのが軽妙な一手です。 
    続いて53龍が豪快な捨て駒。
    同桂に55金、同桂と、この桂まで2段跳ねさせて、最後は81馬でとどめ。 
    
      56銀、同桂、53龍、同桂、55金、同桂、81馬 まで15手
     
    桂4枚を跳ねさせて、しかもそのうち3枚は2段跳ね。
    合計7回の桂跳ねで、全応手桂の長手数記録(15手)を達成しました。 
    
      - 作者:
      
 - u-maku師匠に触発されて、全応手に挑戦してみました。
 
      成立してるでしょうか? 
      本当はココから駒数減らしの推敲をしたいところですが、自分の実力では、おもちゃ箱の記録に挑戦できるかどうかは一生に一度のチャンスなので、我慢できずに送ってしまいます。
      
    手順前後と余詰にかなり苦しんだようですが、見事にいずれも解消して、オール捨駒で記録更新。 
    推敲も重要ですが、実力ある作者と思いますので、ほかの記録にもどしどし挑戦してください。 
     
    それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。 
    
      - 市原誠さん:
      
 - 次々とピョンピョン跳ねて、とても楽しかった。
 
      
      
    
      - 凡骨生さん:
      
 - 連続同桂応手7回!これ以上は無理かな?
 
      
      
    
      - 長谷繁蔵さん:
      
 - 竜大活躍 意外な展開でした
 
      
      
    
      - ほいさん(作者):
      
 - ★全応手桂
 
      作者の必死さが表現できてるかも。 
      u-makuさんに、駒数を1〜2枚減らした改良図を示してもらいました。 
      やっぱり力があると駒減らせます。
      
    
      - やまかんさん:
      
 - 全応手桂ですね。玉を置くことによって成立してるんですね。
 
      配置は苦しいですが、うまい詰将棋ですね。
      
    
      - 中澤照夫さん:
      
 - 全応手同桂。
 
      変化が煩わしい。
      
    
      - しろねこさん:
      
 - 24と7三の飛車が効いていて5四金が取れない。
    
  
    
      - 隅の老人Bさん:
      
 - 見るからに暑苦しい配置図。
 
      どうして、これを解かなきゃダメなの。 
      解き終えて、桂がピョンピョン、トタンの屋根に驟雨です。
      
    
      - 嵐田保夫さん:
      
 - 四桂の懸命のディフェンス及ばず。3六銀打〜4六香〜5六銀がクライフばりの軽快な切り返し。
    
  
    
      - 池田俊哉さん:
      
 - 全応手桂。初形で王手が掛かっているのをうっかりしそう
    
  
    
      - 上田大輔さん:
      
 - 桂馬が跳ね続けたあと、最後に横へひとマスだけ動く馬の姿がおもしろいとおもいました。
    
  
    
      - 占魚亭さん:
      
 - 応手が全て同桂なのはすぐにわかりましたが、馬は引いて使うと思っていたので苦労しました。
    
  
    
      - 鈴木康夫さん:
      
 - 全応手桂と予想は出来ても難しかったです。
    
  
    
      - S.Kimuraさん:
      
 - 桂馬はもう1回ずつ跳ねられそうですが、これ以上増やすのは難しいのでしょうね
    
    
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