本作も全手順桂の長手数記録(7手)。
記録展示室No.40の徳希さん、金少桂さんは双玉でしたが、
岩田さんは単玉でもこの記録が成立することを示しました。
- 作者:
- この手順は前に創ったことがありますが,
7手詰でできるとは思っていなかったので自分でもビックリです。
56桂、同桂、55桂、48桂成、63桂成、55桂合、56桂 まで7手
56桂、同桂、63桂成、55桂合、同桂、48桂成、56桂 まで7手 (徳希さん作)
46桂、同桂、32桂成、44桂合、同桂、38桂成、46桂 まで7手 (金少桂さん作)
3作の手順を比較すると、いずれも香と角(龍)の二つの利きを活用した手順ですが、
岩田さんの作品は桂合が6手目で、ちょっと構成が異なります。
初手の桂捨ても3作共通に見えますが、徳希作は逆王手の防ぎ、金少桂作は龍筋を通す、岩田俊二作は香筋を通す、と目的はそれぞれ。
ぎりぎりの手順の中でも各氏いろいろな工夫を見せてくれました。
全手順桂の長手数記録として、この3作を登録しました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 凡骨生さん:
- 桂算品。
- ひまじんさん:
- ちょっと自信ないです。他に合い駒がありそうでないのが盲点でした。
歩以外は全駒配置でした。
- 中澤照夫さん:
- 全着手桂。似たような手順になるものですね。
- 金少桂さん:
- 初手桂捨―6手目桂合タイプの『全手順桂』7手ですね。私自身も挑戦した『全手順桂』7手ですが、私や徳希さんのもの(初手桂捨―4手目桂合タイプ)とは異なる論理構造で、まことに興味深い作品でした。このようなタイプもあったのか、とつくづく感心させられました。同様に考えて、残る論理構造としては3手目桂捨―6手目桂合タイプが考えられますが、果たして可能か否か?
- おかもとさん:
- こちらは桂合以外を品切れにするため盤面が大きくなったが、5手目を成に限定できたのは収穫か。
- 長谷繁蔵さん:
- 変化の42銀見えず45桂44玉を考えた。
4手目53玉の変化ですね。 駒取りなので見えにくいのかも。
- しろねこさん:
- 3枚の香、遠見の角をどのようにして凌ぐかがポイント。 とどめは桂です。
- 嵐田保夫さん:
- これだけ駒がありながら4手目玉方4八桂成しかないのは、終盤足の止まったフットボールチームを連想させる。
- 稲葉上さん:
- 4手目移動合するしかないのがミソ。
- 大森常一さん:
- 何か本当に詰んでいるのか不安です。玉方に何か妙手が潜んでいるような気がして。例えば4八桂成のところ、4八馬とかして飛の横利きを通すという。
48馬なら、同香、同桂成、35角まで7手駒余り。
- S.Kimuraさん:
- どこから手を付けて良いか分からず,しばらく悩みました.
- 馬屋原剛さん:
- 単玉で成立しているのがすごいです。
- タクさん:
- 全手順が桂のみという、前作と同じ趣向。自分としては、王手状態からでない分こっちに軍配。
- 吉川慎耶さん:
- 単玉の方が難しそう。
- 鈴木康夫さん:
- 単玉でタイ記録とは素晴らしい。
単玉での実現を評価する評多し。
- 諏訪冬葉さん:
- 2手目 53玉の変化が分かりません
2手目53玉なら64銀、同と、45桂、63玉、73金まで7手駒余り。
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