![]() 次ヘ |
![]() 詰将棋美術館 |
|
![]() 密集の三角形、アート展示室No.111 「ピラミッド」で展示室デビューをした衣川さん。 作者「今回は中央で密集形の逆三角形に挑戦してみました。 5手目 6三飛が発見出来ればあとは簡単だと思います。 少し手数が短く物足りなく感じるかもしれませんが、アート作品ですのでご容赦くださいますようお願い申し上げます。」 ということで、本作は逆向きの密集三角形です。
玉が55の都玉で三角形の中央にいるのがきれいですね。 それでは手順を見ていきましょう。 64銀、54玉、55香、64玉、 手拍子に42角成と行きたくなりますが、これには53桂合がうまい受けで、63飛と捨てても55玉で逃れています。 すぐに63飛と捨てるのが好手。 これなら55玉には75龍があるので同玉と取る一手で、73金以下手順に収束します。
63飛、同玉、73金、64玉、74龍、55玉、64銀、54玉、 最終手余詰は、43龍のところ53銀不成、同玉、63龍まで。 ちょっといい手順なので作意と間違うかと思い、出題コメントで触れました。 最後まで中央でまとまった逆三角形。 作者は手数が短いことを気にされていましたが、アート作品は難しくなりがちなので、むしろ短くまとまった方が好印象かもしれません。 35歩と75歩はなくても詰みますが、ないと余詰が発生。 飾り駒ではありません。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
|
アート展示室No.117 解答:10名 全員正解
池田俊哉さん おかもとさん おしいれの大冒険さん 川越敏司さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |