過去のショーの記録4
(書き方は一部現在進行形になっています)



2006年7月14日(金)に始まったレジェンド・オブ・ミシカ」が迎えた最初の週末だった7月15日(土)は、雷雲接近で中止になってしまいましたが(プロメテウス火山の背後に稲妻が何回も見え、ショー開始直前だけ短い通り雨が振りました)、雷雲通過後(14:30過ぎ)ミッキーがなんと「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」の衣装でMisiaの「Sea of Dreams」が流れるハーバーをゆっくりと水上フロートに乗ってグリーティングしました。
周囲には「なんで?」とか「旅立ったんじゃないの?」という声がありましたが、メモリー・オブ・ポルト〜という意味だと思います。ちなみに、ポルト〜のFINALバージョン「ポルト〜エテールノ」の歌にもSea of Dreamsという歌詞がありました。
2006/7/15

  




ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル”エテールノ”/Porto Paradiso Water Carnival”Eterno”
(2006年4月5日〜5月7日。ミニショー約5分30秒+通常バージョン約18分+”エテールノ”約6分、合計約30分)

2001年9月4日のシーのオープン以来続いていた
「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」がついに5月7日に終了しました。2006年4月5日からはディズニーの仲間たちが新たなる冒険に旅立つシーンを追加したフィナーレバージョン「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル”エテールノ”」の公演がありました。
「エテールノ」はイタリア語で「永遠である」を意味します(アクセントは”テ”にあります)。公演は従来通り昼(14:30から)の公演に加え、夜(20:45から)の公演もあります(期間中「ブラヴィッシーモ!」は19:00から、「ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ」は20:30から始まります、リドアイルでは「ブラヴィッシーモ!」から「エテールノ」まで続けて同じ場所で見る事ができます)。ちなみに、エテールノの記念グッズの販売はありません。ホテルミラコスタの3つのレストランには、「エテールノ」記念の唯一のグッズ=数量限定のコレクタブルグラス付きのノンアルコールカクテルとスペシャルメニューがあります(GWに入る直前にグラスは無くなりました)。

エテールノで追加された夜の公演は、ライティングが美しく昼とはかなり印象が違います。夜空を飛ぶ
5連式のカイト(凧)は、大空を飛ぶ昼間のカイトとは違い幻想的な感じがします。ダンサーたちはライトでくっきり目立ち、ハーバーの水面も「ドルフィンクラフト」(いるか型水上バイク)が立てる波しぶきや、ハーバーの水面が様々な色のライトの光を受けてキラキラ輝いています。ハーバーの大空間を使ったスケール感が爽快な昼間のショーも良いのですが、幻想的な夜もお薦めします(ただし、夜の撮影は難しいです)。

 

 

エテールノの構成は通常バージョンのカイト(凧)の後のパイロ(花火)までは同じで、ダニエラ姫(ミニー)の「私たちの美しいこのパラダイスの港に、名前を授けます。ポルト・パラディーゾ!」というセリフの前から約4分半がカットされ、ディズニーの仲間たちが新たなる冒険に旅立つシーンが約6分間追加されています。
追加シーンは、最初にエテールノのテーマ曲が流れ、ミッキーとミニ−がミッキー船の上から語りかけます(雨が降った場合はキャラクターのセリフと曲が違います。雨エテールノは約1分短いです)。

ミニ−:「私たちはポルト・パラディーゾの物語を決して忘れません。そして本当に大切なものを守る気持ちがある限り、カーニバルは永遠に続くのです」
ミッキー:「ミニ−、僕たちの本当に大切なもの?」
ミニ−:「ふふふふ たくさんの人々に夢を与えることでしょう?」
ミッキー:「そう 僕たちの知らない世界が待っているんだ! さあ旅立とう!」
ミニ−:「そうね」
ミッキー:「おーい みんなも一緒に来る?」
ドナルド、グ−フィー、チップ&デ−ル、プルート:「イエイ!」「もちろん!」「行く行く!」「ワンワン!」(雨バージョン=雨エテールノはチップ&デ−ルだけが答えます)
ミニ−:「じゃあ 僕の船で行こうよ!」(雨エテールノや北風バージョンはミッキーの船で行かないので「さあ 航海に出よう!」という呼び掛けになります)
(エテールノ!)

エテールノが始まると男性と女性のペアが歌う日本語(一部英語)のオリジナル曲が流れます(伊東恵里さん=「美女と野獣」のベラ役や「ム−ラン」のム−ランの歌の吹き替え役のミュージカル女優と同じくミュージカル俳優の岡幸二郎さんが歌っているそうです)。
曲が流れるとキャラクターとダンサーが移動を始めます。
まず、ドナルドが上陸するザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前の1番ドックに
カフェ・ポルトフィーノ前の2番ドックからチップ&デールが歩いて移動します。
次に
ミッキーとミニ−が乗ったミッキー船がリドアイルから1番ドックに来て、ミッキー船のダンサーが降りて入れ替わりにドナルドとチップ&デールが乗り込み、紙テープを使った見送りがあります(下の画像は1番ドックから撮影)。



リドアイルでは、
ピアッツア・トポリーノ(ミッキー広場)の3番ドックから歩いて移動したグ−フィーとフォートレス・エクスプロレーションのガリオン船横の5番ドックから船で移動したプルートが乗り込み、ここでも紙テープを使った見送りがあります。ミッキーと仲間たちがすべて乗船するといよいよ出発です。

ミッキー:「これでみんな揃ったね?」
プルート:「ワウー ワンワン!」
グ−フィー:「いよいよ出発だー!」
ミニ−:「みなさーん 今までどうもありがとう!」1番ドックに到着した時のセリフ
ミッキー:「やあ、ドナルド、チップ、デール!」
ドナルド:「航海だったら僕にまかせてよ」
ミニー:「うふふ」
チップ&デール:「また楽しくなりそうだね!」「わくわくするよ!」
ミッキー:「さあ 航海に出よう!」
(エテールノ!)
グーフィー(対岸のリドアイルから呼び掛けて):「おーい、ミッキー 今度はこっち こっち!」
ミッキー(1番ドックから答えて):「オッケー!」


ミッキー船は再びリドアイルに戻ります。


ドナルド、
チップ&デ−ル:「みんな バイバーイ!」
ミッキー:「さあ 行こう!」

(雨エテールノは同じ船で出発しないので、セリフが違います)
グ−フィー
「いよいよ出発だー!」
プルート
「ワウー ワンワン!」
ドナルド
「航海だったら 僕にまかせてよ」
ミニ−:「みなさーん 今までどうもありがとう!」
チップ&デ−ル:「みんな バイバーイ!」
ミッキー:「さあ 行こう!」

ミッキー船は、リドアイル→1番ドック→リドアイルへと移動し、最後はアクアラクトブリッジ(ハーバーからミステリアスアイランドに行く途中の水道橋が背後にある橋)の下に向かいます。
右の画像はリドアイルから撮影したものですが、見ての通りリドアイルを背にしてまっすぐ出航して、ハーバー中央で(場所を動かず)時計回りに結構早く回ります(2回転)。ドナルドは船首、グーフィーはミッキーとミニーが登ったお立ち台の前方の下にいます。
エテールノの最後は、ダンサー達がいつの間にか各ドックからハーバー沿いの高い所(フォートレス・エクスプロレーション=要塞の上、教会のベランダ、トランジットスチ−マ−ラインの乗り場の上等)にも移動して、Eternoと書かれた旗を振ってミッキーと仲間たちが乗った船を見送ります。
最後は、音楽が終わりハーバー内に教会の鐘の音が鳴り響き、静かに船がハーバーを去って航海に出ます(右の画像は、2006年5月7日の最終公演で撮影した最後の画像)。

エテールノのオリジナル曲の最後の歌詞はこうなっています。
♪さあ 旅立とう 新たな国へ
今 旅立とう 夢の世界へ
僕らの行く先に みんなが待ってる 目指せ素晴らしい未来へ
Set Sail
Set Sail to Tokyo DisneySea


新たな国、夢の世界、みんなが待っている素晴らしい未来はTokyo DisneySeaなのです。そのTokyo DisneySeaへ出航という歌詞で終わるなんて、素敵な終わり方だと思います。

キャラクターの乗船と紙テープを使った見送りが見れるのは、リドアイルか1番ドックだけなので、見るならこの2箇所をお薦めします。ただし、1番ドックは座り見エリアは無く、またハーバーに向かって右側に
トランジットスチ−マ−ラインの乗り場があるので視界が遮られ、最後のミッキーと仲間たちが乗った船の旅立ちが良く見えません。リドアイルは良く見えますが、朝から場所取りの人がいる位混んでいます(入替え制ではないで、朝から待って昼と夜の公演を両方見る人もいます)。
この2箇所のドックが混んでいた場合は、ミステリアスアイランドのハーバーを見下ろす通 路やポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)のような高い場所から見るのも全体が見えるので良いと思います(風があると寒いので要注意)。あるいは、1番ドックと2番ドックの間のエリアや、いつもは混んでいるのにエテールノの時だけ比較的空いている3番ドック(インフォメーションボード前の
ピアッツア・トポリーノ=ミッキー広場)やキャラクターにこだわらなければ、5番ドック(フォートレス・エクスプロレーションのガリオン船横)が他と比べて空いていて穴場です。
ちなみに、雨の日の雨ポルトと雨エテールノはダンサーが登場しなくて、キャラクターの上陸も無いので、曲もセリフも違い、全体でも18分間ですからミニショーから始まるバージョンを比べると12分間短いです。最後はミッキーとミニ−以外のキャラクターは同じ船に乗らないので、6隻の船団のまま旅立って行きます。

エテールノは、オリジナル曲のメロディーと「エテールノ!」という声が耳に残る、印象深いフィナーレです。私は人のパフォーマンスで構成されていた「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」はシーらしくて大好きなショーでした。スポンサーの講談社さんもありがとう。

5月6日(土)最終日のエテールノは、昼は通常バージョンでパイロ・空砲・カイト・ボール遊び無し、夜は強風の為中止。最終日の7日(日)の昼は雨バージョンでダンサー・パイロ無しでしたが、空砲・4連カイト有りで、しかもエテールノ部分のみキャラクターが単独で上陸して(1番ドックでドナルド、チップ&デール。リドアイルでミニー、グーフィー、プルートが一緒にテラーとダンサーが乗ったままのミッキー船に乗船)、最後はテラーとダンサーも含めてみんなで揃って出発という前例が無い特別バージョン。夜の最終公演は千葉県に雷、強風、波浪注意報が発令されてどうなることかと思っていたら、ショーの最中だけ雨が止んでまさかの通常バージョン(パイロ一部カット、ボール遊び無し、人型の吹き出し無し)でしめくくり、夜もみんな揃って航海に出発しました。2006/5/7



通常バージョンの内容

このカーニバルは、昔々”とっても小さな美しい島を治めていた”ダニエラ姫がパラダイスを求めて冒険の航海に出て、多くの困難を乗り越えて帰って来たら、自分の故郷こそ探し求めていたパラダイスだったという事に気づき、故郷の港を「ポルト・パラディーゾ」(パラダイスの港)と名付けた”というストーリーがベースになっています。
ダニエラ姫が無事帰って来て”本当に大切な物は何か(今ここにいる仲間と王国の人達の未来)、それを思い出す日”そして「ポルト・パラディーゾ」と名付けた記念日をお祝いする1年に一度のカーニバルなのです。
このカーニバルは、ハーバーに船(いかだ)で登場したストーリーテラー(口上師)さんの”ミニショー(前説)”(14:23〜29)があり、これから始まるカーニバルのストーリーを説明してくれます。ミニショーが終わってストーリーテラーさんがリドアイルに到着し、鐘が鳴ると仮装したダンサーがハーバー沿いの5カ所のドックに登場してカーニバルが始まります(出演者は約150名)。



5カ所のドックの場所(左上から時計回りに)
1番ドック:ザンビーニリストランテ前(「世界を旅する探検家」ドナルド上陸)
2番ドック:カフェ・ポルトフィーノ前(「楽しいことが大好きな芸術家」チップ&デール上陸)
3番ドック:
ピアッツア・トポリーノ(ミッキー広場)(「奇想天外な発明家」グーフィー上陸)
4番ドック:リドアイル(「ダニエラ姫」ミニー上陸、最後にミッキーも来て同じ船で帰ります=ミッキーは上陸しません)
5番ドック:フォートレス・エクスプロレーション(ガリオン船とポンテ・ベッキオ/ベッキオ橋の間のハーバーに面 した通路。「シェフ」プルート上陸)
※1番ドック以外は座って見る事ができます。


以上の5カ所のドックでのダンスで始まり、次にミッキー(セレモニーの指揮者という役割)が大きな金色の船に乗ってハーバー中央に登場し紹介され、航海を共にする各ディズニーキャラも紹介されます(キャラの紹介が終わるとキャラを乗せた大きな船がその場でクルクル回転します)。その後パラダイスへの航海が始まり、カーニバルの開催が宣言されます。開催宣言後は東京ディズニーシーのテーマ曲「TOKYO DISNEYSEA SUITE」が流れ、遊び好きでパラダイスへの水先案内人のイルカ(
ドルフィンクラフト=いるか型水上バイク)が登場してハーバー内を走り回り、いかにもシーらしい雰囲気になります(下の画像の右)。大きな帆船が6隻もハーバー内を回るので壮観です。
この後はカーニバルのテーマ曲「
Listen to the sea」(日本語版)が流れ、ゲスト参加の手拍子・かけ声合戦があります(手拍子・かけ声合戦中にドルフィンクラフトが航跡で3つの円=ミッキーマークをハーバーに描き出します)、最後は5連式のカイトが大空を舞い、パイロ(花火)が打上がった後、ダニエラ姫が故郷の港に改めて名前を付けます(エテールノはここから特別バージョンに変更)。

ミニー:
「私たちの美しいこのパラダイスの港に、名前を授けます。ポルト・パラディーゾ!」
ミッキー:「そして、ポルト・パラディーゾのこの物語が、皆さんの心の中にずっと生き続けますように!」

この後船がハーバーから出て、ショーは終了します。このショーはシーらしくハーバーの大空間を活かしたスケールが大きなショーなので、お薦めします。

このショーは、各ドックのダンスが見えないとつまらないので、ミステリアスアイランドのハーバーを見下ろす通 路やポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)のような高い場所からではなく5つのドックの近くでぜひ見て下さい。



「アンコール!」/"Encore!"
(1日5回上演、上演時間約30分、1,500名収容)上演演目リストはこちら

アメリカンウォーターフロント」のブロードウェイ・ミュージックシアターで上演される「アンコール!」はミュージカルを本格的なシアターで観賞する「ベスト・オブ・ブロードウェイミュージック」です。

全体は4幕で構成されていて、雨に唄えば、南太平洋、ウェストサイド物語、キャッツ、エビータ、マイフェアレディ、美女と野獣、コーラスライン等々、ブロードウェイの古典的名作から日本でもおなじみのミュージカルまで、オムニバス形式で次から次へと見せてくれます(キャラクター無し、パフォーマー40名)。
ダンスのうまいへたはあるでしょう、しかしディズニーのショーとして見たら充分過ぎる内容です。このショーがシーに来れば毎日見れるのですから素晴らしい事だと思います。日本のショービジネスの将来に良い影響を与えるのではないかと思う程です。これはお薦めします。
このショーは1,500名収容の大きなシアターで開催されるので、10〜15分前位に行っても入れる事が多いのですが、開演30分前から1階の中央ブロックから入場が始まります。せっかくですから時間に余裕があれば30分位 前に行って中央ブロックの席を確保してから休憩していましょう、椅子の座り心地が良いのでほっとします(前の方でも1階の左右のブロックの端の方で見ると、舞台の全体が見えないのでお薦めできません)。30分前に入れなくても左右のブロックの中央寄りの席、または1階の後ろの方の席しか空いていなければ、1階にこだわらず2階席の中央ブロックの前の方で見ると良いと思います(画像右は1階席左ブロックの一番後ろから撮った舞台の画像です=今は撮影禁止です)。

※このショーは、オープンしてから約半年後(2002年2月)にショーの演出・構成を変えました。変更後は演目数が減り上演時間が約10分短くなったことでテンポが良くなりました(カットされた演目:「くたばれ!ヤンキース」、「ダンシン」、「ラ・マンチャの男」、「屋根の上のヴァイオリン弾き」、「王様と私」)。ただし、この演出・構成の変更で録音の拍手を流すようになり残念です。
※このショーは、ディズニーキャラは出てきません。お子様にはつまらない内容なので席で寝かせてしまいましょう。また、場内が暗くて、朝から園内を歩き回ってみなさん疲れているので、終わった後「あー 良く寝た」と言う人が結構いますが、本当にもったいないです。30分前から席についてしっかり寝て待つと良いと思います。

アメリカのファンサイト「Disney World & Orlando Unofficial Guideが、内容はミュージカル「The Snow Queen(アンデルセンの「雪の女王」)」で、作曲は「リトルマーメイド」や「アラジン」などの数々のディズニー映画の主題歌を作曲したアラン・メンケンが担当し、演出は宮本亜門さんが担当すると紹介しています。2006/6/25



ビッグバンドビート/BIG BAND BEAT(クリスマスバージョン)
(2006年11月3日〜12月25日までの期間限定。1日5回上演。上演時間約30分)

ビッグバンドビートがクリスマスバージョンになりました。毎年ウォーターフロントパークで開催していたクリスマスのメインのショーが無い(ランドもメインのキャッスルショーが無い)ので、このショーがメインのショーの代わりという意味あいもあって、クリスマスのロマンチックな側面を大人っぽく演出していた「アンコール!」のクリスマスバージョンとは違い、ディズニーキャラクターの登場シーンが多いコミカルな演出になっています。
クリスマスバージョンは通常バージョンの3曲目
「メドレー:チャタヌガ・チュー・チュー~タキシード・ジャンクション」までは同じです(冒頭の12分間は同じ)。その後の後半がスペシャルになっています。最後に通常バージョンと同じく”お約束”のミッキーのドラム演奏が見れる「シング・シング・シング(Sing Sing Sing)」が演奏されますが、フィナーレもクリスマス特別演出になっています。

演奏曲目

幕が開くと、ステージ上の総勢12名のビッグバンド(ピアノ、ウッドベース、ドラム、サックス4人、トランペット3人、トロンボーン2人)が早速生演奏を開始します。

1、「スイングがなければ意味がない」(It Don't Mean a Thing If It Ain't Got That Swing):
2、「ブルース・イン・ザ・ナイト」(Blues in the Night):
3、「メドレー:チャタヌガ・チュー・チュー~タキシード・ジャンクション」(Medoley:Chattanooga Choo Choo〜Tuxedo Junction):(電車と駅のベンチに銀色のクリスマスリースがかけてありました)

ここからクリスマスバージョンになります(ネタバレのレポートです)

4、クリスマスメドレー:「ジングルベル」(Jingle Bells)〜「風も雪も友だちだ」(Frosty the Snowman)〜「そりすべり」(Sleigh Ride)〜「ウィンター・ワンダーランド」(Winter Wonderland)
一旦幕が閉まり、幕の前で赤いドレスを着た女性シンガーが歌う「ジングルベル」からクリスマスバージョンは始まります。歌の冒頭から”トナカイの角帽子”をかぶったグーフィーが登場します(英語でしゃべります)、続いて”トナカイの角シルクハット”をかぶったダンサー、デイジー、大きなスノーマン(雪だるま)、ドナルドも”トナカイの角シルクハット”をかぶって登場します(ドナルドはキックボードに乗って登場します)。ドナルドが登場するとステージはコミカルな感じになります。
5、「ホワイトクリスマス」(White Christmas):
ステージにスモークが流れ、男性シンガーが1人で「ホワイトクリスマス」を歌います。途中からミッキーとミニーが登場して、ダンスを踊ります(スケートの振り付けの様に踊るシーンがあります)。
6、「サンタが街にやってくる」(Santa Claus Is Coming To Town):
13人のサンタクロースの衣装を着た”ミニスカサンタ”が登場して、ラインダンスを踊ります。ダンスが終わると、客席(ステージに向かって左側の壁際)にサンタの衣装を着たグーフィーが登場します。
7、「サンタクロースがやってくる」(Here Comes Santa Claus)〜「ジングルベル」(Jingle Bells):
ステージ上にはミッキーとミニー、ダンサー、”ミニスカサンタ”。そして、客席が明るくなりサンタの衣装を着たグーフィーや”ミニスカサンタ”がステージから降りて来るので、客席が一気に盛り上がります(グーフィーはステージに向かって左側の通路を左右のゲストと触れ合いながら進みます。ステージにもどる時は、ステージに向かって右側の壁際の通路を使います)。
8、「ひいらぎ飾ろう」(Deck the Halls)〜 「レット・イット・スノー!」(Let It Snow! )
ビッグバンドのバンドメンバーの紹介の後、男性シンガーが Let It Snow! 1人で歌います。この曲の最中に客席に雪が降ります(雪は水の泡でできていて、肌に触れるとスーッと消えます。雪は前から10列目位までの座席に降ります)。
9、「シング・シング・シング」(Sing Sing Sing)」:
黒いタキシードに真っ赤な蝶ネクタイをしたミッキーがクリスマスバージョンでも生ドラムを披露してくれます。ダンサーが勢揃いして一旦幕が降ります。
10、「スイングがなければ意味がない」(It Don't Mean A Thing):
幕が再び開くと、キャラクターの紹介があります(通常バージョンにいるマリーは登場しません。チップ&デールもいません)、最後は黒い燕尾服を着たダンサーが勢揃いして、華麗なフィナーレを迎えます。
通常バージョンと違い、最後にミッキーがしゃべります(英語)。幕が閉じる最後の最後までしっかり見ていて下さい。


クリスマスバージョンは大人気。テンポが良く、コミカルな楽しい演出もあるので、周囲のゲストの感想も大好評。今年はかなりの人気になると思いました。初日は開演1時間前でラインカット(並べなくなる状態)になってしまいました。最終回(19:15)のスタンバイの列は、15時過ぎまで続いた入園制限で入れなかったゲストが殺到して、17:00頃にハーバー沿いのロミオ・ウォッチ&ジュエリーの手前まで伸びてゴンドリエ・スナック方面に折り返していました(今まで見た事無い長さでした。キャストさんも驚いていました)。
私はハーバーサイドクリスマスのテーマ曲だった「クリスマス・イン・ニューヨーク」が使われていなかったのが、非常に残念です。クリスマスのホームパーティーにミッキーとミニーが訪れるという演出の「アンコール!」のクリスマスバージョンは、クリスマスの雰囲気が良く出ていて好きでしたが、ビッグバンドビートのクリスマスバージョンも楽しくてテンポが良いので好きです。

このショーは、シアター内へは開演30分前から入場が始まりますので、どんなに遅くても1時間以上前にはシアター前に行って並びましょう。座る場所は通常バージョンと同じく中央ブロックがお薦め。前の方が無理なら後ろでもいいですから、なるべくステージ全体が見渡せる中央ブロックで見るようにしましょう
(前の方でも1階の左右のブロックの端の方で見ると、ステージ全体が見えないのでお薦めできません)。1日5回開催でどの回も混んでいますが、初回(12:15〜)が混んでいて、ミシカの待ち時間と重なる2回目の上演(13:45〜)が比較的空いている傾向があります。

発売が延期されていた「東京ディズニーシー ビッグバンドビート」のCD(通常バージョン)が、11月2日から販売中です(税込2,100円)。2006/11/3



東京ディズニーシー5thアニバーサリー


シーは2001年9月4日にグランドオープンしてから2006年9月で5周年になりました。これを記念して、2006年7月14日〜2007年5月31日まで過去最大規模の5周年記念イベントが実施中されました。


プリマヴェーラ/Primavera
(2007年3月21日〜5月31日まで。1日2回上演。上演時間約20分)

プリマヴェーラ」は、5周年のファイナルイベント「東京ディズニーシー・スプリングカーニバル」のメインのショーです。プリマヴェーラはイタリア語で「春」と言う意味で、このショーは春の訪れを喜ぶお祭りです。
ショーはハーバー沿いの3つのエリア(リドアイル、ピアッツア・トポリーノ=エントランスから行くとミラコスタ下を抜けた先の通称「ミッキー広場」、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前)で開催されます。ショーの内容は、まず開演15分前から、大道芸人やパフォーマーがマジックやジャグリング(連続ボール投げ)等のパフォーマンスを見せてくれます。開演約6分前からはダンスの振り付け(「左手、右手、爽やかな風、お花にとまった蝶々! やさしい風 お花にとまった蝶々! 春の風、お花にとまった蝶々!」と言うようなMC付きレッスン)やハンカチの振り方のレッスンが始まります。ハンカチが無い人はエントランスで配っている「Today」でもOKと言いますが、あんな物を振り回すのはどうかと思います。

ショーはハーバー内にスプリングカーニバルのイベントメインテーマ曲「Spring's the Season for Love」が流れ、青色(ミッキー乗船)と赤色(ミニー乗船)の2隻のトランジットスチーマーラインがハーバー内に登場し、ミッキーがリドアイルへ、ミニーはザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前へ向かい(到着後上陸)、3つのエリアにダンサーやパフォーマーが登場すると開演です。
このショーはキャラクター、ダンサー、パフォーマーが3つのエリアを移動するのが大きな特徴で、例えばミッキーはリドアイルに上陸後、ピアッツア・トポリーノ、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前、ミート&スマイルに使っている5周年イベント用の船(通称「ミ−スマ船」)へと移動します。ピアッツア・トポリーノでミニ−とすれ違いますが滞在時間は1〜2分位で、あっと言う間にいなくなります。ミニ−と一緒にいる時間は30秒も無いです(ミッキーとミニー狙いの方にはピアッツア・トポリーノは全くお薦めできません。ミッキーが一番長くいるのはリドアイル、ミニーはザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前です)。登場するキャラクターは、ミッキーとミニーの他、ドナルド、デイジー、グーフィー、プルート、チップ&デール、ピノキオ、ファウルフェロー(ピノキオをだまして売りとばすペテン師のキツネ)、ギデオン(ペテン師の子分のネコ)と多く、どのキャラクターも居場所を変えます。

ミッキー:青いトランジットスチーマーラインに乗って登場し、リドアイル上陸→リドアイルでダンス→ピアッツア・トポリーノへ徒歩で移動して、ミニーと出会う(お互い反対方向へ移動)→ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前へ徒歩で移動して、ミ−スマ船に乗ってリドアイルにミニ−を迎えに行く→ミ−スマ船からミニ−と一緒にウェーブを呼び掛ける→手を振って挨拶をしながら終了
ミニー:赤いトランジットスチーマーラインに乗って登場し、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前に上陸→ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前のお立ち台でダンス→ピアッツア・トポリーノへ徒歩で移動して、ミッキーと出会う(お互い反対方向へ移動)→リドアイルまで徒歩で移動してミ−スマ船に乗る(後はミッキーと一緒)
右下の画像は、ピアッツア・トポリーノのウェーブのシーン。グーフィーは黄色いトランジットスチーマーラインでリドアイル上陸後、ピアッツア・トポリーノに来てお立ち台に上がります(終わった後はドナルド、デイジー、プルートと一緒に徒歩でザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横の坂を昇って帰ります)。

ショーの内容はダンスしたり、ハンカチ振ったりで特筆すべきものはありません。最後にミッキーの呼び掛けでハーバー沿いのゲストがザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前から始まる大きなウェーブをプリマヴェーラ!という掛け声と共に6〜7回した後、ダンサー、パフォーマーが退場し、ミッキーとミニーがミ−スマ船から手を振って挨拶しながらハーバーを去って終了します。

このショーは3つのエリアと3つのエリアの間のエリアでの陸上パフォーマンスがメインで、プロメテウス火山が最後に噴火しますが、花火、カイト等を使った演出はありません。MC(大道芸人)は場所を変えませんが、キャラクター、ダンサー、パフォーマーがどんどん来て、どんどん移動して行くので、動きがありすぎてメリハリがありません。ダンスの振り付けも印象に残りませんでした。
音楽はイベントメインテーマ曲"Spring(The Season for Love)"は明るい良い曲で、ショーの中ではヴィヴァルディの「四季」の春、「行こう 行こう 火の山へ 行こう 行こう 山の上 フニクリ フニクラフニクリ フニクラ〜♪」でお馴染みの「フニクリ・フニクラ」、さらにポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルの音楽(「Listen to the sea〜」の部分が5秒位)、「サンタ・ルチア」、「ハンガリー舞曲第5番」、「ハンガリー狂詩曲第2番」等の様々な曲が組み込まれて使われています(曲は「東京ディズニーシー・スプリグカーニバル」の公式サイトで一部聞けます)。

このショーはダンスやパフォーマンスをしっかり見せるショーではなく、みんなで盛り上げるお祭りです
(歌やダンスをしっかり聞いたり、見るなら「ケープコッド・ステップアウト」のスプリングカーニバルバージョンをお薦めします。イベントメインテーマ曲"Spring(The Season for Love)"も歌います)。多くのゲストがダンス、手拍子、ハンカチ振り、ウェーブで参加するようになると、このショーのコンセプトに近づくのではないかと思いました。
このショーは、ワンデーパスポートの皆さんには効率が悪いので、1時間以上前から待つ事はお薦めできません。お祭りですから、雰囲気を楽しめば十分だと思います。
見る場所は、ピアッツア・トポリーノかザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前、またはピアッツア・トポリーノからザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前までの一帯が良いと思います(全キャラクターが徒歩で移動するのが見れます。リドアイルはプルート、チップ&デールが来ません)。体が動かせるように立ち見の最前列近くが確保できればベストです。



プレシャストレジャー・オブ・アグラバー/Precious Treasures of Agrabah
(アラビアンコースト特設ステージ 1日6回公演、木曜日と金曜日は休演

このショーの内容は「アラビアンナイトの物語から生まれた街で繰り広げられるパフォーマンスの数々。砂漠の風にのって現れるアグラバーの“宝物”によるエキゾティックなダンスと激しいリズムをお楽しみください」となっています。

このショーはキャラクターは登場しませんので、純粋にダンスと音楽を楽しむ事ができます(出演者:女性2名、男性2名、音楽担当2名)。
アラブ風のダンスと音楽は馴染みが無いので、良い経験になると思います。何回も見るものではありませんが、1回は見る価値があると思います。
20分位前に行って座り見エリアを確保できれば、良い場所で見れます。キャラクターが出演しないので、撮影に気
を取られる事が無く見れると思います。





リズミック・ピミエントス/Rhythmic Pimientos
(ロストリバーデルタ/ハンガーステージ前、1日3回公演、上演時間:約25分、毎週水・木曜日は休演


このショーは、ロストリバーデルタのハンガーステージ(ミスティックリズムが上演されるステージ)の出口付近=ポートディスカバリー寄りで見ることができる、陽気なパフォーマンスです。“リズミック・ピミエントス”(
Pimientosはペッパー=胡椒の意味)が奏でるラテン音楽に合わせ、色鮮やかなコスチュームをまとったダンサーが踊ります。
“リズミック・ピミエントス”はアトモスショーでしたが、5周年でレギュラー化されました(バンドのみのアトモスショーは1日数回あります)。
このショーは”メモリー オブ フィエスタ・ノーチェ”です(2003年の夏に開催された「東京ディズニーシー・サーマーフィエスタ:ホットラテンナイト」のストリート・パーティー)。”フィエスタ・ノーチェキャラ”はキャラ(グーフィーとチップ&デール)が参加しましたが、今回はキャラの参加はありません。

このショーはロストリバーデルタの通路でやるので前から3列位しか良く見れません(立ち見のみ)。1時間以上前から待つのは全くお薦めできませんが、臨場感があって陽気で楽しいショーです。近くにいたら20分位前に行って待って見る価値は十分あります。

なお、なぜかTHE BOOMの「島唄」が演奏されますが、「島唄」はブラジルでヒットし、特にアルゼンチンでは2002年にアルフレッド・カセーロがカバーして大ヒットしたので、南米つながりで演奏していると思われます。



ケープコッド・ステップアウト/Cape Cod Step Out
 
(ケープコッド特設ステージ、1日3回公演、上演時間:約20分、毎週火・水曜日は休演

アメリカンウォーターフロントの漁村ケープコッドの前に特設の水上ステージが浮かび、この水上ステージを舞台にアイリッシュバンドのアイリッシュパイプの音色に合わせ、歌あり、ダンスありのリズミカルなショーです(キャラは登場しません)。このショーは”メモリー オブ サマーナイトダンス”です(2005年の夏に開催された「ケープコッド・ジャンボリーナイト」のショー)。
サマーナイトダンスの時はケープコッドの路上でやったため、ダンサーが近くて臨場感があって良かったのですが、水上ステージは遠いです。見やすさは明らかに改善されましたが、臨場感は失われました。しかし、透明感がある素晴らしいボーカルが聞けるアイリッシュバンドの演奏が楽しめ、アイリッシュダンスが気軽に見れるのは貴重です(本格的なアイリッシュダンスではありません、”アイリッシュ風ディズニー・ダンスショー”だと思って見て下さい。しかし、リバーダンスの雰囲気は良く出ています)。なお、バンドのみのアトモスショーが1日数回あります。

このショーはケープコッドの路上から見れますが、特設水上ステージは下の画像の様に円形ステージではないので、なるべく正面方向で見ましょう。横から見るとただでさえステージが遠くて臨場感が無いのに、さらに遠く感じます。前から3列目位でないとまともに見れませんので、近くにいたら20分位前に行って場所を確保しましょう(立ち見のみ)。
ショーを見る前に、ケープコッド・クックオフで「フィッシュ&チップス」(夕方から販売開始)をつまみながら、ビール(レモンビールとブラウン・マイスター)を飲むのはなかなかおつなものです。大人の方がのんびりできて、アイリッシュショーも楽しめる。ケープコッドは素敵なエリアになっています。


ミッキーのドリームカンパニー
(2009年1月19日〜4月14日まで開催。公演時間:約30分)

このショーはミュージカル仕立てになっていて、歌もダンスも本格的なミュージカル風演出をしてあります。ストーリーはスターダンサーを目指すマーガレットがミッキーの劇団「ドリームカンパニー」のオーディションを受けるというシンプルな内容ですが、4回も衣装を変えるミッキー&ミニーを始め、ダンサーの数も多く華やかな印象で、使われている曲も「魔法の鍵」から始まって「魔法の鍵」で終わり、ドリームキーも重要なモチーフとして使われているので、シーの25thグランドフィナーレのショーとしてはふさわしい内容です。

土日祝日は約1時間前にスタンバイの列がラインカットになってしまう日が多く、ラインカット直前に並べても前から3〜4人目位の立ち見となりますので、1時間半前までには行く事をお薦めします。会場には開演約1時間前に入る事ができ、特設ステージの両サイドにはキッズエリア(4歳〜小学校6年専用)が設けてあります。




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