パルテノン神殿と市内観光 歩きすぎ!(ギリシャ最終日)

4月6日(木):最高気温22度前後、最低気温10度強。快晴(風は強かった)
(Yahoo! Weather :アテネ

アテネ日記 佐治編


とうとう今日は旅行最終日。最終日にもなって、まだパルテノン神殿を拝んでないので、今日は1日かけてゆっくりアテネ市街を歩くことにした。
朝起きると、田中さんはすでにパルテノン神殿に行く気満々。俺の方はと言うと、昨日の疲れが残っていて、まだ眠い どうしようかなと思っていると、田中さんから
「今日はパルテノン神殿を見たら、その後は別行動にしない?」
という提案。俺も別行動がいいのでは?と考えていたので、
「それならいっそのこと、最初から別行動にしては?」
と答えると、
「じゃあそうしようか。」
と19:00にリカビトスの丘で待ち合わせすることになり、田中さんは朝早くから出かけていった。
俺はそれからガイドブックに書いてあった、泊ってるホテルの朝食の名物(?)はちみつヨーグルトを食べ、シャワーを浴びて、ゆっくりしてから10:00ぐらいに出発。しっかり寝たので今日は調子がいい。

プラカ地区をゆっくり歩きながら、上へ上へ登って、パルテノン神殿に到着。
2000ドラクマを払って中に入ると、テレビや本で何度も見たパルテノン神殿が目の前に!
修理するための器材などがすぐ横にあるのは、なんとも邪魔なのだが、存在感というか、重みみたいなものは十分伝わってくる。しかし平日のくせに、かなりの数の観光客がいるのがちょっと意外&うざい!

1時間弱ゆっくりしてから、パルテノン神殿を離れ、プラカ地区を通って考古学博物館へ。ヨーロッパっぽい街並みのプラカ地区を通り過ぎると、デパートなどがあり、都会という感じのオモニア地区に出る。ここを通り過ぎ、10分ぐらい歩いて考古学博物館に到着。
パルテノン神殿からここまでは、地図を見ながらぶらぶら歩いたにもかかわらず、45分ぐらい。アテネの街もそれほどでかくはないみたい。
芸術品・美術品にはあまり興味がないので、何しに来たの?と言われそうだが、外観だけを見て、別のところへ行くことにした。どこに行こうかと外の階段に座って地図を見ていると、高校生らしき女の子3人組が来て、
「May I help you?」
と声をかけてきた。超ラッキー!と思い、
「どこがいい?」、
「ここまでどのくらい?」
と会話をしていると、1人がオレンジジュースを買ってきてくれた。このことを田中さんに話すと、「年下に見られたんだよ。よしよしって感じだったんじゃないの?」
と一言。まあ、そうひがむな、ひがむな。あの子達は俺に...やっぱ旅はいいね!
サンキュー!と握手をして、オモニア地区にある生鮮市場、青果市場に行くことにした。途中、腹が減ったので、おいしそうなサンドイッチがショーウィンドウに並べてあった、お店に入って、またオレンジジュースと、サンドイッチを注文した。このサンドイッチが超うま!思わずイタリアで食ったパニーニを思い出してしまった。
満足したところで、市場へ。生鮮市場は肉の固まりがぶらさがって、臭いだけだったが、青果市場は色とりどりの果物が並べてあって、すごくヨーロッパ。地中海っていう感じがした。ここで、お土産用にオレンジを1kg購入(この時点では、日本国内に果物を持ち込んではいけないことを知らなかった)。ここでも、俺の魅力?のせいか、店のおっちゃんがオレンジ2個をおまけしてくれた。なんか、ギリシャ人っていい人ばっか。エジプト人とは大違い。
荷物が一杯になってしまったので、休憩も兼ねていったんホテルに戻ることにした。市場からはほんの10分程度。実はシンタグマ広場よりオモニア広場の方が近いことが分かった。

ホテルに戻ると、ちょうど田中さんが戻っていた。田中さんは午前中、プラカ地区をぶらぶらしていたらしい。考古学博物館が16:00で閉まると教えると、少ししてまた出かけていった。俺はかなり疲れていたらしく、ベッドに寝転がるとそのまま爆睡。約1時間ほど眠ってしまった
起きて、出かける準備をしていると、田中さんが戻ってきた。結局考古学博物館は諦めたらしい。俺は出掛けだったので、そのまますれ違う形で、外に出た。

そう言えば、プラカ地区をゆっくり見てないなということで、まずはプラカ地区へ。土産物屋をぼけーっと見ながら歩いて、そのまますぐ近くのゼウス神殿へ向かった。ベンチに座り少し休憩した後、今年はオリンピックイヤーということで、今度は第1回アテネオリンピック競技場へ。ここは今は中に入れるようになっていて、さらにトラックは走れるように整備されていた(実際に走っている人もいた)。
この時点で時間は18:00ちょっとまえ。ここからゆっくり、コロナキ地区を通って、リカビトスの丘に行けばちょうどいい時間なのだろうが、どーしても、お土産にオレンジとレモンが追加したくなって、遅刻だろーなーと思いながらも、青果市場に向かうことにした。すんません田中さん...
プラカ地区を超足早で通り抜けて、市場へ到着。オレンジとレモンをそれぞれ1Kgずつ買って、荷物を置きにホテルへ戻った。さすがに今回はめちゃめちゃ急いでたので、店のおっちゃんと話す暇がなく、おまけはもらえなかった。

ホテルに荷物を置いて、速攻で待ちあわせ場所へ。この時点ですでに19:00。遅刻決定!あ〜あ、やば 田中さん怒ってんだろうな〜
とにかく超急いで、リカビトスの丘に登るためのケーブルカー乗り場へと向かう。途中に通るコロナキ地区はすごくオシャレな街で、センスのいい、かっこいい男、女がたくさんいる。日本で言えば、青山ぐらいの感じかな?
ほんとはもっとゆっくり歩きたかったのだが、そうも言ってられんので、ほとんど走って、やっとケーブルカー乗り場に到着。時間は19:15。ケーブルカーに乗って、上にあがると、田中さんが超寒そうにして、
待っていた。約30分の遅れ。いや〜、ほんとすんません しかし、田中さんの格好、ちょっと怪しすぎ。パーカーの帽子をすっぽりかぶって、ねずみ男みたいになってるって...
丘の上は冷たい風が吹いていて、かなり寒い。ただ、急いできた俺はまだまだ体は暖か。1番見晴らしのいい所に行くと、パルテノン神殿もエーゲ海も見えてすげーいい眺め。ちょっと時間はあったけど、日の入りまで我慢して、それから丘の上のカフェに入った。スニオン岬では日の入りを見れなかったけど、最後の最後で見れてよかった。

少しお茶した後、丘を下りてタベルナへ。行きは急いでいて、ゆっくり見れなかったけど、丘のふもとのコロナキ地区はやっぱ、すごいオシャレ。きれいな人も、かっこいい人もほんと多いし、街の雰囲気もすごくいい。できれば、昼間ゆっくりと見て廻りたかった。

少し歩いて、アテネ大学とオモニア広場の近くの「イデアル」というタベルナに入る。なかなかいい感じの、ちょっと高級そうなお店で、俺らの格好が1番だらしなかった。
まずはビールを、田中さんは“ウゾ”というお酒をオーダー。この酒がまた、何とも言えなくまずい。水で割ると、カルピスみたいに白く濁って、なんか変な感じ... 味の方はアルコールの度数が高いだけでなく、ミント系???というのか、何というのか、とにかくグラス半分も飲めなかった。
グリークサラダと俺はメインで、“エビとチーズのトマトソース煮”(下の画像左)を、田中さんはまた“ムサカ”(下の画像中央)をオーダー。俺のメインの方はちょっとしょっぱいんだけど、なかなか美味しい。田中さんの頼んだムサカの方は、ミコノスで食べたよりもあっさりしてたけど、ミコノスで食べた方が美味しかった。


最後に珍しく甘いものが食べたくなって、アイスを注文(上の画像右)。ファミレスのアイスを想像してたのだが、かなりでかくて、食い終わった時は全身が少し寒くなってしまった。

かなり満足状態でホテルへ帰る。途中オモニア広場では、選挙が近いらしく、選挙活動がかなりうるさく行われていた。こんな夜までやるなんて、日本では考えられない...
ホテルに到着。とうとう、終わってしまった。
今回は体力的にかなりヘビーな旅だった。お腹さえ壊さなければ、ギリシャはもっと楽しめたような気がする...取りあえず明日は時間は短いけど、イスタンブールに行けるので、少し楽しみ。
また、いつものように、っていうか今回はそれ以上に歩いて疲れていたので、帰り支度もそこそこに寝ることにした。



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