路線バスに乗ってスニオン岬でポセイドン神殿見学

4月4日(火)
:最高気温22度前後、最低気温10度強。アテネは快晴、スニオン岬は薄曇り
Yahoo! Weather :アテネ。lonely planet:ギリシャの地図。アテネの物価:住友商事の「世界の物価レポート」。大卒初任給/年収は144万円

いよいよ4日目。といってもまだ3日目の23:00。
そう、イスタンブール経由でギリシャに行くこの日のフライトは、夜中の2:00なのである。
ほんとになんつー予定だ...
何となく熱っぽい体調のまま、荷物を整理し、空港まで一緒に行く別の団体と、車に乗り込んだ。ようやく、エジプトから離れられる。まあ、とは言いながらも、そんなにめちゃめちゃ嫌だった訳ではない。ただ、まともな水と、静かな生活環境に移れることが妙にうれしかった。
空港に着き、手続きを済ませ、飛行機に乗り込む。夜中だというのに、結構人が乗ってる。短いフライトなのだが、もちろん爆睡。
あっという間にイスタンブールに着いた。
この後、なんと4時間のトランジット。すぐ、飛行機に乗れるもんだと思っていたので、これはかなり効いた

とにかく寝て、体調を戻すことに専念。田中さんが貸してくれた、ヨットパーカーと葛根湯とビオフェルミンがなかったらと思うと...
しかし、正露丸が全く通用しない腹痛なんて、初めてなった。恐るべし、エジプト菌!
時間までゆっくりと睡眠をとって、暖かい紅茶を飲んで、多少回復。飛行機に乗って、いよいよギリシャに。約1時間半後にアテネに到着。やっと、着いた

空港で明日のミコノス島のチケットを予約して、ガイドと合流。
そのまますぐ、ホテルへと向かう。いろいろと予定を聞いて、ホテルにチェックイン。時間前だったのだが、チェックインできてラッキー!
今度泊るホテルは、エジプトと同じように、こじんまりとしたホテル。
プーケットで泊ったホテルが頭にあるからだろうか?なんだか、物足りない。部屋の方は、今度はテレビもつくし、冷蔵庫もあるし、まあ合格。唯一、浴槽がめちゃめちゃ小さいのを除けば
俺はもう一眠り。さらに体力の回復に努める。
田中さんは昼飯と辺りをぶらぶらしに出ていった。お昼過ぎに、出かけるために準備をする。今日の目的地はアテネからバスで海沿いを2時間、ポセイドン神殿のあるスニオン岬。
1度帰って来た田中さんが、スニオン岬行きのバス停を探して来ると言って、また出ていったきり、帰ってこないので、部屋を出てフロント前のロビーへ。
偶然、こっちの旅行代理店の人に会ったので、明日予定されていた、エーゲ海クルーズをキャンセルし、ついでにいろいろと教えてもらった。
何分か後に戻ってきた田中さんは、どうやら、ぼったくりバーの客引きに騙されかかっていたらしい。俺のプーケット日記で、気をつけるようにとアドバイスをもらったけど、今回一緒に旅行した限りでは、田中さんの方が危なっかしいような気が...っていうか、また、ホテル名をばらしてないでしょうね?
スニオン岬行きのバスは1時間に1本とのこと。時刻表など分からないし、例え分かっていたとしても、時間どおり来るかなんて分からないので、最悪の場合1時間待つことになる。
取りあえず、田中さんが探してきた?バス停に向かう。

ギリシャの街はすごく車の量が多い。空港からホテルに車で来る間でも、しっかりと渋滞にはまっていた。俺としては、イタリア、特にローマと同じイメージを持っていたのだが、車の量が多い分、シンタグマ広場の付近などは近代的に見える。ただ、プラカ地区なんかは、やっぱヨーロッパだなと感じさせる街並みで、すごく散歩するのに楽しそう。

大して待つこともなく、バスが来た。アテネから外れた田舎に行くはずなのに、バスはやたらと込んでいる。まず、バスに乗ったら、向かって右側の席(海が見える側)に座って、と教えてもらったのだが、席なんか選ぶどころでなく、2時間も立ちっぱなしかと思うと嫌になった
途中で席が空いたのだが、向かって左側。まあ、まだ体調が完全ではなかったので、贅沢言ってはいかんと思い、おとなしく座りそのままいつの間にか眠りに落ちてしまった。
気が付くと、バスは大分空いており、海の景色も十分に見えるようになっている。天気が曇りだったため、絶景!と言うほどでもなかったが、これがエーゲ海か、と思うと、ちょっと感動
アテネから時間どおり、2時間後に到着。
上を見渡すと、ポセイドン神殿が見え、なんともギリシャっぽい風景だ。
地元の人だか何だか分からないけど、学生らしき団体がたくさんいてうるさかったのが何だけど、すごく俺にとっては気に入った場所で、結構長い時間なにすることもなく、ボーッとしてしまった。
段々と陽も落ちてきたので、カフェでお茶することにした。
オープンテラスのカフェで、エーゲ海を見ながら紅茶を飲む。なんだか、すごくヨーロッパっぽい感じがする。田中さんは
「ティーバッグなのにこの紅茶、やたらと美味しい。日本じゃこの味は出ないね。これは水が」
とうんちくを語ってたけど、取りあえず、受け流しておいた。
日の入りまでにはまだまだ時間がありそうだけど、大分寒くなってきたので、アテネに戻ることにした。帰りは田中さんも相当疲れていたのだろう、2人して爆睡。
アテネに戻ってきたのは20:00過ぎ。さすがに真っ暗である。お腹の調子はまだ良くなかったけど、何となく食べられそうだったので、夕飯を食いに行くことにした。
とにかく、オリーブオイルとワインビネガーのかかったシンプルなサラダが食いたくて、レストランを探してたのだが、シンタグマ広場近くのセルフサービスレストランはこってり系料理しかなかったので、却下し、ガイドブックに載っていた「デルフィ」というレストランに入ることにした。
まずは、腹の調子が悪いにもかかわらずビールを注文。
それから、サラダ、イカのフライ、そしてメインで、俺がトマトソースのパスタ、田中さんが魚のグリルを注文。
サラダは期待していたものとは違い、ドレッシングのかかったこってりとしたサラダ。イカのフライも結構胃にもたれた。そして極めつけはパスタ。スパ王の麺かと思うほどこしがなく、しかも超アルデンテ。トマトソースも絡めてあるのではなく、缶詰のソースのようなものがのってるだけで、いかにもまずそう... 実際に食ってみると、その前にすでに胃がもたれていたせいもあるだろうが、まずい。
何だよこの日本人。こんなに残しやがって!と思われるのが嫌で、がんばってはみたものの、やっぱり、無理なものは無理。結局、半分以上残してしまった

ホテルに戻り、さっそく田中さんにビオフェルミンをもらって飲む。まあ、エジプトと違って、ギリシャの水はきれいと言われているが、さすがに水道の水を直接飲む訳にはいかない。
風呂は余りにも浴槽が狭く入る気がしないので、次の日にシャワーで済ませることとし、少し早いのだが明日のミコノス島に向けて寝ることにした。
明日は今回の旅行のメイン。
めちゃめちゃ楽しみだ。



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