ブレーメンの大広場

マルクト広場を囲むように建ち並ぶ美しい建物群の風景画です。ルネサンス様式の美しい市庁舎を中心にした広場の真ん中には、中世の騎士ローラントの巨像がたっています。この像は自由と市民権の象徴で、街の守護神そのものなのです。広場を取り囲む家並とそぞろ歩く人々、中世都市のイメージをそのまま描いた作品です。市庁舎屋根の古びを帯びた寒色と、周囲のモザイクのような暖色屋根群が見せ場の一つです。街としての統一感を崩さずに、色調の差異でリズム感を与えるべく、多くの色を試し塗りしながら一軒ずつ描き建てて行く感覚でした。
下にあるのは本作の商品化されたジグソーパズルサムネイルです。画像をクリックすると、大きく表示されます。元のページに戻る時は、Back spaceキーやAlt+←キーを押してください。

風景画“憩いの街”シリーズでは、レーゲンスブルク、ロマンチック街道、パリ、ニューヨーク、世界、日本、京都など多数の街を描いています。