sineitaido |
先生の言葉 |
季節は梅雨に入りました.昔のことを言うと笑われますが、一番激しい稽古をするのは梅雨です。 梅雨時の稽古をやりまして、梅雨時の稽古の残りを引き続き夏の稽古に、そして秋、冬の稽古 と順に流れていきます。 昔は七月半場頃から八月の半場は夏までみっちりと稽古をしたものです。 骨の髄から汗を出し,そして梅雨に残っていた汗を出してしまう、そして秋風に吹かれて爽やか な気持ちになる。 なんともいえない感じで全てにおいて稽古が進んでゆく、昔は四季を通じて稽古をしていた のだろうと思います。 今日では私が神や、四季に習うて、稽古をさせてもらっていますが、これが冬の稽古、これが 春の稽古と申し上げたことはございません、しかし、その都度やはり稽古が変わっていっている わけです。そうしてお互いが心身ともに鍛えられていく。 体について申しあげますと、清らかな霊魂が宿る体が弱ってくるとどうしても霊魂が宿りたくても 宿り方が少なくなってくる。 もちろん霊魂のほうがしっかりしてもlらわんと困りますが、この現世においてはなんだかんだ 言っても体が主体じゃないかと思います。 体の実体において全てのものが生成化育されている、もちろん霊の力が体に与えてくれるのが 故において出来るのでありますが、やはり体がしっかりしないと本当の正しい霊がかかりにくく なるのではなかと思います。 そういう事を皆様と一緒に勉強していっている訳です。 霊体一体の原理において一つのあり方の道を歩いているんだと言うのはその事なんであります が、体だけでも駄目、心だけでも駄目なんです。 この大宇宙と言うのは、ご存知の通りに霊体一本の原理において、全てのものが生成化育され ているのでありますから、それに神に習って、我々人として生まれている限りやはり霊体一本の 原理において、一つ一つ生成化育の道に歩んでいっているのではないかと思います。 |