ユーロスターエアポート・エクスプレス
+ロンドン周辺空港の鉄道連絡方法
2002年9月〜2003年9月
ここでは、イギリスから海外に行くときに使うであろう、列車を紹介。(オリエント・エクスプレスは、レイル・ツアーの特別な列車なので含めません。)
 まずはやはり列車でフランス、ベルギーへ行けるユーロスターでしょう!
 その次が飛行機で他国へ、この時都心とロンドン代表3空港をダイレクトに結んでくれる列車、それがエアーポート・エクスプレス。別々の会社が運行しており、それぞれ異なった車両が走っている。これらの列車もBRに含まれるのだが専用の特別料金が必要。
 あと最後に船の場合、現在船と直接連絡しているのは、アングリアがリバプール・ストリートから運行するハーウィチ・インターナショナル行き。この列車は、オランダの行きのフェリーと連絡している。あと、ヴァージン・トレインズが、ユーストン〜ホリーヘッド間で運行する列車で、アイルランド行きの船と連絡している。今回は省略。
その他のブリット・レイルはこちらへ
ブリット・レイル都市間・地方運行会社紹介

ロンドン近郊列車運行会社紹介
ユーロスター
Eurostar
ロンドン・ウォータールー・インターナショナル駅を基点に、チャネル・トンネル(ユーロ・トンネル)を通ってフランスのパリと
ベルギーのブリュッセルを結ぶ高速国際列車。普通はBRには含められない。
今まで、大陸側でのみ300km/hの運転を行ってたが、
2003年9月イギリス側の高速線一部区間が開通。20分ほど短縮された。
イギリスの高速線が全区間完成するとセント・パンクラス・インターナショナル駅がロンドンの発着駅になる。
それと同時に、ユーロスターがイギリス各都市に乗り入れることが可能となる。完成は2007年予定
【路線】ロンドン〜アッシュフォード〜パリ、〜ブリュッセル。
http://www.eurostar.com/

ウォータールを出発して、在来線経由でチャネル・トンネルへと向かう。ワンズワース・ロードにて。2003年6月 同じくワンズワース・ロードを通過するユーロスター。2003年2月
パリ・ノール駅に停車中のユーロスター。1998年3月


ヒースロー・エクスプレス
Heathrow Express
日本人がいちばん利用するのが、アジアなどからの長距離路線が発着するヒースロー空港。
この空港とロンドン東のターミナル、パディントン駅を15分で結ぶのが、ヒースロー・エクスプレス。
運賃が高いのとロンドン中心部まで行けないのが難。
【路線】パディントン〜ヒースロー・ターミナルズ1.2.3〜ヒースロー・ターミナル4
http://www.heathrowexpress.co.uk/

パディントン駅に停車中の332系EMU使用のヒースロー・エクスプレス。2002年10月

同じくパディントン駅に停車中のヒースロー・エクスプレス。2003年3月
パディントン駅を後に、ヒースロー空港へ。2003年3月 スタンダード・クラスの車内。ヒースロー・ターミナル1.2.3とターミナル4間は空港内移動手段として無料で乗車できる。手前は、大型荷物用の棚。この画像は、無料区間を乗った時のもの。2003年9月

【その他ヒースロー空港乗り入れ鉄道】
ロンドン地下鉄ピカデリー・ライン

(地下鉄は時間はかかるが安く、ロンドン中心部まで行ける。ただ、大きな荷物を持っての階段の上り下りは、大変。また、ラッシュ時は避けたほうが無難)

ガドウィック・エクスプレス
Gatwick Express
ロンドンの南部にあるのがヨーロッパ各地やアメリカ便が発着するガドウィック空港。
この空港とロンドン・ヴィクトリア駅を無停車で結んでいるのが、ガドウィック・エクスプレス。
平日は、30分。土、日、祝日は35分で結んでいる。
【路線】ヴィクトリア〜ガドウィック・エアーポート
http://www.gatwickexpress.co.uk/

ビクトリア駅に停車中のガドウィック・エクスプレス。こちらは、新型車。2002年6月 こちらもガドウィック・エクスプレス。この列車は、国鉄時代からインターシティーとして走り始めたもので、この車両はその時からの車両。ヴィクトリア、2002年3月
ヴィクトリア駅へ進入してくるガドウィック・エクスプレス。2002年2月 ノン・ストップでガドウイック空港を目指す旧型車両。クラッパム・ジャンクション〜ワンズワース・コモン間2003年4月

ガドウィック・エクスプレス乗車記へ

【その他ガドウィック空港乗り入れ鉄道】
BR各社が乗り入れ
(イングランド南部各方面へ列車が出ている。もしロンドンの北部へ行きたいのなら、テムズリンクが1本でいけるので便利。またガドウィック・エクスプレス以外のBRでロンドンへ向かった場合、各駅に停車して遅いのと在来の狭い車内のためか運賃も安め。)

スタンステッド・エクスプレス
Stansted Express
ヨーロッパや国内線が発着するロンドン北部の空港。
この空港とロンドン・リバプール・ストリート駅(日曜以外はトッテンハム・ホール停車。)を結ぶのが、このスタンステッド・エクスプレス。
この列車は、上記2つのエアーポート・エクスプレスと違い、スタンステッド・エクスプレスという会社が運行しているのではなく、
Wagnという近郊列車を運行する会社が専用車両を用意して運行している。
【路線】リバプール・ストリート〜(トッテンハム・ホール)〜スタンステッド・エアポート
http://www.stanstedexpress.com/

他のエアポート・エクスプレスが専用車両を導入しているが、
スタンステッド・エクスプレスは、在来車の改造車。

【その他スタンステッド空港乗り入れ鉄道】
BR=Wagn近郊列車、セントラル・トレイン
(セントラル・トレインは、バーミンガム方面へと向かう)

エアポート・エクスプレスが発着しない空港との鉄道連絡方法

ルートン空港
ヨーロッパ各国・国内線の発着する空港。空港からは、ルートン・エアポート・パーク・ウェイ駅へ無料バスが出ている。そこから、ミッドランド・メインラインでロンドン・セント・パンクラス駅やイングランド中部方面へ、またはテムズトレインでロンドン・キングス・クロス、ロンドン・ブリッジ、ウインブルドン、さらには、イングランド南部、ガドウィック空港へ。

ロンドン・シティー空港
ヨーロッパ各国・国内線の近距離便が主に発着する。直接鉄道の連絡は無いが、ロンドン・バス69番でカンニング・タウン駅まで行くと、ロンドン地下鉄ジュビリー・ライン、DLR、BRシルバーリンク・メトロの接続があるので、ロンドン市内へ自由に行ける。