イギリス ガドウィック・エクスプレス
2003年5月
ガドウィック・エクスプレス
 ロンドンの最大のターミナル、ヴィクトリアからロンドン南部の空港ガドウィック空港までを連絡するロンドン・エアポート・エクスプレスのひとつ。
 空港までは30分(土日祝は35分)で行ける。車両は、国鉄時代からのインターシティーとして運行していた時の旧型車と民営化後に導入した新型車がある。今回は新型車に乗車した。
ガドウック・エクスプレスは、24時間走っている。日中は、15分間隔。
本数が多い為、込み合うことはあまり無いみたい。座席はリクライニング式ではなく、固定。イギリスではリクライニング・シート列車には殆ど無い。
ガドウィック空港駅に到着。
ロンドン南部を目指して出発。
列車は、ウォータールーからの路線と交わるクラッパム・ジャンクションを通過。
その後、次第にロンドンの住宅地を抜け、
ウエスト・クロイドンを通過。
さらに南下すると、
ガドウィック国際空港
 この空港は、ロンドン周辺の空港としてはヒースローに次ぐ規模を誇る。発着便は、ヨーロッパやアメリカ方面が主。格安航空会社が乱立するヨーロッパでは、ヒースローのようなメジャーな空港に発着することはまれで、この空港も一部の格安航空会社が発着している。
手前の飛行機は、ヴォラーレ航空(ヴォラーレ・ウェッブ・コム)。この飛行機で、イタリアへと旅立った。
その後ろにいる飛行機が、なんとあの時刻表で有名な、トーマス・クックの飛行機。
ここが出発待合ロビー、チェック・インの時点では、ゲートは教えてくれず、表示されるまで全員ここで待つことになる。イギリスの列車と同じやり方。2つターミナルがあるにもかかわらず、お店はここに集中している。空港側の運営面から見れば、非常に合理的。これがイギリス流。
今、大激戦の格安航空会社の利用方法を述べておきましょう。これがまた安い!!
 今回、ガドウィック空港から飛び立った飛行機は、ヴォラーレ航空(ヴォラーレ・ウェッブ・コム)で、区間はロンドン〜ヴェネチアの往復。このお値段が2人で往復して、なんと約40ポンド(約8,000円)。ただ、空港税は割引にならないので別途約45ポンド(約9000円)。空港税のほうが高い!
 今回使ったヴォラーレ航空はイタリア系で、イギリスにはガドウィックしか乗り入れてないマイナーな存在ですが、イジー・ジェットライアン・エアーなどが多くの都市に飛んでいて有名です。
 予約はインターネットからで、自分で便を選びます。早い予約ほど安く予約でき、早朝便や夜に着く便など利用者が少ない便が、激安になってたりします。支払いはカードのみです。予約すると確認メールが届くので、それをプリントアウトし、それを持って空港へ(無しでもOKですが、もし名前が漏れていた場合、証明になります。)。ただ、一度予約してしままうとキャンセル料が掛かるので、じっくり検討、さらに入力間違いが無いか確認してから(名前のスペルが違ってても掛かる)、予約完了ボタンをクリックすることをお勧めします。
 当日、空港チェックイン・カウンターに行くと、名前を確認して搭乗券をくれます。
 そして、搭乗。座席は決まっておらず自由席制。ヴォラーレの場合、汚れにくく、長持ちするレザー製でした。当然安いので機内食は無しですが、メニューをが全員に配られ、食べたければ有料の食事が用意されます。
 徹底した節約振りで、日本の飛行機のイメージでいるとカルチャー・ショックを受けます。

Gatwick Expresshttp://www.gatwickexpress.co.uk/