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古流 剣術・居合術 │  「居合道日本史」(全三頁) 古流居合道1頁

「居合道日本史」 谷口 覓(たにぐち もとめ)

 古流居合は無形文化財で伝承性と極意性があり、流祖はすべて得意技をもち流派ごとに特長があり、したがって古流はすべて個性的なのであります。
 居合に最も必要なのは生命力のほとばしりの迫力です。生ぐささです。抜刀して納刀するまで油断できない危険度のオクタン価の高いことです。古流居合に生ぐささが強いのは、流派の独特の体臭をもっているからです。古典を学習することによって居合の醍醐味を習得できるものと信じて疑いません。

 古流居合道の善いところは、流祖の数多くの太刀筋に接することができる点です。古流は時代を超えて共感を呼ぶものであります。大切なことは、流祖の心法・剣法・兵法を修業し習熟したあと、自分の個性に適合した剣風を確立することにあります。

 古流といわれる居合は六百年まさに十代の口を経てきているのであります。十代も伝えられるには何か重大な意味や理由がなければなりません。それは何でありましょうか。居合の極意とされるものに「鞘の内」というのがあります。これは勝負は鞘の内、太刀が鞘の中にあるときに決しているもので気息が大事と説明されております。

 古流の「古」は「十」と「口」の合字で、「十」は多数という意味であり、また「口」は人のことです。つまり多くの人たちの先祖からの伝承ということであります。「人は一代、居合は末代」で先祖の心が現在に生きているわけです。
居合道とは刀剣術の一種で、刀剣術は剣術と居合術に分かれています。居合道は「和漢三才繪図」の武芸十八般のひとつであり、「武芸小伝」の武芸九般のひとつであり、「和漢名数続編」の武芸十四般のひとつに位置づけされている武士の表芸です。

 居合道は第一に人づくりであり、その為、「甲陽軍艦」「武道初心集」「葉隠」「武教本論」など兵法者による武士道論が展開されています。第二は心法・剣法・兵法の習熟でありますが、結局は平素の修行であり、求道の精神であっり、仏教で説く「戒律」の精神と全く同じなのであります。また居合道は礼法を重視します。したがって居合は、人づくりの精神と伝統の精神と礼法作法の精神を学習し修行しなければなりません。
刀写真
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