1、 |
武蔵直系の弟子は『武蔵円明流判官派』を名乗っておりません。(武蔵円明流判官派系図は、武蔵円明流の剣脈図の無断記載です)
鳥取池田藩では、藩の武術として剣術、武蔵円明流・新陰流・雖井蛙流・兌山流・今枝流・理方得心流・東軍流・岩流・富田信流・一刀流河田派・一貫流・神道無念流・神刀兌山流・神風流・北辰一刀流などがあります。
武蔵円明流は、手裏剣・十手・鎖・鎌などは伝承されていません。 |
2、 |
武蔵円明流では『武蔵円明流兵法』という流派名を使用しません。『武蔵円明流兵法』という名称の使用と剣術・居合術・居合道に関する知識の教授は、商標登録第5190435号によりできません。
『武蔵円明流兵法』の技巧、二刀之術8本以外の居合術・居合道と剣術(一刀之術・二刀之術・小太刀之術)は、武蔵円明流の精神と技巧ではありません。 |
3、 |
『武蔵円明流兵法第十五代相伝師家』と称する人は『武蔵円明流兵法第十四代高橋華王』とされていますが、高橋華王氏(昭和3年―平成15年)は『武蔵円明流判官派第十四代』と称し、生前に正式な後継者を決めておりません。高橋華王氏の師・谷口覓(武蔵円明流十三世宗家師範)も『武蔵円明流判官派』の正式な後継者を決めておりません。
谷口覓は『武蔵円明流判官派第十五代宗家』と『武蔵円明流兵法第十五代相伝師家』を存じていないので、正式に認めておりません。理由は、流派の正統と精神技巧の正統な継承ができていないためとなります。また、宗師・相伝師家という名称は武蔵円明流では使用しておりません。 |
4、 |
高橋華王氏は谷口覓のもと、京都へ3回来て、二刀之術8本の稽古指導を受けたのみで、古流剣術二刀之術・一刀之術・古流小太刀之術・技刀居合術などの稽古はしておらず、完全に修得していません。その後諸問題が起ったため、継承者を育成する権利を谷口覓は与えませんでした。
谷口覓・高橋華王共作とされる書籍・指導書等は、谷口覓が認めるものではありません。 |
5、 |
高橋華王氏は以前『円明流判官派』の名称で念書を『武蔵円明流判官派第十五代宗家』と称する人に作成していました。また『宮本武蔵政名円明流判官派』の名称で段位を允可して、武蔵円明流の名では允可していません。(資料あり) |
6、 |
『武蔵円明流判官派第十五代宗家』継承に同意した(平成16年6月1日)のは『武蔵円明流兵法第十五代相伝師家』と称する人だけです。(資料あり) |
7、 |
『武蔵円明流判官派第十五代宗家』と称する人は、日本古武道連盟の日本古武道演武大会流儀説明書(平成15年)に『円明流判官派(流祖名:俊重坊重源)』と記載され代表者となっています。また、千葉武道文化推進会の演武会(平成14年)に『円明流判官派』の名称で参加しています。
アサヒタウンズ紙(平成15年10月11日付)の掲載記事にも『円明流判官派』と記載されています。この記事内の写真には、二刀勢法の形として『「燕」の突き・「猿」の血振り』と説明がありますが、それらは当流では使用しない名称です。(資料あり) |
8、 |
『宮本武蔵円明流判官派高橋華王伝第十五代宗家』と称する人がいますが、当流とは一切関係ありません。
『武蔵円明流懐剣術』を演武している人がいますが、当流の偃月刀と違いますので、当流とは一切関係ありません。 |
9、 |
武蔵円明流判官派・武蔵円明流兵法の武術継承について
二刀之術8本以外、武蔵円明流と共通するものはありません。共通しないものは、一刀之術・小太刀之術・古流二刀之術・抜刀・居合術です。
武蔵円明流判官派の人が演武されている二刀雲霞は、当流の雲霞ではありません。高橋華王氏は古流二刀之術雲霞は稽古をしておりませんので技を修得していません。 |
10、 |
高橋華王氏より継承の件(『武蔵円明流判官派』・『武蔵円明流兵法』)
(武蔵円明流判官派は、平成15年8月に第14代宗家高橋華王氏が亡くなり、1年経過した平成16年に第15代が継承された、としています)
ここに高橋華王氏のご遺族からの手紙を掲載いたします。(一部抜粋)
〈1〉○○さん[注1]が宗家になり(インターネット)とありますが、その様な事は高橋(生前)にきいた事も私共話した事もありません。
〈2〉死後、15代よこせゆずれと度々電話等で言ってきた。平成16年3月迄
〈3〉平成16年郵便局の内容証明でよこせオレにと言ってきた。(略)
〈4〉(略)平成16年から何も言ってきません。
〈5〉(略)
〈6〉(略)
〈7〉○○さんは(略)高橋のところへ来て入門しました。始めは来ていましたが、その内何の連絡も無く来なくなりました。はっきりしている事は(平成15年1月-8月迄全くみておりません。(高橋は15年8月死亡)(略)
〈8〉(略)今のところ14代[注2]のまま、現状維持とさせていただきます。
[注1]武蔵円明流判官派15代宗家、[注2]武蔵円明流判官派14代
|
11、 |
『武蔵円明流判官派』のサイトに、
日本を代表する剣豪・宮本武蔵 武蔵円明流判官派は武蔵の技術と精神を
受け継ぎ後世に遺すことを目指します!
と記載されています。(2018.4現在)
事実から申し上げますと、『武蔵円明流判官派』と『武蔵円明流兵法第十五代相伝師家』は「武蔵の技術と精神」を正統に受け継いだとはいえません。
理由として
〈1〉上記4番に記載通り、高橋華王氏は技の一部の稽古指導を受けたのみで武蔵円明流の技を完全に修得できていません。高橋華王氏の居合と剣術は他流の技であり、武蔵円明流の技ではありません。(谷口覓)
〈2〉継承についても上記3番、10番〈1〉の通り、高橋華王氏は生前に正式な後継者を決めておりません。また谷口覓も認めておりません。 |