2010.07.31(Sat.)-08.01(Sun.)
赤羽5:54−(823M)→7:27高崎
高崎7:30−(123M)→8:03横川
横川8:45−(JRバス関東碓氷線)→9:19軽井沢
軽井沢9:29−(757M)→9:53小諸
小諸9:58−(633M)→10:19上田
上田10:32−(15)→10:59別所温泉
別所温泉11:11−(20)→11:41上田
上田11:54−(639M)→12:35長野
長野12:44−(3325M・妙高5号)→14:17直江津
直江津14:29−(1339M)→15:12柏崎
柏崎15:22−(157M)→16:32吉田
吉田16:59−(1941M)→17:55新潟
新潟駅南口18:08−(シャトルバス)→スポーツ公園バスターミナル18:26
スポーツ公園バスターミナル21:03−(シャトルバス)→21:21新潟駅南口
新潟23:35(23:40)−(8720M・快速・ムーンライトえちご)→5:10新宿

 家族は先に帰省したので、この週末をどうしようかと。で、上り”ムーンライトえちご”の指定が取れてしまったので(取れると思っていなかった)、新潟でサッカー観戦もすることにして18きっぷ購入。
 7.31朝、どうにか起きて、赤羽から高崎線に乗り継ぎ。籠原止まりの付属車両はなく、10両編成で混むかと思ったのですが、意外と車内は空いてました。高崎の3分接続は不安でしたが、何事もなく信越本線に乗り継ぎ。車内は、高校が夏休みのためかどうか、ガラガラです。磯部出たところで白っぽいヘッドマーク付けて側面にペイントしたように見えた115系とすれ違ったので、気のせいかとも思いましたが、帰宅後調べてみた感じでは、”群馬デスティネーションキャンペーン”のヘッドマーク付き115系だったようです。
 横川到着、”つわものどもが夢の跡”などと思いつつ、車止めの写真を撮って改札を出ても、余裕は十分。ならば念のため、ということと、使ったことなかったのでどんなものかな、と、”もしもしカエルくん”使ってみて、妙高5号の指定券を確保。窓側、それも、進行方向右側を指定したのですが、「窓側は空いてますが進行方向まではわかりません」とのことで、そこは妥協。まあ、やりとりに特に困難はないといえばそうなのですが、面と向かっていない相手としゃべりながら指定券確保、というのは若干やりづらい面はありますね。
 そういえば、朝、何も食べてなかったな、と、駅舎の横を見ると、”おぎのや”の売店が開いており、立食いそばがあったので、迷わず注文。しかし、横川駅で”峠の釜めし”買ったことはあっても、そば食べたのはいままでになかったんじゃないかな。
 早起きを強いられたのは、信越線を1本早くして、JRバス関東碓氷線の座席を確保するためでしたが、確保も何も、誰もバスを待ってない。それでも、バス停に移動してしばらくすると、たぶん同じ列車に乗って駅でノンビリしていたらしい人が来ましたが、結局二人のみ。そうこうするうちになんか貸切車か何かみたいな大型バスがやってきますが、乗車位置ではなく手前でスタンバイのため乗車できず。後続の125Mが到着してから、バスが乗車位置へ移動。もちろん、いの一番に乗り込んで、最前部の運転席と反対側、入口直後を確保。続々と客が乗って来て、中には20人の団体もいたため、あっという間にバスは満席。補助席も2席ほど出ていたようでした。
 前回、2006.12.23に碓氷峠を車で軽井沢から横川へ下った際には、旧道経由でしたが、バスは碓氷バイパスへ。でも、バイパスとはいいながら、結構傾斜も急で、カーブも多い峠道に思いました。途中、軽井沢から横川へ降りてくるバスとすれ違いましたが、そちらは通常の路線バスの車両でした。こちらのバスの20名の団体は事前に電話していた、というやりとりを乗車時にしていたところからすると、それで大型バスが来たのかも知れません。
 碓氷峠の県境付近で、見える山の話やら標高1,038mという紹介やらのアナウンスもあったバスは軽井沢プリンスの前を通って、定刻に軽井沢駅前へ。日差しは強いんですが、体感気温はそう暑くは思えず、さすがに高原ですな。
 鉄路に戻って、しなの鉄道に乗車。車両自体は旧国鉄以来の115系ですが、塗色がかなり違う分だけ、受けるイメージは違いますね。ちょうど翌日(8.01)からは軽井沢−小諸間を試験増発との案内が軽井沢駅に出ていました。私の乗っていた先頭車こそ、軽井沢発車時点では空いてはいたにせよ、なるほど、中軽井沢、信濃追分、御代田含めて乗降はそれなりにあり、これが偶々じゃなければ、増発を考えるわけではありますね。
 小諸で乗り継いだ列車は、戸倉までワンマンとのことでした。ずいぶん空いているな、だからワンマンか、と思っていたら、発車直前にどんどん乗り込んで来て座席がかなり埋まりました。ちょうど9:55小諸着の小海線223Dを受けているようです。ここから先、篠ノ井までは、おそらく13年前に乗って以来、でしょう。まだ横川−軽井沢間の鉄路が健在だったとき以来、ということになりますね。
 どんどん混んで来た列車を上田で下車。目的は、上田電鉄別所線です。個人的には、上田交通別所線という方がしっくりくるのですが、それはさておき、上田駅は下車するのも初めて。立派な橋上駅で、ここの上田電鉄の待合室横にも”おぎのや”が進出していたのに少々驚きましたが、一番驚いたのは、別所線のホームで、2両ちょうどがぴったり収まる高架線(ま、改札口側の柵取っ払えばひょっとしたら3両入るかもしれませんが)1面のホームに電車、というのは、なかなかよかったです。
 座席におさまって、そういえば珍しくも持って来た帽子(キャップ)が見当たらないことに気づきいて、軽くへこみます。どうも”しなの鉄道”の車内か、碓氷峠を越えるバスの中かどっちかで落っことしちゃったようです。夏ではありますが、碓氷から霧積へ行く途中で落っことした訳ではないのは確か。まあ、そのあたりで落としたってことではあります。
 さて、2両編成のシートに空席がいくつか見えるくらいで発車した電車は、すぐに高架線を降りて市街地から田園地帯に入り、結構揺れながらも淡々と進んで、上り列車が交換を待っている下之郷駅へ。進行方向右手には小さな車両基地があり、一方、駅の別所温泉方の左手では、丸窓に改造された?7200系電車の2両編成が、なんやら扉を開けて清掃中でした。塩田町駅には、「信州の鎌倉シャトルバス」の案内とともに、があり、”「サマーウォーズ」の里 信州上田”というポスターも貼ってあり、何だろうと思ったら、どうやら、映画「サマーウォーズ」の舞台だったんですね。いや、私はこの映画未見なのですが。
 山が迫って来て、左手にずいぶんと傷んだ本家(?)丸窓電車の5250系が見えると、別所温泉駅到着。その5250系停車中の車両駅舎など、何枚か写真を撮って折り返し。帰路は、下之郷駅で下り列車の交換待ちがあり、先程の7200系の撮影ができました。
 上田から再度しなの鉄道に乗車。途中駅からだし座れないかと思ってましたが、降車客も多くて楽勝で着席。で、早起きも相まって、即座に爆睡。目が覚めたのは既に篠ノ井線に入った今井駅でした。
 長野駅3番線に到着、乗車予定の”妙高5号”は、と見ると向かい側の5番線で、なんと189系の6両編成。車内はそれなりに乗車客がいて、2人掛けのシートを独占というのは難しそうな感じだったので、指定席を確保した意味はあったというものです。ちなみに確保したD席は進行方向右側でした。そこで、ホーム上で駅弁を探しましたが、ホームの立食いそば屋にはなし。”ワイドビューしなの14号”停車中のホームにあった売店は、要するにコンビニ弁当で買う気は起きず。いったん改札を出てみましたが、なんか、「駅弁」と書いたコーナーに行ってみると、何故か”ますのすし”(富山かい)と”おやき”(これはどう見ても駅弁じゃないよな)の販売で、時間もないことから結局ホームの自動販売機で水を仕入れるにとどまってしまいました。
 空きっ腹を抱えつつ、1号車の指定席車に乗車。乗り込む前に見た感じ、自由席車のデッキには立ち客すらいたのですが、指定席車はガラガラで、これは絶好の昼食タイムだったのにと思うと悔しい限り。列車は各駅で乗客を降ろしつつ、そういやここで昔写真撮ったな、という三才駅を過ぎて、豊野で飯山線を分岐して山間にかかり、黒姫を経て妙高高原で新潟県に。関山はそういやスイッチバックなくなったなあ、二本木はどうだったっけ、と考えていると、その二本木でいきなり本線から外れてホームへ。ここは健在だったんですねえ。久々のスイッチバックを堪能(?)して、どんどん下って脇野田手前で右手から現れた新幹線と交差。なるほど、脇野田駅が新たに新幹線停車駅なんですな。
 直江津に到着した電車からは大量の降車客。ホーム向かい側の北越急行経由越後湯沢行へ乗り換える降車客はほとんどなく、富山行への乗換客や、直江津下車客も結構いたにせよ、かなりの人数がすでに停車中の長岡行への乗り継ぎの様子で、これでは座席の確保も覚束ない状況です。駅弁は売られていましたが、座れるかどうかよくわかんないことを考えると、食指もあまり動かず。
 その長岡行、車内はかなり混んでいましたが、どうにか、ボックス席に2人しかいないところを見つけて着席、すぐに発車。海水浴客やら、旅行客風やらが多く、まあ柿崎までは空かないだろうな、と思っていると、その柿崎で海水浴客だけではなく、旅行客風も大量下車。で、駅出口へ向かうのかと思うと、そうではなく、そのままかなりの人数がホームに残っていましたから、これは後続で柿崎始発の”マリンブルーくじらなみ号”乗車のための乗り継ぎでしょう。私の座っていたボックスの2人も柿崎下車で、列車も空いたし、さすがに人出の多い日本海を眺めていい気分ですが、やはり空腹です。やがて海から離れて、柏崎到着。長岡へは向かわず、ここで多分空いているであろう、越後線吉田行に乗り換えることにします。
 予想通り空いていた越後線車内に座席を確保してから駅改札を出て買い出しに。待合室内には売店がなく、またもやおあずけかと思いましたが、同じ駅の建物ながら、いったん駅舎を出て右手にコンビニエンスストア化された売店を発見。食料とともにビールとチューハイを確保したのはいいですが、そのチューハイが何故かアルコール強めのものばかりで、こんなのいきなり飲んだら空腹の睡眠不足で即、酔いがまわりそうです。
 列車はガラガラのまま柏崎を発車。まあ越後線に乗っても海が見えるって訳じゃありませんが、ローカルムードは信越本線に比べれば格段、というところです。早速ビールを空けて、サンドイッチにかぶりつき、ようやく空腹が解消されて、気分にもやや余裕が出てきます。適度に飲んでいる割には眠くならず、出雲崎では"East-i"と交換。ちなみに、場所柄、車窓に”良寛牛乳”なんて看板を掲げた店も見かけました。
 ぜんぜん混雑しないままに吉田到着。久しぶりに乗り継ぎに余裕時分があるし、次乗車予定の村上行は入線していないので、いったん駅改札を出て、ついでに”良寛牛乳”でもないかと駅前を一回り。前に来たときは、何もないながらうらぶれた感じの食料品店があったと思ったのですが、それもなし、どうやら学習塾になっていたのがそれかな?しかし、それ以外にも学習塾を1軒見かけ、駅舎内にも別の学習塾が入ってましたから、吉田駅前だけ考えるとかなりな塾密度ですね。
 駅に戻って、ちょうどやってきた折り返し村上行となる列車に乗車。で、これが6両つないでいてガラガラで、当然の帰結として爆睡。目が覚めたのは、内野西が丘駅で、少しずつ車内も混みはじめていました。ここから先は混む一方なので目を覚ますとすぐに内野。かなりの乗客で、このあとも混む一方。車内には、アルビレックス新潟のレプリカを来た人もちらほらと。信濃川を渡って新潟到着。
 さて、この後は目的のひとつである、アルビレックス新潟FC東京の観戦へ。南口からシャトルバスが出ていることまでは調べて来たので、南口から外へ出たら、駅前広場は結構広大。ようやく、それっぽい乗り場を見つけると、片道260円のところ、往復乗車券を500円で手売りしていたのでそれを購入。バスは次から次へと、いろんな車種が乗り場に入ってきます。乗客の列もかなりなものでしたが、それほど待たずに乗車。
 到着したスポーツ公園バスターミナルは、ちょうど、野球場とサッカー場の間にありました。事前調査通り、入場指定されているゲートEの近くで、そのゲート前の広場にスタジアムグルメの屋台が出ているところまで調査済みという手際のよさ(?)ではありましたから、それこそ新潟名物イタリアンでも買おうかと思ったのですが、荷物もあったのでそれはやめて、結局、”越後もち豚ジャンボ串焼き”というのを買って入場。
 座席はバックスタンド指定席1層目のアウェイ側で、これもまあ、雨が降った時はしのぎやすかろう、というのと、ゲートに近い、というのがあったのですが、とにかく蒸し暑い。これなら2層目がよかったか、とも思いましたが、ほぼ無風でしたから、結果は同じだったでしょうね。ちなみに、1層目とはいえ、一番上の席でした。座席から見たピッチホーム側ゴール裏
 以下、箇条書きにて素人の寸評。
  • アウェイゴール裏以外はオレンジ色。当然と言えば当然ですが。しかも、スタンド2層目こそ、そこそこ空いてますが結構な入場者(公式発表:36,910人)。
  • こりゃ、ここで試合のできる新潟の選手は幸せだ。
  • 南アフリカワールドカップの日本代表は、新潟の矢野とFC東京の今野。
  • 試合開始前、デジタル花火なるものがバックスタンド前の陸上コースの部分で上がる。
  • その今野はセンターバックなんだけど、もったいなくないか?もう1枚は前だと思うけどなあ。
  • 前半、ゴール前で高橋(これはあとで確認した)が今野へ出したバックパスをミシェウ(これもあとで確認)がかっさらって、矢野へパス。
  • その矢野を、キーパーとパスカットされた高橋が挟み撃ちにして止めようとしたんだけど、シュートしたボールはコロコロっと転がってゴール。
  • ゆっくり転がっていったので、新潟サポーターがゴールを確認してから総立ちになった感じ。ちょっと面白い。
  • マルシオ リシャルデスって、ちょっとケタが違う感じだな。
  • FC東京、なんかあんまり勝負しないな。別に新潟が押してるって感じでもないどころか、むしろFC東京が押してるんだけど。
  • 大黒もいまFC東京なんだ。しかし、目立たんなあ。
  • なんかハーフタイムに、”うみまる”と”うーみん”が出て来た。
  • 後半、あれ、今野1列上げた?
  • なんかFC東京がずいぶん押してます。
  • しかし、ペナルティエリア内でもパス出すってのはどうかな?
  • そうこうしているうちに、なんかゴール間の混戦から新潟に追加点。途中出場の大島かと思ったが、本間でした。
  • これで前に出るしかなくなったFC東京、1点返す。誰かと思うと今野。
  • 結局、そのままタイムアップ。新潟2-1FC東京。
  • 今年のワールドカップ日本代表が1点ずつ取った格好。
  • こりゃ、新潟のサポーターの皆様にはたまらん試合でしたな。
 スタメンやら試合結果等はJリーグ公式J's Goal参照。

 さて、試合終了後、またもやシャトルバスで新潟駅へ。”ムーンライトえちご”の発車まではずいぶん時間があるので、これも予定の行動で、駅周辺に温泉はないから銭湯へ。23時まで営業している、みどり湯というのを地図を眺めつつ目指しますが、目標にしているローソンがなかなか見えません。まあ無事に銭湯は見つけましたが、実は目標のローソンが存在してませんでした。ともあれ、汗を流して着替えてさっぱり。
 外に出ると、少し風も吹いて、東京に比べれば断然の過ごしやすさ。まだ時間があるので、風呂上がりの一杯を引っ掛けるか、と、新潟駅万代口へ。立ち飲み屋でもないかと思ったのですが、ゆっくり探しまわるほどの時間はないので、駅の東側連絡通路のすぐ近くで、まずまず混んでいた、”大衆酒蔵 天下一 駅前店”という赤提灯の炉端焼きに。値段も安くなかなか結構でしたが、カウンター席の周囲に、ケースに入れた鉄道模型を飾っていた理由はよくわかりませんでした。売ってる訳じゃなさそうでしたし、ケースの中の蒸気機関車には、先従輪が脱輪した状態のものもあったところからすれば、店主の趣味ってことでもないか、と思ったのですが、真相は不明です。次回機会があったら確認したいと思います。
 さて、かるく引っ掛けていい気分になったところで、余裕を持って新潟駅へ戻り、”ムーンライトえちご”に乗車。酔っぱらっていたため、”妙高5号”の指定券と見間違えて、最初1号車に行ってしまうというポカをやらかしましたが、座席に落ち着いて、さあ発車、と思ったところで、「無線機が不具合で、交換するので発車が遅れます」とのアナウンス。無線機交換のため遅延なんてのは初めて聞きました。結局、23:40の発車となりましたが、車内放送で2、3度、「次の新津の停車時間が長いため、遅れは回復できます」と言っていたのが面白かったです。
 車内は、案外と新潟近郊へ帰る乗客も目立ちますから、金曜、土曜と休前日くらいは長岡行の臨時快速でも走らせればそれなりに需要がありそうです。また、私の隣の窓側の席は、新潟発車時点では空いていましたが、私は新津へ着く前、どころか発車してすぐに爆睡。どうも、窓側の客は高崎から乗車して(これは朦朧としていてよく覚えていない)、大宮で下車した感じでした。まあ、寝不足にアルコールで、座席夜行にしてはよく眠れましたが(長岡と高崎でちょっと目が開いた程度、またすぐ熟睡)、それでも自宅へ帰ると布団にばったり、でした。
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