2004.08.14(Sat.)-08.15(Sun.)
池袋23:16−(快速・3763M:ムーンライトえちご)→4:51新潟
新潟5:01−(普通・120M)→5:53吉田
吉田6:32−(普通・220M)→6:40弥彦
弥彦6:45−(普通・261M)→6:53吉田
吉田7:03−(普通・225M)→7:22東三条
東三条7:23−(普通・222M)→7:31燕三条
燕三条7:48−(普通・224M)→8:03吉田
吉田8:07−(普通・264M)→8:15弥彦
弥彦8:21−(普通・265M)→8:29吉田
吉田8:39−(普通・130M)→9:46柏崎
柏崎9:49−(普通・1331M)→10:33長岡
長岡10:41−(普通・1732M)→12:38水上
水上12:43−(普通・740M)→13:46高崎
高崎14:30−(快速・3932M:アーバン)→16:04上野

 当日の指定席券自動発売機をたたいてみたら、喫煙車とはいえ”ムーンライトえちご”の指定席が取れてしまいました。越後線と弥彦線をまとめて乗りつぶしてしまおう、という魂胆なのですが、越後線の柏崎ー吉田間は本数が少なく、それよりは本数の多い弥彦線は、全線乗車しようとした場合には越後線との接続があまりよくはなく、”ムーンライトえちご”で新潟から入った場合のみ、まずまず接続がマシ、という状態です。なので、市原−広島戦の観戦後新潟へ向かうことにします。
 市原臨海競技場を、試合終了直後に飛び出してシャトルバスで市原駅へ向かい、結果、20:36発の千葉行き2146Mには間に合ったものの、そこから先の接続が異常に悪く、また、新宿で一杯引っかけて、などと考えもしたのですが、なんだかんだで結局何故か池袋から乗車することになってしまいました。車内はほぼ満員で、私の隣席も池袋から乗車したアンちゃんです。東京スタジアムでの東京ヴェルディ戦を観戦していたらしい、アルビレックス新潟のサポーターも目につきます。
 08.14のきっぷは、特急に乗車する可能性や、都区内から”ムーンライトえちご”に間に合わない場合、急行”能登”で高崎まで追いかけて乗車する可能性まで考えて、ホリデー・パスを買っていたので、車内で大宮−高崎間の乗車券を購入し、検札も終わり寝酒も1本飲み終わったし、さて寝ようか、と目をつぶりましたが...これがなかなか寝られません。冷房は寒いくらいに効いています。そうこうしているうちに、高崎到着。停車時間は25分と大変長いのですが、大体20年くらい前にこの”ムーンライトえちご”の前身の長岡行き普通電車に乗車した頃のように、1番線のそば屋が営業していて、弁当まで販売されていたのが嘘のような静けさです。それにしても、隣の席のアンちゃんはえらい飲みっぷりで、乗車後、まず缶ビールを1本空にし、ついで、Jim Beamのポケット瓶を出してストレートで飲み始めたと思ったら、何故か180mlの紙パックの日本酒を飲みだし、高崎停車で飛び出していって、駅前のコンビニエンスストアで焼きそばなんぞ調達してきた...と思っていたら、何故か発泡酒の缶を開けています。途中どうだったかまではさすがに覚えていませんが、新津を出たあたりでもまだ飲んでました。すごいなあ(笑)。
 その後もほとんど眠れないまま、長岡到着。”日本海3号”を先にやりますが、ここからは音量は小さいながらも車内放送が始まり、停車駅も増えるので余計に寝られません。新津では上り”トワイライトエクスプレス”がやって来るのを見てから発車、新潟到着。車内も冷房が効いて寒いくらいでしたが、外もTシャツ1枚ではやはり涼しいどころか寒いくらいです。村上行き快速に6分で接続するので、以前はフェアーウェイ自体が村上行きだったこともあり、同じ車両が列車番号だけ変えて直通するのかと思っていましたが、別の車両が待っていました。
 さて、こちらは10分接続の越後線に乗り継ぎ。”ムーンライトえちご”からの乗り継ぎ客以外にも、結構乗車客がいたばかりか、途中駅でも降車だけじゃなく乗車客がいます。車窓は、聞いていた通り、ほとんど海は見えません。内野まではまさに新潟市近郊の住宅地を行く感じですが、内野を過ぎてしばらく行くと、いきなり水田が広がります。その後、駅に近づくと住宅地が増えますが、大体は田園地帯の中を吉田到着、やっぱり寒いくらいです。ここで弥彦線に乗り換えですが、駅前にも何もなく、乗り継ぎ時間の40分近く、暇を持て余します。
 さて、弥彦線乗車は手始めに弥彦行きに乗車することにします。矢作の手前で車窓右手に大きな鳥居(越後一ノ宮・弥彦神社の鳥居ですが新しく立ったものみたいです)を見て、矢作を過ぎると、列車は山へ向かう感じになり、まさに山の手前、というところで弥彦到着。聞いていた通りの神社風の建築で、周囲の景観によく合って、いい感じでした。吉田へ戻って、今度は東三条行きに乗車。田園地帯を行き、燕付近で住宅地の中を走り、燕三条で新幹線の下をくぐってしばらく行くと信濃川(で、いいんでしょうね)を渡り、今度は三条の市街地を高架線に乗って北三条停車。やたらと寺が目立ちます。そのまま高架を走り、カーブしながら高架を降りて、信越本線に合流すると東三条到着。実は、以前、廃止になった東三条ー越後長沢間にだけは乗車していたのですが、ともあれこれで弥彦線は完乗です。到着したのは弥彦線用に1番線を切り欠いた0番線ホームでしたが、1分後の弥彦線吉田経由の寺泊行きは、跨線橋を渡った向かいのホームからの発車。このあとの7:40発で折り返してもよかったのですが、多少の魂胆があったので走ってみたところ何とか間に合いました。で、今度は燕三条下車。新幹線乗換口近くには何かあるだろう、というのがその魂胆でしたが、首尾よく駅そばの朝食にありつけました。後続の224Mで吉田へ戻り、することもないので再度弥彦を往復して、さらに5分後に柏崎からの電車が入線。これでようやく越後線柏崎行きに乗り継ぎです。
 しばらくはやはり田園地帯を走りますが、いつの間にか平地が狭くなり、両側から山が迫ってきて、本当に信越本線より海岸沿いを走っているのか、という感じです。西山付近からまた平地が広がってきて、柏崎市街地の東柏崎でまとまった降車があってから柏崎到着。これでようやく越後線も完乗です。
 柏崎では3分接続で長岡行きに乗車。上り直江津行きに乗り継いで、信越本線長野経由で戻るとか、さらに糸魚川まで出て大糸線経由で戻る手もありましたが、いずれにしても中央東線で戻ると、運が悪ければ大月から国電型車両に乗車する羽目になるので、今回は見送り。後続の下り快速”くびき野3号”に乗車して、磐越西線から”フェアーウェイ”で帰る手もありましたが、それは2週間前にやったばかりですので、素直に上越線で帰路につくことにしました。駅ごとに乗客が増えて長岡到着。すぐに水上行きに乗り換え。こちらの車内も結構混雑しています。長岡行きの車内から確認していた、長岡運転所(?)のDD14DD15を再度眺め、宮内から上越線に入ってだんだん山を詰めていきます。途中駅での乗降は、そこそこという感じでしたが、越後湯沢からは大量乗車。登山客だから当たり前なんでしょうが、土樽で乗客がいたのも驚きです。土合を過ぎ、ループ線を下って水上到着。3両編成は満員で、立ち客も出ていました。
 水上からはロングシート車5両の編成。これまた駅毎に乗客を増やして、高崎到着。ここで、4分接続の普通列車を見送り、10月ダイヤ改正に向けて増備中の、グリーン車の普通車利用を狙いましたが、1本目は空振り、2本目の快速”アーバン”も空振り...どころか、どちらもオールロングシート車でした。あきらめて快速”アーバン”に乗車すると、新町を出たところですれ違った下り前橋行きにグリーン車が連結されていました。そこまで待つのも、ねえ。
 上越線経由は車窓はよいのですが、混雑と、水上以南の車両が問題になる、という経験則通りの帰路ではありました。帰宅後はご想像の通り、爆睡。疲れはしましたが、これでめでたく新潟県内の現存の鉄道線には全部乗車したことになりました。
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