2009.12.26(Sat.)
上野8:16−(541M)→10:03宇都宮
宇都宮10:11−(1545M)→10:23宝積寺
宝積寺10:36−(331D)→11:10烏山
烏山11:39−(334D)→12:20宝積寺
宝積寺12:25−(1557M)→13:04黒磯
黒磯13:33−(2139M)→14:37郡山
郡山15:10−(736D)→16:41いわき
いわき16:53−(576M)→17:02湯本
湯本17:44−(580M)→19:01勝田
勝田19:33−(1460M)→21:44上野
 大東亜友愛移設交通問題研究会(仮称)国事行為冬期研修会に本年も出かけてきました。この会のファウンダー名誉会長最高顧問相談役代表理事会計監査CEO兼COO兼CIO兼CCO兼幹事長(教育)は当然にU竹氏ですが、本年は残念ながら不参加。ただし、研修会の研修内容には、ずいぶんとご助言を頂きました。今年利用するのも18きっぷで、コンセプトは昨年と同様、つまり例年通りです。
 きっぷの都合もあり、まずは東京駅にY岸氏、H田氏、I塚氏、I井氏、K持氏、S田氏と私の7名で集合。このまま東海道線で清水へ寿司食べに行くという案もありましたが、そういう訳にもいかず、上野へ。道中、K持氏は、現在ハマっているらしい、”ケータイ国盗り合戦”の攻略本を開いて周囲に説明しています。
 上野駅では7番線に移動。まだ先発の快速”ラビット”が発車を待っていましたが、乗車予定の541Mが211系だとオールロングシート車が来るので朝からグリーン車利用としよう、という話になりましたが、幸い”4ドア”との表示があり、E231系確定。なので、最後尾のドア位置前に陣取って、入線を待ちます。快速”ラビット”が7:58に出て行った後、8:06に宇都宮始発の540Mが到着。車内清掃のためにドアが閉まった後、無事に2ボックスを確保。早速買い出しに走って、発車と同時にビールで乾杯。雨が心配されましたが、とりあえずは保っています。
 道中、JR東日本がEF510を購入して、現在上野−黒磯間で試運転中との話がI井氏からあり、EF81牽引の北斗星はたぶんもうすぐ見納めとの話があり、尾久で探しましたがEF510は見えず。これはちょうど試運転中か、という話が出ます。高架工事の進む浦和付近で、研修開始を知らせる携帯メールをS水氏やU竹氏、O賀氏に送ったところ、まず反応があったのはU竹氏で、下関8:56発の856Dに乗車、ふくの竹輪を買い込んだとのこと。U竹氏は山陰にて研修だそうです。
 蓮田を過ぎたあたりで上り”北斗星”と交換。列車は冬枯れの関東平野を北上します。車内は上野発車時から空いていますが、その後も特段乗客は増えません。まあ、朝からビール飲んでる集団に近寄らなかっただけ、という話もありますが。宇都宮で黒磯行1545Mに乗り換えていつの間にやら橋上駅に改築された宝積寺下車。目指す烏山線は既に入線しているキハ40の2両編成です。
 この烏山線、意外と東京から近く、また、本数もそれなりある割に盲点だったというのか、近いからいつでも乗れると思っていたからか、Y岸氏、I塚氏、S田氏が初乗りで、H田氏は20年ぶり、私も1999.08.26以来の乗車です。ガラガラの車内に乗り込んで発車してしまえばいきなり速度はローカル線で、やたら鈍重な走りは、やはり国鉄形のディーゼルカーということでしょうか。振動も相まって、眠気も催してきます。滝駅を過ぎたところで、車窓右手に江川が寄り添ってきますが、そういや龍門の滝ってあったよなあ、と思うと、なんのことはない、車窓から見えるのは、滝の上部だけで、どのように水が落ちているかは全く見えません。そりゃ、車窓からでは面白くない訳です。
 のんびり走って烏山到着。駅前に出てみると折よくそば屋がありましたが、これがなんと、JRバス関東経営です。大挙7人の団体が来たため、先客もいた店内は時ならぬラッシュの様相で、7人全員がそばを頼んだためか、後で聞いたところでは、店のおばさんが「うどんとのバランスが崩れた」というような話を常連客と(?)していたそうです。駅前へ出てみると烏山駅は古色蒼然たる感じで、駅前も時が止まったようです。折り返しの車両に乗り込むと、車窓は巻き戻しの様相でしたが、いずれにしても滝は上部しか見えず、天候が回復してきた上に暖房の熱気と振動で、やっぱり眠たくなってきます。大金駅でタブレットキャリアらしきものを駅員が保っていたのが発見でしょうか。帰宅後調べたところでは、大金−烏山間はスタフ閉塞のようですね。
 宝積寺へ戻って、黒磯行に乗り換え。さて、遅れて合流予定のC葉氏がどこで乗ってくるか、予定では那須塩原か黒磯だけど、意表をついて新白河とかないかなあ、などと言っていると、C葉氏は西那須野で登場。やや意表をつかれました。終点黒磯で、さてEF510はいないか、と思いましたが、どうも見当たりません。ホームの白河方先端へ行って前方を見てみましたが、EH500が休んでいるだけでした。
 時間があるし、郡山からやって来た2136Mを見て、この先郡山まではロングシートなのが判明したので、時間つぶしに改札外へ。一昨年は、ここでそばを食べてますが、そうそうそばばっかり食べてもいられないので、駅前へ出てみましたが、往時の賑わい今いずこ、という感じで、シャッターが目立ちます。そういえば以前は黒磯で駅弁も売っていたな、と、駅前通りを少し歩いてみると、駅を背にして左手に”高木”という古めかしい商家がありましたが、これが”九尾すし””高原肉めし”(2010.01.07:U竹ファウンダー名誉会長最高顧問相談役代表理事会計監査CEO兼COO兼CIO兼CCO兼幹事長(教育)より2010.01.05にメールにて頂戴したご指摘に基づき謹んで訂正。なお、”九尾すし”は”フタバ食品”だったそうです。この部分は全面的に私の記載ミス)等を扱っていた駅弁屋でしょうかね。「高木ってのが元の駅弁屋ですか?」と、後でU竹氏に確認してみると、まさにその通りでした。
 黒磯駅に戻って、2139Mに乗車。701系の4両編成で、車内はほどほどに埋まっています。ロングシートに適当に着席して、ここから郡山まではお昼寝タイム。私は、高久までは明確に覚えていますが(いや、駅前何もないなあ、くらいの話ですが)、黒田原過ぎてからの記憶はなく、気がついたら安積永盛手前で、ちょうどキハE130系の水郡線8325Dが並走してきたのを見たところでした。その水郡線を置き去りにして、郡山到着。早速磐越東線ホームへ移動します。ホームは一番外側で、そのさらに外側には側線群が広がり、空気も冷え冷えとして、冬の東北だなあ、という感じです。
 ここからの磐越東線の座席確保が問題な訳ですが、とりあえず最低2両編成で、たぶん2両だろうということで、後部1両の2カ所の乗車位置に分かれて待ち構えます。736Dは14:48到着の737Dの折り返しだろうとあたりをつけていたので、列車到着、降車終了後すぐに乗り込むとなんと「回送」とのアナウンスが。フライングだった訳ですが、S田氏がすぐにホームに現れた乗務員に確認したところでは、給油のためだったようです。買い出しとの兼ね合いで、どうしようかと思いましたが、736Dはすぐに入線するとのS田氏の乗務員への確認結果を聞いて、ホームで待っているとすぐにキハ110系の2両編成が登場。無事、4人掛けボックスを2カ所確保して、私とH田氏で買い出しに。駅ビルには酒屋はなく、結局、駅前のセブン-イレブンで調達。
 さて、磐越東線はI塚氏、K持氏、S田氏が未乗、H田氏は小野新町−いわき間が未乗、Y岸氏は旧客以来、私もたぶん20年くらい前に一度乗ったきりです。発車して即乾杯。烏山線とは違って軽快に走りますが、これが車両の違いですかね。この車内で、Y岸氏にわざわざ準備いただいた、無形文化財(その通り添付のしおりに書いてあるんだから仕方ないですが、まあ伝統的製法で作っているということなんでしょうね)だという、「安東焼酎」を全員で飲み始めますが、まあ存在感のある酒で、流石に45度、というところでしょうか。車窓は、案外郡山を出るとすぐに山間部に入るなあ、という感じで、ところどころに残雪もちらほら見かけられますが、磐越自動車道の高架が邪魔です。そのためか、発車時点でもほぼ満席だった車内は駅に発着するごとにどんどん空いて来て、小野新町へ着く頃にはガラガラでした。
 ここから夏井川が渓谷を成して、なかなか眺めもよいのですが、K持氏は飲みながらの”ケータイ国盗り合戦”で忙しそうです。なんでも川前駅で一カ国盗れるのだそうで、ホンマに電波入るんかいな、と思ってましたが杞憂でした。平野部へ降りて、日も暮れたところでいわき到着。ここで明日出張があるK持氏は離脱予定でしたが、温泉の魅力もあり、とりあえず湯本まで同行することに。
 常磐線に乗り換えるべくホーム移動すると、576Mの向かいには何やら貨物列車が。同和の産業廃棄物コンテナなども積載されていますが、空き部分もあるのでいっそこれに乗るか、なんてバカ話をしていたところ、誰が気づいたんだか、なんと駅前に自由党の看板が。2003年に解散した政党の看板が何故に残っているのかは謎です。
 湯本へ移動して、駅前すぐの、”みゆきの湯”へ。220円という料金がうれしいですな。石鹸もシャンプーも常備されていませんでしたが、浴槽は低温(41度)と、やや狭い高温(44度)の2つに仕切られていました。「高温でも安東焼酎より1度も低い」との話もありましたが、さすがに44度は熱かったです。
 さっぱりしたところで、開いていた豆腐屋で宴会の肴に豆腐を買い込み、湯本駅へ。K持氏もいまさら特急に乗っても費用対効果が、ということで、最後まで同行することに。やって来たのはE501系の10両編成で、当然ながら編成が長過ぎて車内はガラガラ。風呂上がりのビール買い込まなかったことを後悔したくらいでした。発着ごとにシーメンスの磁励音がして、まるで京浜急行で快速特急に乗車しているかのようでしたが、こっちの方が普通列車なだけにしょっちゅう音が聞けるぞ、なんて話をしていても、どうにも間延びした印象です。途中、日立でそれなりに乗車がありましたが、すぐに乗車客は降りて行き、またガラガラになって勝田到着。雨が降ったら水戸まで行くつもりでしたが、始発駅であることだしここで下車。向かいにはひたちなか海浜鉄道ディーゼルカーが待っていました。
 駅から少し歩いたスーパーカスミで買い出ししてイルミネーションが光る駅前へ。ついでに途中の焼き鳥屋で焼鳥も購入しましたが、焼鳥購入組は水戸発の時刻と勘違いしていたためか、結構ギリギリのタイミングでした。
 ともあれ、グリーン車車端の8人部分の座席を占領して宴会開始。この日、グリーンアテンダントは見習いの方含めて珍しく2名で回ってましたが、安東焼酎が強力すぎて、追加の飲み物を購入できなかったのが残念、でしょうか。
 参加された皆様、おつかれさまでした。
総目次 2009年の鉄道旅行
最近の鉄道旅行へ