2007.12.29(Sat.)
上野8:19−(1341M)→10:27水戸
水戸11:15−(825D〜8325D)→14:35安積永盛
安積永盛14:48−(1146M)→14:59鏡石
鏡石16:02−(2144M)→16:49黒磯
黒磯17:24−(8544M・快速・フェアーウェイ)→(19:50新宿)
 東亜交通問題研究会(仮称)冬期研修会に出かけてきました。この会のファウンダー名誉会長最高顧問相談役代表理事CEO兼COO兼CIO(教育)は当然にU竹氏です。今年利用するのも18きっぷで、コンセプトは昨年と同様です。ただ、今回はより安楽旅行の側面が強調されています。
 今回の参加者は区間参加者含めて7名。まず全区間参加者は上野駅中央改札口に集合。H田氏、I井氏と私が改札口外で待っているところへ、U竹氏が登場しての計4名。心配されていた天候は、どんよりとした空模様ながらとりあえずは雨も落ちていません。
 さて、一番手の常磐線は、朝からいきなりグリーン車ではどうか、それはいい、いや、朝からグリーン車にはさすがに乗ることもないのではないか、との議論(?)を経て、上野方2両にクロスシートの座席があるので、そこを確保。まあ朝だしこれくらいか、と、打ち合わせの上で、缶ビール500mlを4本、”氷結”500mlを2本買い込んで、発車後早速乾杯。グリーン車に乗ることの是非はともかく、朝から飲むことに誰も異議を唱えないのがさすがです。
 ところが気分よくやりはじめたところ、北千住を過ぎたあたりで、もうビールが空に。柏からY岸氏が合流するので、U竹氏から「くれぐれも失礼のないように、ご本人がビール飲む意思があるかどうか確認の上で、Y岸氏に缶ビール1,2本買ってきてもらうように連絡しろ」とのありがたいお言葉で、私はとりあえずメールを入れましたが、なんだかO賀氏の結婚式のとき、U竹氏がやはり私に向かい、「(新郎のO賀氏に、)S水さんが酒注ぎに来いと言っていると伝えて来い」と宣われた話を思い出しましたが、とりあえず買ってあった”氷結”でつなぎます。松戸では、上りホームに183系の妙な編成が。あわてて調べると、”エアポート常磐2号”で、成田空港ー成田ー我孫子ー上野という区間を走る臨時快速でした。もっとも、ほぼ埋まっていた車中には、あんまり空港利用客らしき姿は見えなかったように思いましたが。
 さて、柏のホームにY岸氏を無事発見。乗り込んできたY岸氏はビールはお持ちではありませんでしたが、代わりにリュックから出てきたのは、なんと”越乃寒梅”の一升瓶!いや、これ常磐線であけちゃうとえらいことになるなあ、それこそ、勝田まで行くハメになって、水郡線どうでもよくなって、C葉氏との水戸駅での待ち合わせもぶっとばしてしまい、そのまま上野に戻ってきて、”史上最大の企画倒れ”ではどうか、という話もあったのですが、とりあえずは我慢して、まあ常磐線の最後1時間くらいは酒抜いて水郡線に備えるか、なんて言ってるうちに土浦到着。ところがとても困ったことに、ここで取ってつけたように7分停車。で、これはもう仕方ないので、当然のごとく買い出しに動いてしまい、結果、酒を抜くどころではありませんでした。鹿島鉄道の跡はホームの一部くらいしか残っていない石岡を過ぎて、ちょうど酒がなくなったあたりで水戸到着。
 ここからの水郡線の座席確保が至上命題だったので、とりあえずは水郡線ホームに移動。常陸大子より先は臨時でもあるので、U竹氏が編成と入線時刻を駅員に確認に行ったところ、「3両編成で、10:56着の832D折り返し」との返事だったので、とりあえず3両目のドアに並びます。その合間を縫って、私は”フェアーウェイ”の座席数確認と、買い出しの偵察に。この時点で”フェアーウェイ”の残席は、禁煙車で71席あり、通路を挟んでABCD席の発券ももちろん可能ということで安心し、それならまだ”フェアーウェイ”と3544M・快速ラビットの始発駅黒磯からのグリーン車利用の両天秤にかけられる、ということでチケットは押さえずに、買い出しの店の当たりをつけたところでホームに戻り、832Dの入線を待ちますが、やってきた832Dには「この列車は回送となります」とのアナウンスが。そのとおり、回送で出て行ってしまったので、これ以上待っていると買い出しもできないことから、私は外へ買い出しに。すぐ追っかけてU竹氏から「やられた、3両目は常陸大子止まり、座席は確保、あと、C葉氏登場」との連絡が。大急ぎで買い物をして車中に戻ってしばらくして発車。しかし、U竹氏も私も、水戸駅駅員の応対には、そのいい加減さに5年前の函館駅を思い出したことでした。
 ともあれ、”スーパーひたち15号”で追っかけてきたC葉氏含めて総員6名となったので、まずは乾杯。常陸大子から先については、とりあえず私とU竹氏で主要駅手前で前2両に様子を見に行くことにして、”越乃寒梅”の一升瓶も開けられましたが、ちょいと自重。さすがに常磐線から乗り継ぐと、ローカルムード満載です。
 多少期待した上菅谷でも、4人掛けのボックス席も2人掛けのボックス席も空きませんでした。車内は少しずつ空いてきたのですが、ボックス席に空きはなく、また、乗客を見るにちょっと2両目はボックス席は空きそうにない感じです。それでも、常陸大宮手前で、まずは先頭車で2人掛け座席の確保に成功。見た感じ、斜め前方の4人掛けは空きそうな感じがしたので、まずはU竹氏を呼び、続いて玉川村での停車中に写真を撮ったり、荷物を移したりしながら、下小川を過ぎたあたりでC葉氏に来てもらい、常陸大子での座席確保に備えます。このとき、C葉氏は立ったまま、右腕にリュックをぶら下げてその右手でコップを持って酒を飲むという、ウェイトトレーニングをかねたような飲み方で、なかなかにストイック(?)だったのが印象的でした。
 常陸大子が近づいたところで全員に移動してもらい、無事目を付けていた座席が空いて、常陸大子到着。一息ついてちょっと買い出し。でも、ワイン類はなし。で、”越乃寒梅”のお相伴にあずかります。意外だったのは、U竹氏が「縁起物だから」と言って、”越乃寒梅”を飲み始め、しかもおかわりしていたことで、U竹氏が日本酒飲んでいるのを見たのは、大学卒業以降では初めてかも知れません。
 磐城棚倉、磐城石川と過ぎ、川東で列車交換したことくらいまでは覚えていますが、その頃にはとうにお酒もなくなり、爆睡して、C葉氏に起こされたのが安積永盛直前。
 安積永盛からは鏡石へ移動。さて、温泉へ、と思ったのですが、駅前に案内などありません。確か、徒歩5分くらいと聞いてきたので、売店で聞いてみると、しばらく迷ってから、2軒あるとの返事。そのうちの一軒の不動温泉ホテルまるなかというのに向かいます。ここのお湯はぬるめでなかなかよかったのですが、黒磯始発16:35の3544M・快速ラビットに乗車すべく、15:36鏡石発の2142Mに乗車しようと”カラスの行水”で切り上げたのですが、とても5分ではたどり着けませんでした。帰宅後調べると、不動温泉は駅から徒歩10分とありますね。もう一軒の”鏡石温泉割烹旅館扇屋会館”は徒歩1分だったようで、いやあ、下調べはちゃんとしないといけないですな。あるいは、「近い方はどちらでしょうか?」とでも尋ねるべきだった、という話ですね。
 さて、黒磯始発16:35には間に合わないので、待ち合わせ場所の問い合わせメールをくれたK持氏に一旦示した乗車予定を”フェアーウェイ”に戻す旨連絡し、鏡石駅で”フェアーウェイ”の指定券を購入。これが、マルスもないため電話確認での手書き発券でしたが、なんと通路を挟んでの列が確保できず、CD席を縦に連ねる形での発券と相成りました。朝の水戸駅での話は何だったのか、という感じです。
 ロングシートの2144Mに乗り込み、暮れてきた車窓を無視して爆睡したまま黒磯へ。ここで駅そばを食べて、買い出しに出るか迷ったんですが小雨の中を駅前のヨークベニマルへ歩いて買い出し、”フェアーウェイ”に乗り込んで宴会開始。座席は結構空いています。パラパラと乗り込んでくる客もいますが、宇都宮でもそれほど客は増えません。やや飛行機が遅れた、とかで小山から合流の予定を変更して久喜でK持氏が登場、本日何度目かの乾杯。
 今回は割と安楽パターンでの冬期研修会でした。参加された皆様、おつかれさまでした。あと、行程の最初から最後まで、ちょくちょく現在地と研修会の状況の確認メールをいただいたO賀氏も、おつかれさまでした。
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