そこに『それ』があった。それがすべての始まりだった。 「どうしたんだい、『これ』?」 好奇心いっぱい、何でも一番に知りたがる噂好き、情報好きの希理子は惨然とそこに存在している 『それ』に興味津々といかけた。 何しろこんなところに『それ』があるなんてハッキリ言って変すぎる。どうしてこんなものがここ にあるのだろうと希理子でなくても疑問に思うものだ。 「それは─────」 「うんうん」 それに対する返答に期待を寄せて希理子はキラキラと目を輝かせている。