カヌーツアー 出発編  
    痺れたような意識の中で、瞼に映った映像が瞳に迫り、おもむろに目を開けた。
    時間は午前3時40分。暗闇の中で光の点が無数に綺羅めいている。
カヌーツアー 出発前夜編  
    翌朝は、風も波も無く快晴だった。漁船がペンションの前の海に止まっている。
    穏やかな1日と共にダイビングが終り、カヤックツアーが始まろうとしていた。
ダイビング編  
    我々の乗った船は叩き付ける雨と強風を切り裂き、猛スピードで突っ走っていった。
    鋭角的に盛り上がった波に持ち上げられた船首が、次の波にぶつかっていく。
    風と波に煽られながら波間に浮かぶ幾つかの島を、次々と後方に置き去りにして行く。

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