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![]() 2月7日、中津文化会館は私達(草の根の会)の予想をはるかに超えて、立ち見が出るほどの満席となりました。 いつも、何をやっても少数しか集められない私達は「これは松下さんが呼び寄せてくれたんだ」と胸がいっぱいになりました。 芝居の内容が良かったせいか、休憩なしの2時間にも途中退席者はありませんでした。それどころか帰りに「同じ町に住んでいたのに松下さんのことを知らなかった、本当に良かった」「この芝居が中津市や市民グループが頼んで作ってもらったんじゃなくて、松下さんの本を読んで感動して作ったというのが凄い」「あんな本物の芝居を中津でもまた見せてください」と感動の声をたくさんいただきました。 「豆腐屋の四季」を書いた頃に模範青年と讃えられた松下さんがなぜ闘う作家になったのか。周りの人たちから「変わった」といわれ、「もとのやさしい松下さんに戻って下さい」といわれたのですが、実はその生活者のやさしさを守るためにこそ闘ったのだということが、あの芝居を通して観客の皆さんに伝わったのではないでしょうか。 芝居の前の挨拶で、この芝居を企画製作したトム・プロジェクト代表の岡田潔さんは「中津の皆さんは松下さんを誇りに思ってください」といってくれました。 岡田さんから後日いただいたお礼の葉書には「中津の感動を起点に全国公演をスタートさせます」とありました。 松下さんと洋子さんを演じた高橋長英さんと斉藤とも子さんもこの芝居をライフワークにするといってくれています。 こんな時代だからこそ松下さんの思想と生き方が共感を呼ぶのだと思います。これからが楽しみです。 |
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