心地良く暮らす

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slow house

kouji okumura design 

ノルドカタログ.JPG

心地良く暮らすために

心地良く暮らしたい。
年齢や時を積み重ねてゆくたびに心地良くなってゆくといい 
良い椅子が使うほどに身体に馴染んでゆくように住まいも住むほどに
その人の暮らしや住まい方に馴染んでゆく、そんな住まいができたらと・・
その為には長く住み継いでも耐力的に支障のない構造は基より飽きのこないデザインや
自由度のある間取りはとても大切なこと
年間の気温差が40〜50度にも及ぶ自然環境の過酷な北海道において、
断熱や気密の性能を高めると共にVOC対策の為の換気計画や
夏場の通風を意識した窓の配置も重要な要素です
また、施工後は目に入らなくなる地盤や壁体内、床下、小屋裏などの環境を確保することは、
住まいの価値を維持すると共に快適な暮らしのためにも必要です。
その為の適切な施工やそれを実行する為の綿密な断面設計も必要となってきます。
それらが満たされた時に初めて良いデザインが生き機能とデザインの両立が成り立ってきます。
また、直接からだに触れ視覚的にも影響の大きい素材や仕上げ選びも大切で
いわゆる偽物は良くありません
時の経過と共にみすぼらしくなる材料や仕上げではなく、長い年月の間についた傷も愛着となり
味わいを増した建物の歴史となって行く様な素材や仕上げを選びたいものです。
再生可能な資源であるはずの木材は今や経済という名の基に限りのある資源となりつつあります。
この貴重な資源を有効に使うためにも、これからの住宅は幾世代にも渡り長いスパンで利用出来る
建物(構造)にして行かなければなりません
結果、コストを含めたメンテナンス性も大切でそれらが街の景観にも大きな影響も与え街を創って
ゆくことになってゆきます。
そんな住まい造りを一緒にはじめませんか

断面計画

理想的な住環境のために

断面.JPG換気計画の断面イメージうちの設計では住宅金融支援機構(旧住宅金融公
庫)の次世代省エネ基準値よりも高い気密性能を求めています。
(次世代省エネ基準の隙間相当面積2.0cm2/m2に対してうちの設計ではおおよそ0.5cm2/m2程度を目標にしています)
そうすることで、室内で発生した水蒸気が壁体内に入ることを防ぎ壁体内結露を防止することが出来るので結果、土台や柱等の構造を守ることとなります。
また、気密化することで自由に出入りしていた室内外の空気も換気量を適切に調節出来るようになり熱損失のすくない効率的な換気計画が出来、
室内の空気もよりクリーンなものとなって結果的に住環境を格段に良くすることが出来ます。
見た目には懐かしさを感じる下見板貼りの外壁仕上げでも住宅としての性能は国内で建てられてい
る住宅の中でも郡を抜いたものとなっております。
ただし、気密性能を向上させるだけで良いというものではありません
実際はこれに換気計画や暖房計画、断熱性能など全ての要素には密接な繋がりがあり、それらのバランスがとれた時はじめて住み良い住まいとなってきます。
それぞれの詳細については また次のページを作ってゆきたいと思っております。


関連リンク

気密施工

室内で発生する水蒸気が構造体に悪さをするするのを防ぐのは基より熱損失を少なくし、計画的な換気の為にも隙間相当面積を小さくすることは重要な要素であり、その為の施工知識や技術を伴った工務店の選択も重要な要素です。
うちの事務所では国で定める次世代省エネ基準(隙間相当面積2.0cm2/m2)を超える気密性能を目標(隙間相当面積0.5cm2/m2程度)とし実施しております。

暖房計画

基本は全室暖房の温水セントラルとしています。
そうすることで室内の温度差を解消し壁体内結露を防ぎ構造を守ると共に一箇所で大きな熱量を発生させる局所暖房では室内気流の発生源となり不快感を助長してしまいます。
昨今のエネルギー事情では電気、ガス、灯油、がありますが、暖房回路は基本的に変わらず、たとえ熱源が変わっても回路はそのまま使える造りにしております。
新しい技術としてヒートポンプやコージェネレーションなども増えて期待感はあるもののまだまだ割高で現実的にはコスト面での新たな負担を覚悟しないと使えない段階であります。

換気計画

今の時点ではコストや効率の良い弟3種換気(自然給気+機会排気)を採用しております。
換気経路は基本的に自然の空気の流れを重視したパッシブに近い経路とし一定の換気量を維持するための補助として換気扇を設置してします。自然の流れに逆らった強引な換気計画は機械の負担も大きく、長いスパンでのメンテナンス費用もさることながら何より室内に空気の淀んだ空間を作ってしまうからです。
熱交換換気も興味はもっておりますが今のところコスト高になるため費用対効果で考えると採用には至っておりません。