風の松原を歩くに戻る
これまでの足跡 06年 3月
1/13 今回工事が行われているのは、きみどり地域の伐採と赤で示した歩道の整備・新設です

右の地図を含む全体のpdfファイルはここです。

右の地図はここで確認
最終更新 2006/3/31

先月の足跡はこちら  4月の散策の跡はこっち

2006/3/1(水)

 今朝は雪で真っ白になっていた。午前中は書類作成に熱中し、午後から市役所等を回って風の松原へ。朝の雪は午後2時には雨に変わっていて、傘を差しての松原は久しぶりだったが、やはり何人も出会った。今日は工事中の散策路を歩いて長さを測ろうとした。トリムランニングコースを100メートルごとにチェックしての秒数は72秒から75秒。下の写真に表示する時刻は、写真に記録されているもの。

 なお、昨日見た大きな標識用ブロックは蟻地獄近くのスタート地点にも1個置かれていた。他には大森稲荷神社脇、1400m地点、10番地点入口、新しいあづまやには小が2個置かれていた。あと1個はどこに置くのだろう?

   
スタート地点   2時28分19秒 あづまや  2時30分58秒 1400m地点  2時34分25秒
 
この新設歩道の部分は全部で約6分だから500m程と考えるのが妥当だろう

2006/3/2(木)

 先日の北羽新報紙(2/27)では今日2日に風の松原で松くい虫予防の樹幹注入が行われることを報じていた。午前中は所用で他に行っていたので、午後から風の松原に出かけた。今日クロマツに薬剤の樹幹注入が行われたのは、いこいの広場北側の4本のクロマツだった。
 北羽新報(3/3付け)の写真と記事はこちら

日本五大松原の看板の西側 風の松原6タイトルの看板の西側
長慶寺側入口(赤い鳥居)を入ってまもなく左2本 どの木にもこんな標識が立ててある

 立てられた標識によると平成15年3月5日に薬剤が注入されたもの。薬剤の有効期限が3年間で切れるので、2度目の薬剤注入となったという。私が写真を撮影したのは13時50分頃だが、まだ半分近く薬剤が瓶の中に残っていた。

写真のクロマツ(4本の中で一番鳥居寄り)は、現在
松原内で一番太い木だ。胸の高さの周囲2m51p。
薬剤には「グリーンガード・エイト」というラベルが付
いていた。
 

2006/3/4(土)

 今朝は朝日が差し込んで家にいるのはもったいないほどの好天気。ラジオ体操のメロディを聞きながら長慶寺前に着いた。光り輝くのはクロマツではなくニセアカシアだった。既に散歩から帰ってくる人もいた。

一昨年6月に歩き始めた頃は、緑色はすべてク
ロマツと思い込んで嬉しかったが・・・
トリムコース1000m地点付近を歩く人たち。
神社の上空にクロマツの姿はほとんど見えない 天気がよいと林の中もスッキリと見える

 このように天気のよい日に写真撮影すると、大森稲荷神社周辺にクロマツの少ないことがよく分かる。あるのは落葉する広葉樹がほとんどだから今の時期は空が丸見えだ。
 先日「健康づくりのみち」を更新し、「大森稲荷神社〜No.3地点まで」のページに、この場所にあったニセアカシアの写真を入れて、「このニセアカシアを切り倒してクロマツを守ってほしい」と書いたのは2月27日でした。担当の方がこのホームページを見てくださったのか、それとも最初から切る計画だったのか、今朝通ったら根元からきれいに切り倒されていました。ありがとうございました。

ここの風景が変わった。ニセアカシアを除伐してく
れた。詳しくは「健康づくりのみち」参照。
ウッドチップの歩道が見えなくなる場所がNo.3地点
右端にウッドチップの入った袋が3個残っている

 この道を真っ直ぐに進み、大森橋まで進むと、今日は白神山地がよく見えた。大森橋の工事現場も下の写真のようになっていた。

遠く白神山地を望む 新しい大森橋の橋桁がここに出来る
薬剤を樹幹に注入した木には3本だけ残っていた この説明をよく読むと、「加圧用容器」と書いてある

 3月3日付け北羽新報の記事によると、3月2日に薬剤樹幹注入作業を実施した木は樹齢160年だという。幹にドリルで穴をあけ、アンプルを差し込み、空気孔を開けて薬剤を注入する。1本のクロマツに220ミリリットルのアンプル約10本注入。費用はクロマツ4本分で約15万円だという。このページの上の方、3月2日の一番下の写真を見れば小さいアンプルと大きいアンプルがあるが、大きい方はアンプルではなく「加圧用容器」だということがわかった。


2006/3/5(日)

 今日は2月28日の北羽新報に記事が出ていたルーペの会の観察会「冬の風の松原」に参加。ルーペの会の自然観察指導員の方々から風の松原の中を案内していただいた。

   開会行事の中で、風の松原のクロマツはすべて人が植林したものであり、天然更新はムリだという説明があった。その時に使われたのが自然観察指導員(緑の腕章を付けた人)が持っている実生のクロマツ。このクロマツは20年程経つのだそうだが、枯死する運命なのだという。幹の太さは一円玉と比較した写真の太さだ。
 クロマツの種子が空中でクルクルときれいに回転しながら風に乗って遠くに散布する様子や、ハリギリ、アオダモ、アオキ、マメガキなどについての説明を聞いた。実験を交えながらのお話は具体的でわかりやすかった。

 私がNo.2地点の散策路工事の様子を見に行っていた間に500円玉隣の年輪の話をしていた。この年輪はナラ類の木にだけ見られる年輪の形で、解説者は自分で「梅花状年輪」と名付けていると説明していた。

 9時から回り始め、池の近くでオニグルミの冬芽の説明を聞いて、スタート地点に戻りかけた頃、サン・ウッド前で待ちかまえていた人が近づいてきて自然観察指導員の人と話し始めた。それを聞いていると今日はルーペの会の会員と私のような一般参加者との比率がほぼ同じくらいで総勢は30数名だったようだ。新聞には観察中の写真が掲載されるだろうが、実際に観察している様子を取材してほしかった。さて明日はどんな記事が載るか?

いこいの広場ではキャンプ中の人もいた。今日は
秋田県だけが雨の予報だったが好天に恵まれた。
いこいの広場から真っ直ぐ北に入ると新しくできた
作業用施設(あづまや風)がある。遊歩道から施設
に入る道路の工事中だったようだ。
ようやく陸上競技場に着いたがトレはまだ閉鎖中。
残念。今朝のように凍る日もあるから水洗トイレは
まだムリか。
閉会行事でルーペの会の会長さんがあいさつ。
開会行事ではこれから観察する中味の説明に集中
し、最後にあいさつを話すこのスタイルにも感心した。

2006/3/6(月)

 昨日サン・ウッド付近で出てきた人が報道関係者のように見えたので、今日の新聞にどんな記事が載るのかと期待していたが、ガッカリだった。「まもなく陸上競技場到着だ、トイレに行ける(私だけか)」と思って急いで歩いていた人たちを引き留めておいて、あのような観察会とは無関係の写真を載せるとは? この観察会を主催したルーペの会の人たちもびっくりだったろう。主催者側でデジカメ撮影をしていた人が何人もいたのだから、写真提供を主催者にお願いすべきだったのではないか。

H地点から東側を見ると、工事はもうここまで進ん
でいた。この地点の工事状況はこちら。この写真
は3月5日のG番の写真と同じ場所から、ほぼ同じ
時刻(07:40ごろ)に撮影。ウッドチップ歩道の出来
ぐあいがわかる。
ここに斜めに倒れかかっていたニセアカシアが切り
倒されてスッキリした風景になっていた。こちら
今朝見ると、クロマツの上部まで傷が多いことが
わかるが、クロマツがヤニを出して塞いでくれるだ
ろう。

 今朝は驚きあきれて上のような文章を書いたが、昼になって新聞を読み直して妙に納得している。取材にきた青年は一昨年、風の松原を歩き始めたばかりの私と同じなのだ。あの頃の私は、クロマツとニセアカシアの見分けがつかず、風の松原は素晴らしいと感動していたものだった(04年6月の「風の松原を歩く」参照)。ほとんどニセアカシヤの木しかない場所(ジョギングコース3番地点と2番地点の間)で、陸上競技場に戻る私たちを見つけ、「何か写真を撮さなければ」と考えて、とっさに雪の中に入り、私たちに松原を観察しているようなポーズをとってもらって、樹木を配した写真を撮した。その樹木がクロマツだろうが、クロマツの最大の敵になりつつある広葉樹のニセアカシアだろうが、確認している余裕はなかったのだろう。
 風の松原は、松くい虫防除に成功したとしても、ニセアカシアのために、冬の間は枯れ木のような殺風景な林の中を歩くことになることを恐れている。
 昨日の観察会に若美町から参加した人が述べた感想が気になっている。「若美ではもう松を見られなくなった。今日参加して久しぶりで松林に触れて嬉しかった」。この言葉を私たちが気比の松原(敦賀市)で述べる日が来ないことを祈る。


2006/3/7(火)

 今朝も風の松原は冷え込んでいた。ラジオでは各地の最低気温を伝えていた。大館市マイナス8度、にかほ市マイナス2度等。能代市の報道はなかったが、松原まで行く途中に駐車しているクルマのフロントガラスが凍っていたから相当に寒かったのだろう。昨日は家に戻ってすぐに下着を着替えたが、今日は着替える必要がなかった。このページを作成している午前9時台も快晴で、私の部屋から遠く白神山地の一角も見える程だ(春になって児童公園の広葉樹が芽吹き始めると遮られてしまうが)。

 今朝の素晴らしい天候を大森橋から紹介しよう。

2006/3/7 06:59の風景 同時刻 3倍ズームで撮影
写真左側1.5pほどの場所に真瀬岳が見える
   
 
大森橋の工事現場付近
先日はここにクレーン車が入っていた 新しい境界石が5本立てられていた。
この右側のクロマツが切り倒される運命にある。

 このページを作成した後、秋田での会合へ参加するため、車で秋田に向かった。NHKラジオで国会中継を放送していたが、途中から第二放送に切り替えたら松枯れの話をしていた。非常に興味があったが運転中にメモを取るわけにも行かず、終わり頃に車を駐めて聞いたらお話しの題名は「生態学と松枯れ」だった。幸いNHK秋田放送局の前を通ったので、受付で再放送の有無を確かめた。昨日3月6日に放送されたカルチャーアワー「人と自然」の中の「日本の森・世界の森」の第22回目の再放送だという。講演者は国際生態学センター研究所長の宮脇昭さんだという。今日が再放送なので再々放送はないだろうが、このシリーズがまた放送されることがあるかもしれないとの説明だった。


2006/3/9(木)

 7日の最後にNHK「日本の森・世界の森」のことを書いたが、ホームページでNHKに問い合わせたところ、昨日のうちに再放送の予定がないという返事が来た。NHKの対応は迅速だった。
 あの放送では、「モミ・トウヒ類は針葉樹の中でも酸性雨に弱い」という放送をしていた。講演者宮脇氏が学生の頃、横浜に住んでいて鎌倉の校舎まで通っていたのだそうだ。北鎌倉から鎌倉までの車中からモミの林が見えたのに、その後急速に消えてしまったのだという。「日本の樹木」という雑誌を読んでいたら、「モミはマツ科モミ属、日本固有の種で本州の秋田県、岩手県以南、四国、九州の屋久島まで分布し、おもに山地で生育する。クリスマスツリーで有名なヨーロッパモミやドイツトウヒとは別種だという。
 関東地方では海岸から山地まで広く分布している。ただし、丘陵地や沿海地のモミは、30〜40年前にはもっと多く生えていたが、現在ではほとんど枯れてしまい、衰弱した個体があちこちに見られる程度にすぎない。大気汚染や暑い気候に弱い樹木で、弱ると徐々に葉が透けて、まもなく枯れてしまう。」とあった。また調べてみよう。

 ところで、今朝の風の松原の様子は、健康づくりのみちについてはそれぞれのページに写真を加えた。

新しくできた作業用施設の様子。看板用のブロッ
クをおいているが、どんな看板ができるのか楽し
みだ。
今朝7時42分の写真は光が強すぎて実際どおりに
写っていないが、ウッドチップの色と分量が先週と
違っていると感じた。

2006/3/10(金)

 今朝大森稲荷神社脇の入口でリスを見た。とっさに3倍ズームに切り替え、シャッターを切ったがどこに写っているのかわからなかったが、よく見ると下の写真の真ん中に写っていた。生き物を撮影できたのは、一昨年歩き始めた6月頃のキジが1回、夏にトリムランニングコース10番地点付近でヘビを撮したのが1回と今回でわずか3回だけだ。

場所はこの写真の右端から左に伸びている枝だ
拡大するとちょうど真ん中の枝の真ん中に左を向いている

2006/3/11(土)

 昨日リスを見た場所の木を確かめたらニセアカシアの大木が3本並んでいた。画面には葉のない枝がたくさん写っているが、これらはみなニセアカシアなのだろう。今日歩いた場所でクロマツの切り株が多い場所があった。たしかこの場所で豪雪で折れた木は2本だったはずだが、カメラから10m以内の場所で5箇所もあった。画面では4箇所見えるが、手前のクロマツの後ろにもう1本の切り株があった。

 昨日までは長靴で歩いていたが、今日初めてキャラバンシューズで歩いた。軽くて歩きやすいが、ジョギングコースではまだ凍っている場所がある。特に健康づくりのみち散策道工事現場を歩いた最後に、ジョギングコース10番地点に出たら、滑りそうで歩きにくかった。


2006/3/13(月)

 今朝は昨夜からの雪か一面真っ白。外出せずに昨夜からの仕事を続けて、午後に知人宅に届け物をして(松山町だと思っていたが、ここも末広町の住居表示があった)から陸上競技場脇から風の松原へ。

見慣れた看板だが、よく見るとゆがんでいる。上の方に隙間が出来ている。右端を見ると、丸柱一本分
下にずれていた。「東北自然歩道」というのは国土交通省だろうか、農林水産省だろうかと考えながら
見ていたが、わからない。家に戻ってから、写真を確かめたが、看板の裏側を撮した写真に「環境庁・秋
田県」と書いてあった。このような看板は巡回して補修などしているのだろうか。
白く「環境庁 秋田県」と見える 新しくできた「あずまや」はウッドチップ作業が終わ
っていた。

 その後、1400m地点からNo.2地点までと休養広場に回ったが、健康づくりのみちの工事現場はどこも仕事が終了していた。青いシートやドラム缶などを取り除いた場所はそこだけ雪が積もっていなかったから、今日の午前中で片付けを終えたことを物語っていた。

休養広場前 テントの跡やドラム缶の跡がわかる
  15:34分
10番地点 テントは集めてたたんであった。
 15:43分
今日、休養地点から10番地点までの所要時間9分 今日歩いた速さから考えると900mくらいか。

2006/3/14(火)

 今朝も雪。この時期になると雪かきをしようという気持ちも薄れてくる。雪かきをしなくともすぐに消えるだろうという思いが強いが、今朝は昨日の雪が家の前にそのまま残っていた。

昨日の最後の写真と同じ場所 今日も散策者がいる トレーニング中の高校生も走っていた
22番地点にはこんな「火の用心」も
車はどちらも林内で作業している業者のもの
15番地点に戻ったらこんな大型トラックがいた
先ほどここを通った時は松の葉はなかったはず

2006/3/15(水)

 3月15日になると、「生活環境保全林の工事」(3月27日まで)も「風雪による被害木の処理」(3月20日まで)も終盤になった。昨日は処理木を運ぶためと思われる大型トラックが林内を通ったり、今日は健康づくりのみちの入口に標柱が立ったりと変化が出てきた。

このご夫婦は10番地点から入って休養広場に向
かっている。私が13日に歩いたときは9分かかった
が、このスピードだと何分で歩くのかな。
No.3地点からNo,2地点に向かった時、途中、クロ
マツ精英1号(?)だったかの向かい側に、このよ
うに曲がったクロマツが1本あった。除伐した方が
いいのではないかと思った。

2006/3/16(木)

 今日は最近歩いていない道を歩こうとした。先ず大森稲荷神社脇から新しい遊歩道を通り、H地点、休養広場、R地点、大森橋を通り、S地点から松原内に戻り、42番地点まで来た時、そこにじっと立ち止まって携帯電話のような物を見ている人がいた。GPSと地図を持って思案している様子だった。地図にある道が1本見えないという。地図にあるのは41番地点付近からNo.1地点付近への直線だ。42番地点から見るとその線が見えるのだが・・・。GPSで書いた地図を見せてもらったが精巧な地図だった。

 42番地点から下浜入口まで進み、そこから陸上競技場に向かう一般道を歩いた。道路幅が昨年よりも広がっており、道路工事後の整地をしている雰囲気だった。どうも道路に何かを埋設したあとのようだった。2月22日の「風の松原を歩く」の最初の写真に「この道路工事は何の工事だろうか?」と書いたが、あの写真には真っ直ぐに続く電話柱が続いている。

 私の地図の「日和2」という地点(入口に日和山方面の案内図がある)から五輪塔・方角石に上った。ここに上ったのは昨年の6月以来だろう。ここでも台風の被害が多かったのか松の切り株や倒木ニセアカシアが多くなっている。景林神社裏に向かうと、昨年はなかった道路が一本出来ている。昨年、陸上競技場から下浜方面に伸びる見上げるような電線がなくなっていた。そこには一中脇を通り陸上競技場まで続く広い道が出来ていた。たぶん電柱を抜くために重機が入ったのだろう。

 ということは、あの2月22日の工事は陸上競技場脇から下浜までのケーブルを敷設する工事だったのだろう。敷設工事が終わったので電柱が不要になって撤去されたのだと思う。

日和山の景林神社裏手近くの交差地点 05/6/1撮影 撮影角度は違うが真ん中の人が
立っている場所が、左側写真の真ん中だ。
昨年はそこに電柱があった。
この道路を下りると陸上競技場へ(写真右が海側) 白神山地側を見る(写真左が海側)
坂を下ってから振り返る 右が能代一中敷地 陸上競技場側入口は案内図差し替えのため
案内板を一時的に外していた。

2006/3/17(金)

 昨夜の天気予報では「明日は午前中雨、午後から晴れ。暖かくなる」だったので、午前中に別の用事を済ませることにしたが、昼頃に外に出てみると素晴らしい天気だった。そこで家に戻って午後からキャラバンシューズで松原散策へ。

 午前中に出会った人が、「今はいつも歩いているコース(ジョギングコース)がぬかるんでいて歩けないので出来たばかりの道路を歩いているが、やはり普通の土の道が一番いい」と話していた。

 そこでジョギングコースを歩いてみると、下の写真@のようにぬかるんでいて歩けない。昨日まで長靴だったので気付かなかった。昨年出来た「健康づくりのみち」No.2からNo.3にかけては写真Aのようにまだ雪が残っている場所もある。これではまだ歩けない。

写真@ 54番地点付近 写真A No.2地点とNo.3地点の間

 最初に陸上競技場脇を通った時に人が何人もいてトイレ掃除をしていたので「今日から使えるな」と早合点して一周した後にいこいの広場ではなく写真Bのトイレまで来たら、まだ「3月下旬まで・・・」の貼り紙があったのでガッカリした。 

写真B 陸上競技場トイレ付近 電柱はここまで 写真C 船泊の端P地点付近では釣り人が4人

 写真Cはこれまであまり見たことがない光景。船泊の風の松原側を歩いていたら、防風柵こちら側からこの様子を見ている女性がいた。「一尺くらいもある魚を釣り上げているが、なんという魚ですか」と聞かれたが私にはわからない。それよりもこの場所は海につながっているとはいえ、いつもゴミが溜まっている場所だ。ネット越しに白く見える物もゴミの山。


2006/3/20(月)

 今朝は寒波襲来で冷たい強風が吹き、ウッドチップ歩道も白くなっていた。今日20日は風雪害被害木除去作業の最終日。陸上競技場脇には米代西部森林管理署のマークのついた車も駐まっていた。トイレの貼り紙は外されており、きっと昨日から使用できたのだと思う。
 昨日はエナジアムパークで「洋らんの育て方相談会」に出るついでに港湾道路からエナジアムパークの近くを歩いたので、陸上競技場側は3日ぶりということになる。

今朝7時頃の大森稲荷神社脇の道と休養広場脇の道
午後3時半過ぎNo.2近くのクロマツは強風の中で
も倒れずにがんばっていた。
No.2地点に行ったらどうも風景がいつもと違う。
No.6地点に向かう歩道にクロマツが折れていた。
折れたのは、標識後ろ10m程の場所、写真よりも
上の部分で折れていた。

2006/3/21(春分の日)

今朝は夜明けが明るく、いつもよりも早く風の松原に到着。

広場はまだ朝日が差し込んでいない 6:19 池と松林の樹冠部が好対照 6:21
10番地点も上下で好対照 6:23 犬と散歩している人もいる 6:33

「広報のしろ」3月20日号9ページと10ページには「風の松原を守る市民ボランティア大会」(5月7日)の参加者募集と「申込用紙」がついている。しかし、そのすぐ後ろ12ページには「能代クリーンアップデーのお知らせ」というのが掲載されていて紛らわしい。

 両者の違いを比較してみると

市民ボランティア大会   5月7日(日)   午前9時〜11時30分
集合場所 陸上競技場本部前
作業場所 トリムランニングコース周辺
作業内容 1.松枯れ枝の搬出、積み込み
2.ゴミの収集(ビン・缶など)
申し込み 4月27日までに農林水産課農林整備係へ

能代クリーンアップデー   4月9日(日)   午前7時〜8時
集合場所   風の松原   米代川周辺   国道7号沿 能代海水浴場
申し込み 記載なし

2006/3/23(木)

 今朝の天予報は雨、散歩を始める午前6時に秋田市では雨が降り始めたとラジオが報じていた。しかし能代で雨が落ちてきたのは午前8時に私が風の松原を離れる時だった。

6時15分にこの場所についたら標識が立っていた。
そこで予定を変更し、標識を全部見て回った。
詳細は健康づくりのみちのページへ。
3月20日の項に書いた、No.2地点近くの倒木クロ
マツは道路脇に寄せられていた。しかし切って運
ぶ様子がみられない。どうするんだろう?

2006/3/24(金)

 昨日、「健康づくりのみち」のページに各地点の標識の写真を載せた時、No.8地点の標識に(仮取り付けなのかボルトとナットが1個だけ)と書いた。その写真は下のとおりだ。今朝もう一度行ってみたら、ボルトは2個しっかり付いていた。

3/23朝の写真 標識下のボルトがない 3/24朝の写真 ボルトが2個しっかりついている

 今日は工事用地図に地点名を入れて、このページの上部と健康づくりのみちの表紙に掲載した。


2006/3/25(土)

 昨日「健康づくりのみち」の表紙ページを更新したときに次のように書いた。

 標識が立ったので、地図上に各地点を明示してみた(一番上に表示)。今朝歩いた時と、この地図を作っている時に変だなと思ったことだが、No.4〜No.3までの距離は220m、No.4〜No.11までの距離は200mと表示されている。No.4〜No.3は一度斜めに曲がるが、ほとんど直線。No.4〜No.11の方はかなりふくらんだ道だ。どうも変だ。明日は歩数を比べてみよう。またNo.4地点の位置はは昨年に比べて5mほど西側に移動したのだが、標識には反映されず、No.4〜No.5の距離は昨年も今年も同じ20mと表示されている。

 そこで今日は最初に歩数を数えながら歩いてみた。No.4〜No.11は往復とも280歩程度、No.3〜No.4は250歩程度だった。何度か歩いているうちに、毎日歩いている人たちと出会ったのでその話をしたら、一人はこう言った。「No.4〜No.11は140、140の280歩だったから200mは正確だ」という。この人の歩幅は上り下りで多少の違いはあるが、140歩で100mなのだという。ジョギングコースを毎日歩いているのだから間違いないのだろう。もう一人は毎日17000歩歩いているという。腰に付けた二つの万歩計を見せてくれたが、今日も五時半から歩いたという。出会って立ち話をした時刻は午前8時ごろだった。

 家に戻ってカメラのデータを調べて見ると、No.11→No.4(下り)は2分20秒、No.4→No.11(上り)は2分30秒。それに対してNo.3→No.4(平坦な道)は往復とも2分7秒から2分10秒。立ち止まってシャッターを切るので、実際の所要時間はいくらか短くなるだろう。 

 また、No.4〜No.5間の距離は、左の写真の枠木の直線部分をメジャーを持参して測定したら15mだった。

 No.5地点の標識場所は昨年度と変更なく防火線の西側に立っており、No.4地点だけが場所を5mほど西側に移動したのだから、5m短くなったことになるはずだ。

 出会って立ち話をしたお二人との会話では、No.11とNo.12の間の最高地点(私の地図でG地点)にも標識を立ててもらいたかったという話になった。新しい道路のためにG地点からY地点に進む小径を使えなくなってしまったが、あそこは元々は十字路だったのだ。

 昨日、サン・ウッドに立ち寄った時に「能代海岸砂防林 風の松原」の新しいパンフレットをいただいたが、その地図にもG地点からY地点への小径が書かれている。この新しいパンフレットについては、また4月になってから評を書きたい。
 (3月分のページが長くなりすぎたので)

2006/3/27(月)

 最近は港湾道路周辺などを歩くことが多く、まだ雪が残っているのかと見ると、紙だったり発泡スチロールだったりすることが多い。昨日の「北羽新報」読者のひろば欄には「道路端に目立つポイ捨てのごみ」という投書が載っていた。始めの部分を紹介すると、

 最近、雪解けとともに目立つのが道路端や空き地の空き缶・空きペットボトル。今冬は豪雪だったせいか、特に目立っている。この時期になると毎年、ボランティア団体や町内会、各種団体がクリーンアップを行うが、拾う側も後を絶たないイタチごっこにうんざりだ。汚れ放題の道路端の看板も鳴い(原文のまま、「泣いている」の誤植か?)ている。

 私も今日は、いつもの散策の後、午前10時半過ぎから燃えるるゴミ、燃えないゴミの袋各1枚とデレキを持って陸上競技場脇へ。ゴミが多いと感じていたのは港湾道路側なので、58番地点、No.1地点、No.7地点を通り、港湾道路へ(地図S地点付近)直行。
 港湾道路への出口付近にゴミが多い。コンビニの弁当のカラがローソンのビニール袋に入ったままというものもある。そこから松林の中を歩道沿いに南進。発泡スチロールの切れ端やビール缶も多い。コーヒー缶よりもビール缶の方が多いと感じた。およそ1時間ほどで燃えるゴミの袋(大)が一杯になり、歩道との間に柵がない場所があったので歩道に上がった。

歩道と松原を区切る柵のない場所 ごみ拾いを開始したS地点

 歩道に上がってS地点まで戻ると、その間の歩数は180歩ほど。ということは1時間強で130mくらいしか歩いていないことになる。ゴミは陸上競技場脇まで持ち帰り、トイレ前に置いて公園緑地課に電話して処理をお願いした。


2006/3/30(木)

 今日の様子については健康づくりのみちに書いてしまいました。どうぞそちらをご覧ください。

今日の北羽新報には風の松原についての記事が出ていました。それは、

 風の松原  「守る」をより広く周知   5月7日のボランティア大会

という見出しの記事です。

 内容は、風の松原を守る市民ボランティア実行委員会が3月29日に開かれ、5月7日の実施態勢や周知方法を確認し、松原の視察を行ったという記事だが、私は次の点に疑問を感じた。

 それは記事の中ほどに書かれた「・・・トリムランニングコースと木材チップを敷いた健康づくりのみちが今回の実施場所・・・」という一節。

 疑問を感じた理由は、「広報のしろ」の9ページには「今回は、作業場所はトリムランニングコース周辺のみとなっています。」と書かれているからだ。

 北羽新報の記事によると「健康づくりのみち」も含まれるように思われるが、「健康づくりのみち」と「トリムランニングコース周辺」とが重なる部分はごくわずかだ。それは今日完成した「案内図」を見ていただければすぐにわかる。

 今日の北羽新報に掲載されている写真はトリムランニングコースと健康づくりのみちが交差する場所(トリムランニングコース時計回り1400m付近)だが、「健康づくりのみち」で「トリムランニングコース周辺」と言えるのはこの写真の付近だけではないだろうか。それともNO.2地点付近やNO.12地点付近も含むのだろうか。
 昨年、参加申込者に送られてきた書類には、作業場所「トリムランニングコース周辺」は右の地図が示されていた。今年はこの真ん中に新設されたあづまやを含む「健康づくりのみち」の一部分が含まれることは確かだが。

 もう一つ疑問に感じたのは些細なことだが、見出しの 「守る」をより広く周知 という文言。風の松原を松くい虫被害から守ろうという趣旨の見出しだと思うが、本文では見出しの内容にふれた箇所が見当たらない。

 詳しくは4月26日に開催されるという作業リーダー会議後の報道とその後参加申込みをした人に送られてくる作業場所や作業内容を書いた書類を待たなければならないのだろうか。

 私は昨年初めて参加して驚いたのだが、一般参加者の多くがデレキ持参だったことだ。デレキ持参と言うことは「ゴミ収集希望」ということだと思う。4月9日に能代クリ−ンアップデーを行うのだから、5月8日には 松枯れ枝の搬出 だけに絞った方が 「守る」をより広く周知 になると思うのだが、昨年の反省に基づいてそんな意見は出なかったのだろうか?

 ここまで書いてきて、そういえば昨年もこんなことを書いたと思い直して昨年5月8日の項を読み返してみた。昨年は今回よりも詳しく、デレキ(鉄製の火箸のようなもの)と書いている。昨年事務局から送られてきたプリントのおもても引用している。

2006/3/31(金)

 昨日風の松原陸上競技場脇入口に 『風の松原』散策コース図 が取り付けられたので工事は完了と思っていたが、今日午後陸上競技場脇に行くと、今日も昨日と同じ業者のクルマが駐まっている。更に東北森林管理局の名称の入ったクルマも駐車している。いつものように散策しているとトリムランニングコース1400m付近(新しい距離標識ではNO.8付近)に白いヘルメットの人たちがたくさんいた。写真1を見ても図面を広げた人が2人写っているが、メジャーを持った人や測量用の棒も写っている。今回の工事の完工検査?

 NO.12からNO.5に回っていくと、休養広場前にもクルマが2台停車中で人待ち顔の人があずまや内にも外にも数人いた。昨日昼に通った時にはまだ取り付けられていなかった案内図も出来ていたが、これが陸上競技場脇とは上下逆の作りになっていた。写真を撮影したが、近くに何人も人がいたのでカメラ位置を下げないで撮した。そのため上下の幅が違ってしまった。

写真1 トリムランニングコースNO.8付近 写真2 休養広場脇の案内図

 その直後、36番地点付近で吹雪に見舞われてしまった。昨日は39番地点付近だけで吹雪に見舞われたが(健康づくりのみち参照)、どうしてこの防火線と呼ばれる広い道を歩いているときだけ吹雪に出会うのだろうか。

 話は変わるが、先ほど風の松原では気付かなかったが、今この画面を見ていて、おやっ?と思った。能代一中のマークが違っているのだ。今月(3月)5日の秋田さきがけ新報で、 時代を映す「地図記号」 塩田などは姿消す 老人ホーム、風車が登場 という見出しの記事があった。これは面白いと切り抜いておいたのだが、その中に小・中学校の記号と高等学校の記号がある。小・中学校はただの「文」で、高等学校は「(○の中に文」)なのだ。学校はすべて同じでよいと思ったのだが、地図記号に従うと、能代一中の場所にあるのは高等学校だということになってしまう。

写真3 36番地点付近で吹雪に見舞われる 写真4 NO.1地点の案内図も完成