風の松原を歩くに戻る


この数字は今月の訪問者だけです
これまでの足跡 06年 4月
1/13 今回工事が行われているのは、きみどり地域の伐採と赤で示した歩道の整備・新設です

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最終更新 2006/4/29

先月の足跡はこちら


2006/4/1(土)

 昨日(3月31日付け)の地図写真(休養広場のもの)がいびつだったので、そこだけを新しく撮し直した。

 この写真を見ていると、A〜Eの小径だけが細く見える。実際にはH〜G〜A〜Eまでは幅2mのみち。I〜A〜C〜DとK〜J〜Cも幅2mのみちだ。幅3mのみちは@〜A〜B〜Jの1本だけ。太く赤で書かれているが、@〜F〜E〜Dの部分はウッドチップを敷いたわけではなく、昨年道路工事をした様子もなかった。その周囲の雑木を伐採して整備したことは確かだが、「健康づくりのみち」と名付けるにあたって、第1年目(平成16年度)分として周回出来るように印象づける必要があったため、このように表現したのだろう。


2006/4/4(火)

 昨日は雨のため散策せず、今朝久しぶりにいこいの広場の時計塔を見たら、時刻が合っている。写真を撮るために午後もう一度行ったがやはり時刻が合っていた。(南側の故障中の時計が1年以上も直らないのはそのままだが)

午前5時47分(まだ薄暗い感じ)  午後2時ちょうど(ラジオでは甲子園決勝戦)
G地点から真っ直ぐにいこいの広場に向かうと
こんなクロマツがある。今春の豪雪で曲がった
午後2時過ぎも防火線を散策している人たちがいた

2006/4/5(水)

 今日は風の松原ガイド養成講座第2回に参加。今日は「風の松原を見よう!」というテーマで、広域交流センター展望室、火力発電所屋上、はまなす展望台の3箇所から風の松原を眺望。昼のニュースでは、秋田市で雨の中で実施されたウオーキングの映像を流していたが、午後1時からの能代市は曇ってはいたものの雨が降ることはなかった。 

講師から松原六冠や松原サミットについての説明を
聞く。
広域交流センター展望室での説明。しかしここは
低い。次の火力発電所への期待が高まる。
火力発電所の屋上(ボイラー室屋上)から風力発電
のプロペラを見る。強風のため勢いよく回っていた。
火力発電所屋上から風の松原を見る。もう少し上か
ら見下ろす形になると思ったが・・・
白神山地は見えるが、白神山は整粒室?の陰に
なってよく見えない。「あの建物を移動させて」の声。
はまなす展望台では山に詳しい人が窓ガラス上に
絵を描きながら山の名前の説明。この窓の上に白
神山地の写真があればよいのに・・・

 このあとバスで大森橋を渡り、下浜から能代一中脇に抜ける道路を通ってサン・ウッドへ。この時にはこれまで付き添って取材していた報道陣2名はもういなかった。日本海中部地震の慰霊碑を出たときに報道陣の一人が講師に対して、「次の展望台ではどんなことを話すんですか?」と、予定稿でも書くような質問をしていたから、次の予定があって早く帰るのかな?と思ったが、はまなす展望台にも来ていたようだ。

 サン・ウッドでは、また研修室に入り、最後の会で一応今日の講師に名前を連ねていた私にも話をする機会を与えられた。そこで、次のような内容を話したと思う。「退職してから風の松原を歩き始め1年10ヵ月になること。最近は100mを140歩で歩くようになったこと。ジョギングコースを歩いていると、他の地点は140歩だが22番地点と23番地点の間だけはそれ以上かかること。新設路ではNO.4とNO.11の間は280歩で歩く(表示は200m)のに、NO.4とNO.3の間は250歩しかかからないこと(表示では220mとなっている)。26番地点からは真瀬岳がハッキリ三角形に見えること」などを話し、最後に、「松くい虫被害が騒がれているが、県でも国でも費用を投じて対策を立てているから心配していない。私が心配しているのは、現在62歳の私が80歳くらいまで風の松原を歩いたとして、松林の中を歩くのではなく、ニセアカシアの林の中を歩くことになりはしないか、冬になれば枯れ木の中を歩くことになるのではないかと心配している」と話した。


2006/4/7(金)

 今日は晴天で久しぶりに短靴で歩いた。長靴よりもずっと歩きやすく、しかも早い。この靴だと100m130歩くらいで歩ける。自販機が姿を現したのは今日が初めてだろう。確か昨日の朝までは青いシートを被っていたはずだ。時計は5時半ちょうどを指していたが実際は5時37分。4月4日には時刻がピタリだったのに3日で7分も遅れるとは。

今日初めて自販機が姿を現した。 時計は5時半を指しているが、実際は5時37分。

 まだ6時前なのに歩いている人、ジョギング中の人など何人もの人とすれ違った。昨年「おはよう」の声を交わしていた人たちだ。みな私よりも早い時間に歩いているのだ。私は2月下旬からずっと6時半過ぎからだったが、他の人たちは夜明けが早くなるにしたがって散歩やジョギングの時間も早くなっていたのだ。

この写真には散歩中の人が2人 6:07  この人は今春退職したばかりの知人 6:10

2006/4/8(土)

 今日は空模様が良くなかったので長靴で散歩。大森稲荷神社脇のウッドチップ歩道でNo.3地点から帰ってくる人がいて、手にゴミを拾い集めた袋を持っていた。私はいつもの「おはよう」ではなく、「ご苦労様」と声を掛けた。あの人も風の松原に点在するゴミを拾い集めて来たのだろう。
 明朝「能代クリ−ンアップデー」が行われる。その時「風の松原」のゴミ拾い範囲は限定されるので、この人もクリーンアップに含まれない場所からゴミを拾ってきたものと思う。今は雨のために出掛けられないが、明日は早めに起きて区域外のゴミを集めてから陸上競技場本部脇に向かおう。
 なお、今日は天気予報「雪」の通り、8時少し前から白いものが見え始めた。

ジョギングコース34番〜35番が雪でハッキリ見える レンズにも雪がちらついていた 8:04

2006/4/9(日)

 今日は「あきた・ビューティフル・サンデー」。朝、家を出るときは小雨。6時8分に大森橋に到着。写真1の右側、写真2の左側にゴミが多い。この場所でゴミ拾い開始。先週2日の北羽新報の記事によると、大森橋のたもとを含む港湾道路は、ゴミゼロ運動推進交流会議に参加している事業所などが、3月中に数回クリーンアップに取り組んでいるというので、クロマツ林内の大森橋よりも南側から始めた。しかし回りにゴミが残っているうちにラジオ体操のメロディが流れてきた。6時半だ。集合場所の陸上競技場本部脇までは25分ほどかかるので、ごみ拾いを中止し、ゴミ袋2つと発泡スチロールの箱一つを持って集合場所に直行。休養広場近くで1組のご夫婦から「大変ですね。がんばっていますね」と声を掛けられたので、小休止、写真撮影(写真3)。

 陸上競技場本部脇には既に多くの人々が集まっており、開会行事も短時間で終了、コースへと散った。私は今年はAコースに加わった。Aコースは陸上競技場脇から下浜に向かう自動車の通る道。ここは空き缶が多い。車からのポイ捨てだろうか? 「一中の生徒はBコース、一般の人はAコース」という説明があったが、聞いていなかったのか、それとも下浜から消防署の分署まで行くと帰りが困るためか、Aコースを選んだ人は写真6に撮した人の倍くらいか、あまり多くなかった。私も50番地点からジョギングコースに入り、スタート地点まで戻った。今日の収穫は写真7。

 早朝のゴミ袋は家から持参したので、袋に取っ手というか、持つ場所が付いていて使い易かったが、2回目に本部前でいただいたゴミ袋にはそれが付いていなかったので途中で重くなって大変だった。最初に拾ったゴミ(雨に濡れた部厚いマンガ雑誌)が誤算の元だった。戻ってきてから本部の人に苦情を言ったが、受付で配布している袋は市販している「能代市ゴミ袋」とは異なるので、手はついていないのだとのことだった。

写真1 この先が大森橋工事現場 写真2 ここを入ると休養広場に出る。
写真3 NO.5地点で一休みしてゴミを撮影 写真4 本部脇には人々がたくさん集まっていた
写真5 作業場所の地図は昨年(4月10日)と同じ 写真6 今年はAコースに参加
写真7 スタート地点に戻った。7:53 写真8 午後に港湾道路を歩いてみたがこの付近
の松林内の空き缶はそのままだった。

 家に戻って朝食を食べながら北羽新報を見たら、今日の北羽新報に「能代クリーンアップ」の大きな広告が出ており、実行委員長さん名で3月18日に各方面に配布した「能代クリーンアップ実施に伴うお願いについて」も掲載されていた。この広告はどうして昨日までではなく、実施当日の今日の新聞に載ったのだろうか。私がこの広告を見たのは8時15分ころだったが、広告には「午前7時〜8時10分(小雨決行)」と時間まで書いている。「広報のしろ」では午前7時〜8時と書いていたはずだが、10分の違いはなぜ?

 午後にもう一度陸上競技場から真っ直ぐ港湾道路に抜け、大森橋まで行ってみたが、林内の港湾道路側は3月27日の状態と同じで、その後ゴミ集めをした様子は見られなかった。


2006/4/17(月)

 このところ別のことにかかりきりでこのページを更新しないでいたが、市長選と市会議員選挙が重なって家で仕事をしていても騒々しいスピーカーの音が入ってくるので、午後から松原を散策した。
 陸上競技場脇から入り、真っ直ぐ西に進んで港湾道路(S地点)に出、大森橋脇(R地点)からH地点→No.11→No.12→池→No.8地点→No.9→陸上競技場脇で約1時間。最初の陸上競技場脇では選挙ポスター脇にパトカーが駐まっていてびっくりした。No.11地点からNo.12地点は松原内でも一番の内部だが、高台になっている。そこを歩いていても選挙カーのスピーカーの音が聞こえてくるのにはもっと驚いた。
 池では、水を入れ替えるためか、ポンプで水をくみ出していた。新しいあづまや前の木の幹に傷が付いており、樹液にカビが生えたのか、血でも流れたように赤くなっていた。

写真1 池ではポンプで水を汲み上げていた。 写真2 新しいあづまや前の木の幹が変だ。

 家に戻ってから久しぶりにインターネットで日本緑化センターのホームページを覗いたら、「マツ再生プロジェクト」というホームページが出来ていた。その中で「日本の松原再生シンポジウム」の案内が出ていた。<日本の松原再生運動>がおこなわれるらしい。その<日本列島松回廊構想>の説明がおこなわれるのだが、日本最大の松原である風の松原からは誰が説明を聞きに行くのだろうか。
 この「マツ再生プロジェクト」のホームページでは、アクションプランとして 「こうすればマツ林は救える」4つの提案 を詳しく説明し、<松保護士認定事業>、<宝くじ松配布事業>、<マツ百科事典>などのページがあるので一度覗いて見ていただきたい。


2006/4/19(水)

 今日の午後から週末まではホームページの更新が出来なくなるので、今日は早めに更新。能代の桜も今日明日には咲き始めるだろうから、次に更新するときには「能代の桜」のページに時間が取られるから、こちらの更新はいつになるか不明。

松原に入ると新緑が目立つ 06:50撮影 いこいの広場の桜のつぼみも膨らんできた

 今日はジョギングシューズを履いたので、軽やかな足取りでジョギングコースを歩き始めた。100メートル125歩から130歩の間だ。時間は100メートル60秒。先日まで長靴で歩いた時の140歩、70秒強とはまるでペースが違う。池にはきれいな水が張られていた。

休養広場の長いすから西側を見下ろすと、切り株が
たくさん見える。ここは松くい虫被害木も雪害で折れ
たクロマツもそんなになかったはずだが・・・
51番地点ではこんな木が。これは一昨年の台風で
倒れたニセアカシアの幹のあちこちから出た新しい
枝なのだ。 07:39撮影
 

 陸上競技場脇に出るとなにやら倒れている。15日に通った時は気付かなかったから昨日でも倒れたのか。

大きな案内地図の右に倒れていたのは風の松原を紹介した木柱だった。土に埋め込んだ部分が朽ちている。

 この東北自然歩道の看板も腐れたなあと思ってみていたら、背後から応援歌練習の声が大きく響いてくる。
この声は4月に入ってから松林の中でよく聞こえていたが、声の主は能代工業の野球部員だったのだ。
 グランドで10数人が赤いメガホン片手に歌っていた。下右の写真真ん中の電柱の奥をたどっていくと、白い
ビニールハウス(ピッチング練習場)の前の黒い人だかりがそれだった。 昨年も一昨年も県北大会で対戦し
たときに声がデカイと感じていたが、この声は朝7時台には、大森橋付近の林の中でも聞こえているよ。

2006/4/24(月)

 19日午後から旅行に出掛け、22日夜に帰宅。23日は北秋田市合川に出掛け、24日は朝から雨だったので5日ほど風の松原を歩いていない。先日酒田市を通過したときに万里松原に立ち寄ったので、その様子を別のページで紹介するので完成するまでお待ちいただきたい。


2006/4/25(火)

 今朝も雨。午後から少し晴れてきたので、松原内を歩き始めたが、雨が降りそうになってきたので早めに切り上げ、能代公園内のさくらの様子を観察。出店の屋台が出て交通規制も敷かれているが、さくらはまだつぼみの先が少し白くなった状態。暖かい日が一日あればすぐに咲くのだが、今日の最高気温は9.4℃。明日に期待しよう。

いこいの広場の桜のつぼみも色付いた 咲きたくて待ちこがれているつぼみ
池では噴水も始まり、木々も春めいた色に
黄緑色はシロヤナギの新芽が芽吹いたところ
No.11からNo.4に向かう道路も春らしくなった
大森橋に出る直前にはレンギョウも咲いていた 大森橋工事では新しいコンクリート枠が出来つつある

2006/4/26(水)

 今日は朝と午後の2回、松原散策となったが午後の研修会は後からまた書く機会があるだろうから、朝の様子だけ。

昨朝、林内でレンギョウを見たが、いこいの広場
にもレンギョウがあった。桜が咲けば彩りが一層
鮮やかになるのだろうが・・・
いこいの広場の池側に山火事用心の横断幕が張
られたのを初めて見たのは4月15日朝だったが、
まだ紹介していなかったので記録する。
「すぐ近くにこんな花があったのだけれど、名前が
わからない」というので撮してみた。午後の研修
会で聞いたら「なにわず」だと教えてもらった。沈
丁花の仲間だそうで、オニシバリともいうそうだ。
その後から陸上競技場で一番早く桜が咲く場所に
行ってみた。この真ん中の木。土手近くまで下がっ
た枝に3輪咲いていた。午後にもう一度見に行った
時はもっと多く咲いていて写真を撮している人もいた。

2006/4/29(土:みどりの日)

 今日は風の松原バードウオッチングに参加。午前6時サン・ウッドに集合し、説明を聞いたあとで3班に分かれて「健康づくりのみち」No.9地点からNo.8地点を通り、池のほとりまで1時間以上かけて、ゆっくり野鳥を注意して探しながら歩くことだった。

サン・ウッドでの説明 池のすぐ東側にも水場があって小鳥の観察に好適
まとめの会で22種類の小鳥の名が発表された まとめの会が終わった時にオオルリがすぐ近くの
枝にとまった。

 今日はシジュウカラ、スズメ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ウグイス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ハクセキレイ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ツグミ、ホオジロ、ヒガラ、コゲラ、カケス、オオルリ、クロツグミ、アカゲラ、ルリビタキの姿または鳴き声を聞いたのだそうだが、私はオオルリの濃い青が印象的だった。まとめの会が終わるのを待っていたかのように現れて長時間私たちを楽しませてくれた。毎日のように観察に来ている人の話では、3羽来ているのだそうだ。枝にとまって動かないのでカメラ撮影にも好都合だった。

はじめは9番地点付近の木の枝にとまった あとから池の中の島の木にとまっていた
美しいという鳴き声を聞けなかったのは残念だったが、こういう姿を見ると野鳥への興味をそそられる