風の松原を歩く これまでの足跡 05年5月

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05/5/30(月)
 今日はトリムランニングコースを中心に4キロほど回った。どうも月曜日にゴミが見つかることが多い。今日のゴミはアサヒスーパードライの空き缶3本、それに焼き鳥のクシなどが中心。場所は陸上競技場近く。

写真1 コスモスの芽はこんなに大きくなった 写真2 3月頃から故障中の時計はいつ直るだろうか?
写真3 27日に見付けた花粉?はこのように乾いていた 写真4 陸上競技場入口の鉄棒は今朝も使用されていた

05/5/27(金)
 昨日、高校野球応援のため秋田市に出かけたので、今朝は雨が降っていたが長靴で風の松原に行ってみた。25日に2本しか確認できなかったコスモスが、今朝は大部分が発芽したと思えるほど一杯芽を出していた。
 先日、この場所は幅1メートル、長さ20メートルと書いたが、50歩ほどの距離があり、30m位と思われる。右の写真の白い線は柵に用いたロープ。1箇所でこんなに芽を出しているのだから、全体では1万本以上も芽を出しているのじゃないかな。

 雨の日には散策を取り止めることが多いのだが、こうして歩いてみると早朝から散歩している人は多い。私のように長靴を履き傘を差している人も多い。下の写真を見ていただきたい。気になったことは、黄色の粉のようなものがたくさん水たまりの端に付いていることだ。何だろうか。黄砂が流れ込んだという報道はないし、花粉なのだろうか?家に戻って庭の植木を見たら、バラの葉にも付いていた。


05/5/25(水)

 朝、風の松原に到着すると「今日はこのコースで回ろう」と考え、歩き回るうちに自然に頭の中で原稿が出来上がる。原稿が出来る途中で、原稿修正のため、コースを変更し、家に戻ってすぐにホームページ作成ソフトに向かえばいいのだが、このページ作成は夜になることが多い。今もニュースステーションを見ながら、ページを作成している。

 以前は、風の松原に到着すると同時にシャッターを押し始め、あとから写真データをViXソフトで見ると、何時何分に風の松原に着いて、何時何分に風の松原を離れたかが分かるようになっていた。しかし、最近はシャッターを切る回数を少なくするようにしている。

 今日はいこいの広場出発 → 9番地点 → 13番地点 → G、H、I地点 → 42番地点 → A地点 → 54番地点 → 58番地点まで進み、そこから引き返して 54番地点 → 50番地点 → そこからジョギングコースを離れ、車道を通り陸上競技場へ、 そこから能代一中前 → 能代公園 → 公園内の池 → 松風庵前 → 景林神社前 → 能代一中前 → 陸上競技場側入口 → トリムランニングコースを逆回りに進む → 9番地点 → 池 → 6番地点 → 鳥居脇 → いこいの広場到着 という、これまでにないコース。所要時間は昨日とほぼ同じ時間帯の1時間半。

 左の写真は55番地点のケヤキの大木。2月か3月のページに「このケヤキの周りの木がみな切り倒されて周囲が非常に広くなった」と紹介したつもりだったが、いま過去のページを探してみても出てこない。(この近くに臨時のウッドチップ製作所が作られて「B地点〜40番地点」までのチップを産出していた?)。私の予想通り、今年、このケヤキは光をいっぱい受けて生き生きと輝いている。  

 能代一中から公園に向かう途中の右手(一中のテニスコートと能代市のテニスコートの間)には、風の松原最古の貴重な松<渡辺太郎右衛門の松>がある。説明板によると樹齢は推定200年とのことだ。しかし、「渡辺太郎右衛門は1738年まで28年間植林を続け、以後3代に亘り松を植え続けた」とあり、1738年からだと270年くらいになる。当時は名家の氏名は世襲されていたようだから、「以後三代に亘り」の三代目の太郎右衛門が植えた松と考えれば200年となるのか?

 

 最後に、5月19日に池の近くに、ねむのき苑の人たちがコスモスの種まきをしたことを紹介したのでその場所に行ってみた。1m幅で20m程の長さに亘って種を播き、柵をまわしてあるので、中を覗いて見たら、2個芽を出しているのが見つかった。写真真ん中付近の上下2本。
 まだ最初の葉だけなので確証はないが、どうもこれがコスモスの芽らしい。なお、左上の緑色は雑草の葉がうつっているもの。6日目で芽を出したことになる。

 私もコスモスが好きで昨年始めて植えてみた。昨年はキバナコスモスのオレンジと黄色がきれいに咲いたが、センセーション(普通のコスモス)は台風の被害であまり咲けなかった。
 今日は家に戻ってから種まきをした。家内の話によると、昨年も5月25日に種まきをしているという。今年は、「あかつき」、「アーリーミックス」、「変わり咲きコスモス」とキバナコスモスを植えた。昨年の体験からいうとキバナコスモスは生命力が強いので松林の道路脇でも咲くのではないだろうか。


05/5/24(火)
 今日は陸上競技場入口から入り、ジョギングコースを逆回りに回った。時刻は5時50分から7時20分まで。その中で写真1と2は、26番地点付近西側にある枯れ木の柵。よく見るとコスモスが芽を出していた。コスモスは平均気温が20度を超すと芽をだすというので我が家ではまだ種を播いていないが、もう芽吹いていた。写真2の状態は芽を出してから1週間くらい経つと思う。

写真1と2  26番地点付近西側にこんな場所があった。よく見るとコスモスが芽を出していた。

 写真3を見ても、どこで撮したか思い浮かばないが、57番から50番までの間に白い珍しい花が咲いていた(25日にもう一度57番から50番まで歩いてみたが、この木はどこにもなかった。58番付近を勘違いしていたか)。帰り際にトリムランニングコースからジョギングコース58番付近に出たら、そこに同じ花が咲いており、ウワミズサクラと名札が付いていた。(なお、ウワミズサクラはトリムランニングコースに4本咲いていた)。インターネットで検索したらこんなページが出てきた。

写真3 ウワミズサクラ 写真4 ウワミズサクラ

05/5/20(金)
 昨日の写真1の場所を通ったら、写真1のように何かを植えた跡があった。家に戻ってから新聞を読んだら、北羽新報だけでなく、秋田さきがけ新報にも写真入りで風の松原にコスモスの種を播いた記事が出ていた。北羽新報の方は写真も記事も、伝えるべきことを伝えていないような気がしたので、秋田さきがけから一部を引用させていただく。なお写真は午前9時過ぎ、秋田に行く途中立ち寄って撮影したものである。

 新聞の写真は掲載できないので、秋田さきがけ(A紙)と北羽新報(H紙)の違いを言葉で説明すると、A紙の写真は後ろに池が写っているから、すぐに場所が特定出来る。人物が小さく、特に子どもたちの顔が特定できないような配慮がうかがえる。H紙は、種まきの場所が特定できず、笑顔だが、顔で人物が特定出来てしまう。
 記事本文では、H紙は「種まきは8年に同クラブが発足して以来、社会奉仕活動の一環として、毎年同苑(ねむのき苑)と合同で実施、相互の交流の場にもなっている」と書いているが、私はそれを読んで、ン?昨年はコスモスを見なかったな?と疑問に思った。また、「種まきを楽しみにしていた利用者も多く、声を弾ませて・・・」とも書いているが「利用者」とは誰のことだろう?と疑問を持った。
 それに対しA紙は、「同クラブは社会奉仕活動の一環として同苑と協力しながら毎年コスモスを育てており、今年で九回目になる。昨年までは、能代港の道路沿いに植えていたが、塩害などの影響で育ちが悪かったため、今年は風の松原に場所を移した。この日は、同クラブ会員十五人のほか同苑の利用者や職員約五十人が参加。」と書かれていて納得した。


05/5/19(木)

 昨日作成したページの植物名を確かめようと、昨日とは逆に1100m地点から、トリムランニングコースを北に向かった。最初に発見したのは「むらさきけまん」の標識。この花は現在松原内の至る所で咲いているから間違いない。次に見つけた標識には「まぐしぐさ」とある。昨日見た草ではない。標識を一つ見落としたのかもしれない。
 そこで、今日見つけた植物名標識(いずれも小枝の先をナイフか何かで削って、そこにマジックで名前を書いたと思われる30センチくらいの高さ)を順に書いていくと、
  むらさきけまん、まぐしぐさ、こしゃく、ひめおどりこ草、にわとこの花、つるにちにち草、うばゆり、(ツボ)スミレ
という標識を見つけた。
 「つるにちにち草」は陸上競技場側入口から入った右手にたくさん咲いていたし、「こしゃく」は大森稲荷神社入口鳥居右手の丘に今が盛りとばかりに咲き乱れている。
 それよりも驚いたのは、私と同じようにデジカメ持参で植物の写真を撮りながら歩いている人がいたことだった。朝6時半頃にフラッシュ発光の写真を撮っていったいどうするんだろうか。

 歩き終わっていこいの広場に戻ってきた時にポツポツと雨が落ちてきていたが、ふと下を見ると道端に1メートル程の幅で耕した跡があった(写真1)。今日は1100m地点から北に向かったので分からなかったのだ。昨日は時計塔を撮したあとにここを通ったはずだが、まるで記憶にない。昨夜から今朝にかけては強風で、松枯れ枝が道に落ちている所が何箇所もあったが、いこいの広場東側のベンチが逆さまになっていた。

写真1 この場所を耕して何を植えるのだろうか? 写真2 ベンチが逆さまになるほどの強風とは?

05/5/18(水)
 昨日の午後、車で風の松原の車道を通りかかったら、東北森林管理局のワゴン車が停まっていて、測量らしき作業をしている人たちがいました。そこで今日はジョギングコースとトリムランニングコースを両方歩いてみました。

写真1  05/5/18 朝6:37 桜は新緑に変わった 写真2  05/5/18 8番地点の杉林に黄色のハチマキ
写真3  05/5/18 10番地点南側に枯れ枝の山が 写真4  05/5/18 6番地点近くの作業跡

 写真1の時計は今日は時刻が正確だった。一昨日は30分ほど遅れていたから、定期的に見回りをして時刻を直したり、広場内の掃除などもしているのだろう。
 写真2はいこいの広場すぐ近くの杉林だが、ここに黄色いハチマキがつけられたのは最近ではないかもしれない。病気ではないはずだから、間引き対象なのだろうか。
 写真3はいつからここにあるのか不明だが、誰かが林内から道路際まで引っ張って来たのかもしれない。森林管理署か市役所で片づけていただきたい。
 写真4が昨日見た作業だろう。道路と国有林の境界石を確認していたのだろうか。近くの数箇所で境界石の場所が掘り起こされ、確認されていた。

写真5 05/5/18 測量標識? 写真6 植物名「ひめおどりこ草」
写真7 05/5/18 植物名「むらさきけまん」 写真8 05/5/18 植物名「  ?  」

 写真5はトリムランニングコース1400m付近だったかの測量標識跡。今回のものかどうかは不明。
 写真6から写真8は木の枝を削って植物名を書いたもの。いずれも削った部分にひらがなでそこに咲いている花の名前を書いていた。以前13番地点から30番地点にかけての小径に植物名を書いた枝が付けられていたが、そちらはもう少し太い枝にカタカナで書かれていたが、こちらとは筆跡も異なる。写真を拡大すれば植物名を読むことが出来ると思っていたが、拡大しても読めないので、次回は読めるような写真を撮ってこよう。


05/5/17(火)
 パソコンに向かい、このページを更新するのが9日以来だということに気付いて驚いている。このページに書きたいことは一杯あったのだが、他のことに紛れて忘れてしまっていた。ある会誌への原稿締め切りが迫っていた。タイトルを<『風の松原を歩く』を作って>としたのはいいのだが、書きたい内容が多く、672文字には書ききれなかった。昨夜は結局中断して布団に入ったが、なかなか寝付けない。寝ながらいろいろ考えていて、ふと案が浮かび、内容を一つに絞ってまとめたのが次の文章である。

 退職した昨年の4月と5月は<長年の疲れを癒す>という口実で毎日のんびりと過ごしていた。体重の増加に気付いた6月から風の松原を歩き始め、その様子をインターネットホームページ『風の松原を歩く』に記録しはじめた。
 詳しくはそのホームページを見ていただきたいが、歩き始めて感じたことは次のようなことである。
 はじめは松の緑の素晴らしさを感じながら歩いていた。ジョギングコースとトリムランニングコースは緑の色合いが異なるが、それぞれに風情があった。6月下旬に松くい虫防除の薬剤散布が始まり、マツノマダラカミキリを展示した看板が600m地点に立つまでは松枯れにまるで気付かなかった。
 7月中旬、大森稲荷神社近くの松が一本コース上に倒れていた。松くい虫被害木だった。トリムランニングコースには、幹に穴があき、枝がほとんどない被害木がたくさんあることが分かってきた。はじめ感動したトリムランニングコースの緑は、実はクロマツよりもニセアカシアや桜など広葉樹の緑だったのだ。
 日頃地元産のハチミツのお世話になっているが、クロマツの生育にとっては、ニセアカシアとは敵対関係にあることも分かった。
 ジョギングコースでは実生のクロマツの苗木を見かけることもあるが、光が不足で世代更新はできない。それに対しニセアカシアは根を張ってどんどん広がっていく。このまま十数年も経つと、秋にはニセアカシアやカスミザクラなど落葉した木々の間を散策することになるのではないかと心配している。

 今日の冒頭に書いた「このページに書きたいこと」の一つは、5月15日(日)の北羽新報「読者のひろば」に掲載された「風の松原クリーンアップに参加して」という投書についてです。投書は北羽新報のWebページには掲載されないので、概略を紹介すると、<風の松原ファン、42歳>という投稿者が、 「とこどき風の松原を散策しており、その恩返しのつもりで、今回初めて風の松原のクリーンアップに参加しました」という書き出しで、感想と提案を寄せている。

 私なりに要約すると、感想は、「貴重な休日をこんなに大勢の子どもさんたちをはじめ市民のみなさんが集まって汗を流していることに感動しました。毎回クリーンアップに参加している人の話を聞くと、以前に比べごみの量は格段に少なくなったということで、こうした運動が松原をきれいにという無言の成果につながっていると感じました」
 提案は、「ぜひ今後も多くの市民にクリーンアップを体験してもらいたい」「(クリーンアップが)終わった後、風の松原の観察会や散策、ジョギング会、ゲーム大会などを開いたらいかがでしょうか」

 5月8日の項にも書いたが、今年は4月10日にも「風の松原クリーンアップ」が行われている(4月10日の項にも写真と文章を載せている)。5月8日の「風の松原ボランティア大会」はクリーンアップではなく、松枯れの枝を除去するのが主な目的であったのだが、趣旨が徹底されていないのではないか。解決策としては、3月に「市政だより」に掲載する際に4月のクリーンアップと5月のボランティアとを列記してPRするほか、風の松原地内に3箇所設けられている掲示板にハッキリと掲示すべきである。毎日散策している人にとっては、ほとんど毎日目にする掲示板だからPRが徹底するだろう。

 5月8日にごみが少なかった理由としては、@4月10日に風の松原クリーンアップがあったこと A市民のゴミに対する意識が高まってきたこと の他に、B毎日のように風の松原地内のゴミを拾い集めている人たちがいること を忘れてはなりません。下の写真はどちらもゴミ袋を持って歩いている人の写真です。私は、カメラ、ラジオ、折りたたみ傘、携帯電話等を持って歩いているのでゴミ袋は持っていませんが、この人たちのようにゴミ袋持参で散歩している人たちが増えています。この人たちのおかげで風の松原のゴミは目立たなくなっているのです。

05/5/16 朝6:50 ゴミを拾っている人 05/4/28 朝7:05 ゴミを拾っている人たち

05/5/9(月)
 今日は、「風の松原に守られる人々の会」のベテランの方々から、主に植物の名前や特徴を聞きながら、いこいの広場 → 10番地点 → 13番地点 → G地点 → 30番地点 → 35番地点 → C地点 → D地点 → 1100m地点 → いこいの広場と歩いた。所要時間は2時間半くらいだったが、木の名前や植物名をほとんど知らない私にとっては撮影とメモで大忙しのひとときだった。この時の写真は整理ができ次第、別ページで紹介したい。100メートルを65秒とか70秒とかと早く歩くだけではなく、周囲を観察しながら歩くことの大切さを教わった。


05/5/8 「風の松原を守る市民ボランティア大会」

 ボランティア大会の開会式が9時からとなっていたが、私が陸上競技場に着いた時には既に多くの人たちが集まっていた。会場はエナジアムパークと2箇所に分かれているので、参加者数は不明。先日の北羽新報では「締め切り後の4月25日現在で申込者は605人」となっていたので、明日の新聞発表が楽しみだ。(<作成中>として9日午前中に風の松原に出向いていたので、午後に戻ってから北羽新報と秋田魁新報を見たら、どちらも900人参加となっていた。)

写真1 会場に近づくと既に多くの人が集まっていた 写真2 開会式風景
写真3 開会式でのボランティア大会会長あいさつ 写真4 開会式後にゴミ袋やタンカを受け取り、現場へ

 開会式では「風の松原ボランティア協議会」の清水会長さんがあいさつ。その中で「760ヘクタールに160万本」と紹介。その後県知事、東北森林管理局長、能代市長と3名があいさつ。進行の人の声と清水会長のあいさつはハッキリと聞き取ることが出来、録音することも出来たのに、写真2や3を撮影していた私の場所からは、知事のあいさつも聞き取りにくかったが、東北森林管理所長のあいさつはほとんど聞き取れなかった。当然ながら録音機では進行の人の声しか聞き取ることが出来なかった。
 その後、豊沢市長のあいさつでは「760ヘクタールに700万本」と言っていたように聞こえたがこれは私の聞き間違いか?。
 なぜそれを問題にしたかというと、能代市の公式ホームページには「760ヘクタールに700万本」と書いているからだ。公式ホームページ参照。これでは1メートル四方の面積に1本ずつ生えていることになり、苗木を植えたばかりの時はもっと多いのだろうが、50年以上も経た松も多い中で、今でも「760ヘクタールに700万本」とは考えられないからだ。

 私は「今日は松枝の搬出作業を希望」して参加した。申込用紙にそう記入してFAXし、事前に「風の松原を守る市民ボランティア大会」参加申込みされた皆様へというA4判表裏カラー印刷の作業内容を知らせる用紙も送られてきていた。

 一人で参加申込みした私の誤算は、@の※に書いてあった「1つのたんかを2〜4人で利用して下さい」という1行を見落としたことであった。上記写真4の場所にタンカを受け取りに行って始めて、一緒にタンカを持つ人がいないことに気付いたのだ。結局最後までその場に残って、タンカを配っていた人と一緒に作業を始めた。最後まで残っていて分かったことは、私と同年齢の人たちで、毎日のように風の松原を歩いていた人が、風の松原に感謝しようとして松枝の搬出作業に申込みながら、結局ゴミ袋を受け取って林の中に入っていったことだ。
 事務局を担当している能代市農林整備係では、申込み数に応じてタンカを準備したと思うのだが、私が作業を開始する時にまだ相当数のタンカが残っていたこと。結局残ったタンカは、まだ作業が続いているうちに、使用されずにトラックで運び去られた。

 昨年6月から風の松原を歩き始め、今回初めてこの風の松原市民ボランティア大会に参加した私にとっては、とまどいの多い会で、なぜこれが「大会」なのかも分からなかったが、一昨年の第1回から参加している人にとっては、作業内容の説明を聞く必要もなかったのかもしれない。デレキ(鉄製の火箸のようなもの)を持参した人も多く(作業説明書や広報には書いていなかったなあ)、開会式終了と同時に「行くぞ」と声を掛けて、今回は高校生の作業場所に指定されている区域に入っていった人たちも多かった。

 あいさつを4人に話してもらうよりも、作業内容説明の徹底に時間をかけるべきだと感じた。団体で参加した能代高校と能代西高校の生徒達は、学校で事前説明があったのか、「なぜ松枝を集めるのか」「なぜ腐った松枝は集める必要がないのか」などを分かっているようだったが、大人の方は落ちている枯れ枝をすべて拾っている人たちが多かった。私たちが拾う必要がないと思って残してきた枝も、他の人たちのグループによって運ばれた場合が多かった。

 毎日のように風の松原を歩いていると、4月10日のクリーンアップデーで風の松原のゴミ拾いをした後は、まだそんなにゴミは溜まっていない。9日の北羽新報の記事にも、一方、ごみ拾いを担当した人からは「ほとんど見当たらない」、「ごみが少ないのはいいことだけれど・・・」と意気込みとは裏腹な”肩透かし”を歓迎する声が聞かれるほどで、途中で枝拾いに切り替える人もいた。しかし、・・・ごみは軽トラックに山盛り1台分が収集された。と報道されている。

 作業風景

写真5 枯れた松枝をタンカで運び込んでいる 写真6 ローダーのバケットに入れる順番待ち

 タンカで運んだ松枝をショベルローダーで10トンダンプに積み込むのだが、この場所にはダンプは何台か待機しているものの、ショベルローダーが1台しかいないので、積み込むのに順番待ちをしなければならなかった。今回は余分なタンカがあったのだから、松枝タンカをこの場所に置いて、別のタンカを持って林内に入るようにすれば、もっと効率がよかったのではないだろうか。高校生はタンカを4人で運んでいたが、一般の人たちは2人で運んでいる場合が多かった。緑色のジャージーは能代西高の生徒達。紺色のジャージーは能代高校の生徒達。


05/5/8(日)
 天気予報では晴れるはずだったが、今朝も雨。陸上競技場入口から入った100m地点(写真1)は雨に濡れたクロマツの幹と新芽の黄緑の対比が素晴らしくきれいだった。ところが56番地点付近まで行ったら、道路に倒れている桜の木を発見(写真2)。昨日秋田では瞬間最大23メートルの強風が吹いたというニュースがあったから、その影響かもしれない。

写真1 ジョギングコース逆回り100m地点 写真2 56番地点付近で道路に倒れた桜

 健康づくりのみちを進んでC地点から35番地点に曲がると写真3の風景になる。この黄緑はものすごくきれいだった。広葉樹の背丈がまだ低い。
 27番地点付近から13番地点に向かう小径に入ると写真4の風景となる。それが30番地点付近から入る小径と交差する場所に近づく(写真5)と広葉樹の背丈が高くなっているのがわかる。
 写真6は13番地点から30番に抜ける小径の入口(左端に「3号線」という古い標識あり)。朝に散歩する人たちには人気が高い。

写真3 木材チップの道の先を左に折れるとまもなく35地点 写真4 27番地点から小径に折れる(広葉樹が少ない) 
写真5 写真4をI地点まで来ると広葉樹が多いのがわかる 写真6 13番地点から小径に入る(広葉樹は桜が主)

05/5/7(土)
 もうゴールデンウイークもおしまいに近いが、今日はゴールデンウイークが始まって初めての雨。散歩に出かける天気でもなく、桜にも煩わされることがなくなったので、風の松原散歩コース略図第7版を作成した。画面上では線がよじれて見えるが、PDFファイルの容量を大きく作ったので、原板からパソコン上でコピーしたものと、インターネットのPDFファイルから印刷したものとはほとんど同質なものが出来上がった。しかし、コース上に付けた番号や記号の線が細かったため、画面上でハッキリと読めないのが難点だ。1番から59番までの番号はジョギングコースの標識の番号、900〜1700もトリムランニングコースの標識番号、AからYまでの記号は十字路などに付けたものだ。
 今回は点線の小径に「散策者の少ない小径」と名付けたが、点線部分をもう少し増やすべきだった。理由は、冬の間に行われた「健康づくりのみち」の工事のため、作業用のトラックや重機、雪上車などが林内を走り回り、そのキャタビラーで小径が潰されたり、小径の脇に大きな道路が出現し、どこが本来の小径なのかわからなくなってしまった場所があるためだ。(自分でこの地図を見てもよく読めない。早期に改善が必要だ)

05/5/6(金)
 5月に入り何度か歩いたのだが、「能代の桜」のページを更新していたのでこちらまで手が回らなかった。松原の中では5月8日実施の「風の松原を守る市民ボランティア大会」の準備が着々と進んでいる。また、朝の天候は素晴らしく、白神山地もハッキリと見えた。

陸上競技場側入口もゴミ置き場に 道端の枝には番号を書いたピンクのリボン
こちらもゴミ置き場に 48番地点近くの高台からは白神山地がハッキリ見える

 風の松原に桜の木が多いことは、前にもいつか書いたはずだが、クロマツ被害木や昨年の台風被害のニセアカシアが切り倒されたおかげで、桜の高木が一段と目立つようになった。この写真は後日掲載しよう。


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